人生で一番、記憶に残っている営業。究極の営業。

人生で一番、記憶に残っている営業。それは、とあるお洋服屋さんで買い物をした時。

お洋服屋さんあるあるとして、「やたら声をかけてくるのが嫌」「やたら売り込みしてくるのが嫌」っての、あると思います。私も、これまでに色々、変な営業されてきました。

もともと、服について興味が薄い方で、かなり無知なのですが、お金を持ち始めてから、リサーチも含めて色々、買いに行くようにしています。その際、大体の店頭スタッフというのは、自分(買い手)が興味を持ったものについて、

「これいいですよね〜」

とかいう感じで、色々推してくる。自分が興味を持った服について、あれこれと詳細知識を言ってきて、クロージングをかけてくる。で、こっちが、「やっぱこれいいわ」ってなって、他のものに興味を持ったらまた、

「これいいですよね〜」

みたいな感じ。これの繰り返し。

 

でも、私が人生で一番気に入った営業というか、心に残っているのがあって、その時、販売スタッフの彼は、私が買おうとしたものを否定。というか、「え、そっちいきます?」みたいな勢いで怪訝な目を向けてくる。笑

で、彼は彼なりのこだわりというか、世界観があって、彼の基準で「これ、良いですよ」ってすすめてくれた。「別に他でも良いですけど、僕としてはこれがオススメですね」って。

彼が、膨大な商品知識と購入経験をもとに、「これは良い」ってすすめてくれたんだけど、なぜそれが良いのかっていう理由については、彼の人生ストーリーに根付くお話があって。結局、私は彼の言う通りにそれを買った。でも、買った当初は、「あれ・・・・言われるがままに買っちゃったなぁ」という感じだった。で、買った後、数日ぐらいは後悔した。買わなきゃよかったと。値段も値段だったし。

 

でも、それから数ヶ月経って、ふとした時に、彼にすすめてもらったものを身に纏いながら、思った。うわ、これ買って良かったわ、ってね。人って、生きている間にたくさんの服を買うと思うんだけれど、時間が経っても、「これ買って良かったわぁ」ってなるの、すごく少ない。最初に失敗したかな?って思ったものに限って、実は長きにわたってお気に入りであり続けるってことはあると思う。実はそこにセールスの秘密があるのではないだろうか。彼に教えてもらい、売ってもらったのはずっと気に入っている。お気に入り。超お気に入り。そして、彼の存在だけは、並み居る営業マンの記憶の中で、ダントツで残っている。というか、彼しか記憶に残っていないぐらい。23歳ぐらいの若い人だったけれど、すごくこだわりがあって、独自の世界観があって、売り手である自分自身がその商品世界の買い手として熟練していた人間だからこその提案。

 

営業の意義はどこにあるのか。

販売の意義はどこにあるのか。

お客さんが欲しいものを提供する、というのはとても大切なことだとされているし、お客さんの気持ちを尊重せよというのはよく言われる。だけれど、私からすると、長い目でみて「買い手が本当に満足」するのは、買い手が一人だったら絶対手に取らなかったようなプロダクトを提供されたときだと思うんだよね。人間って、実は、自分一人で決めて買ったものに満足できないようになっていると思う。

自分が欲しいと思い、自分で決めて買ったものは、過去のクセ・パターンの踏襲でしかない。そこにはサプライズがない。過去の延長でしかない。自分の枠外を越えられないものだから、そこには面白みも何もない。っていうか、客が完全に自分一人で判断し、ものを買い、決めるのであれば営業員・販売員の存在意義って無くない?いらなくない?

 

ゴリ押しやセールスはダメだとされているけれど、私は、「適切なゴリ押し」「適切なセールス」は、素晴らしいものだと思う。買い手がもともと望んでいなかったものを買わせる、使わせる。そうすると、その人は世界が広がる。そこには驚きや喜びがある。

そういった、サプライズ感のあるセールスを行うためには、売り手側に信頼が無ければならない。この人がすすめるものを買ったら面白いという感覚。ここで買ったものは素晴らしいという感覚。これが世間で言う、営業マンの理想、営業の理想。つまり、「その人を買う」とか「その店を買う」とか「そのブランドを買う」ってやつだと思う。

売り手には信念が必要である、とか言われるのはソレだと思う。

セールスはある種のリーダーシップでもあり、「この人についていってみよう」と思わせるものがあるなら、その販売員やお店は、ブランド化すると思う。お客さんに媚びすぎない、でもお客さんをシカトしすぎない。その塩梅。難しいけれど、卓越した基準・物差しがあるところは、熱狂的に愛される。リピートされる。

 

PS

もちろん、西園寺さんもその基準で販売しようと思っています。

基本的に私は「お客様は神様なんて糞食らえ」だと思っていますが、(見てお分かりの通り)なかなかの凝り性な部分があって、自分なりのフィルター・世界観がしっかりしてます。強烈です、かなり。


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西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

「人生を変える」にフォーカスしたブランド
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。