夜道を歩いて、何も見えなかったあの頃を思う

田舎の夜道は怪しい。

街灯が無いし、いつ後ろから襲われてもおかしく無い。

特に、海沿いは使い古された倉庫や汚い漁船が目に入る。

仮面ライダーの悪者は海沿いの倉庫で会合するし、船越英一郎は海辺の崖で見せ場があるし、警察ドラマでも犯人は港に追い込まれる。

だから、潮の香りと殺伐とした景色があわされば、どうも怪しい雰囲気がする。実際、田舎のヤンキーが好きな溜まり場はこーゆーところだったりする。

心が殺伐とした人間は、殺伐とした環境を好む。環境と心境は切っても切り離せない。落書きや割れた窓ガラスがそのままの学校は、生徒も荒れる傾向にあるという。たしか、ニューヨークかどっかでも、落書き消しや街の清掃を徹底することで犯罪が減ったみたいな話は聞いたことがある。

 

若い頃、本当によく、怪しい香りがするところを一人でフラついたと思う。流石に樹海は怖いけど、海辺とかネオン街とかあるいはひたすら道路が続く道のりとかね。

東京の都心で生まれ育った人間はわからないかもしれないけど、基本的に、日本全国どこでも、少しハズレの方に行くと怪しい景色が広がってる。

頭文字Dとかの舞台になりそうな感じだ。悪い若者が集まって車でも暴れさせそうな所。

 

なぜか知らないけれど、若い心はどうも殺伐とする傾向にあると思う。最近のJK、JDとかは監視社会なせいで比較的いい子ちゃんの傾向にあるけれど、プリクラとかたまごっちが全盛だった時代にティーンエイジャーやってたような女たちは案外やばい。そして、その世代が今、ドヤ顔してママやってる。バブルの世代のお偉いオヤジどもも、東南アジアで大々的に買春やってたりとまぁ、ろくでもない。というか、昔は、悪がカッコいいみたいなブームはずっとあった。

昔、ティーンの女子にウケて社会現象を起こしてたような漫画は、妊娠、中絶、ドラック、売春、レイプ、DVみたいなのが生々しく描写されていたし、今、30代、40代でスターとして輝いてるような名優、著名芸能人たちはその原作をもとにしたドラマなんかで成り上がってきてたりする。

良くも悪くも、若い世代というのは、社会に反発するロックな気持ちと、そこから芽生えるアングラへの興味、思春期特有のモヤモヤした心を抱えて、それを合法的に社会活動、特に表現へと昇華させる中で、カリスマやムーヴメント、謎文化を生んできた。

スティーブ・ジョブズもヒッピー文化を継承している。

 

名実ともに、もはや私は若者という域を脱しつつある。がむしゃらにもがいて、苦しみながら、運が良いことに社会の中で己の身を立て、旗を立てる術や実力、立ち位置を確立してしまった感がある。

汚い作業着みたいな格好して、400ccのバイクを乗り回していたあの頃に散々見ていたような景色を、小洒落たスーツに小洒落た革靴で見てる自分がここにいる。

 

若いということは素晴らしい。どうしようもなく素晴らしい。

怖いものなんて無かった。明日なんて考えちゃいなかった。体力が有り余っていた。無知ゆえに無敵だと思っていた。

今しかできないこと、今やらないと未来はもっとやりづらくなるであろうこと、どうしても想いが抑えきれないもの、あると思う。それは絶対にやっておくべきだと思う。そして、若いからこそ有利に立てる世界、あると思う。

 

でも、本当のことを言うと、人間は時間に対する認識が狂ってるから、頭の中で勝手な編集作業してる。そのせいで、人生観を間違えてる。

本当のこと言うと、ぜんぶ、今しかできないことなんだけどね。

でも、順番が違うだけで手に入るものも入らなくなるってのは本当だと思うよ。

 

PS

何が人生を狂わせるか教えようか?何が人を不幸にするか教えようか?

ギャンブル?借金?失業?詐欺にあうこと?

違うね。

 

恋愛と結婚だよ。


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西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

「人生を変える」にフォーカスしたブランド
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。