自分の意見を持ってはいけない。上司には逆らわない、組織の兵隊は意思を持ってはいけない。

高校生ぐらいの時に1回読んだ気がするんだけれど、その当時とは全く違う箇所が目についた。

  • 上司に逆らって正しいことを言うよりは、上司に従って一緒に間違った方が良い
  • 強い組織は末端の思考・判断力を奪って、何かを考えさせないことにより、上意下達を徹底する

これは、かなり良いところを突いていると思う。レイダリオのブリッジウォーターのように、アイデア・メリクトラシーを採用していて、組織構成員の多様な意見を尊重して正しい意思決定をしようとしている組織では、末端兵隊であっても自分の意見を申すことが重要である。たとえ、上司に逆らうとしても。

 

 

ところが、大方の人間にとっては、上司に逆らって意見を申すことなど求められていない。それはアメリカも日本も同じ。下の人間が上の人間に対して正しいことを言って、それが通るのは「限られた世界」「限られた人間」だけ。話が通ったとして、実際に下の人間が正しかったとしても、それを「正しい」としっかり汲み上げて評価してくれるのも限られた組織、シーンだけ。だから、いずれどこかで人は、組織で働く限界に気付くようになる。

グーグルとか、アップルとか、ブリッジウォーターとかで、「天才」「秀才」として認められて迎え入れられた人間だけが、自分の意見を求められる。組織の中で働いて、楽しいと感じている人も世の中にはいることにはいる。でも、一部だけ。外資系企業ですら、実は上司にヘコヘコであることはあまり知られていない。

現実的な話をすると、「自分の意見を持つ」なんてことが求められているのは、象牙の塔が飾られた園内だけ。大学からシャバに出て、まずそのギャップで苦しむと思う。自分の意見なんて持っちゃいけないんだ、発言権なんて無いんだ、ということに皆気付かされる。だからSNSは流行ったんだよ。笑。

組織で出世するためには、末端兵隊時代には意思を持たずに徹底して奉公すること。手足としてよく働くこと。そのうち、信用や信頼が出てきたら多少なり発言権は出てくる。それでも、ずーっと暫くの間、「上が示した方向性」の中で、自分なりに頭を働かせ、あれこれする必要がある。使われる、というのはそういうこと。

仕事が面白く無いのは、「自分の意見が通る」程度の自己実現すら、相当なプロフェッショナルでなければ難しいということ。だから、いずれ人は仕事に希望を失っていく。誰だって、いい歳になれば、「社会人になったらある程度、我慢がたくさんあるんだ、だから仕事に邁進して頑張ろう」と思う。ところが、現実の世界では、仕事をちゃんとやろうとした結果としての自分の意見を持ち、通すことすら許容されないことに気づく。組織の原理に従い、求められたことを求められた通りにやりなさい。あなたの強みや職能、経験を組織のために活かしなさい。やり方は上が決める・・・・・。そらそうだ。

どこの組織も、募集の要件が「素直さ」だったりするのはワケがある。


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西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

「人生を変える」にフォーカスしたブランド
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。