貯金

郵便貯金制度が始まったのは明治時代。普及したのは昭和10年代。日中戦争から太平洋戦争に突入しようとしていた時代のこと。政府は戦費調達のために、国民が銀行や郵便局に預けた預貯金を使うことにした。この頃からプロパガンダは始まる。昭和13年には国民貯蓄奨励局が設置されて、貯蓄奨励キャンペーンが始まった。昭和16年には国民貯蓄組合法によってキャンペーンはさらに強化される。この法律は、自治体や職場、学校ごとに貯蓄のための組合を結成するというもので、国民が何らかの組合に所属させられ、そこを通じて貯蓄を強制されるようになった。また、当時、あちこちで配布されていたポスターには貯蓄を美徳する価値観を流布するためのものが溢れかえっていた。ちょうどこの頃に、日本の貯金奨励価値観は醸成され、固まったことになる。この世代でがっつり洗脳された人間の子には同様の教育が親からなされ、またその子へ・・・・・・と、現代に影響

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