銀行までで止まるお金、庶民にまで行き渡るお金

経済ニュースをみて、ようわからんなぁ、て思いませんか。日銀がーとか、政府がーとか、よくわからんですよね。でも、見るべきポイントってあります。基本的に、政治主導で経済を刺激していくときは、政府が金を出して仕事をつくるとか、公務員増やすとかが一つ目。つまり、政府が金を出して市場を刺激します。

公共事業
社会保障の負担の軽減[7]
補助金の拡充[7](定額給付金など[8])
非正規労働者への質の高い職業訓練[7]
失業保険の拡充[7]
看護・介護、学校教育などへの支出の拡充[7]
保育園・託児所の拡充[9]
直接雇用の創出(看護師・介護士、公立幼稚園・保育園の職員、学校の教員、警察官・地域の安全を守る保安要員、公務員・半官半民など)[7]
学生に対する奨学金の拡充[10]

wikiより

で、もう一個。それが日銀関連です。この日銀ってのがややこしいですが、政府と日銀は別です。ここポイントです。一応、日銀は独立性を保つ機関なんですね。

繰り返します。政府と日銀は別です。

三権分立ってありましたよね。立法、行政、司法。国家権力というくくりでみたらそれぞれ別で独立してるという建前らしいですが。

日銀も、独立してます。

この日銀は、いわゆる『銀行の銀行』で、日銀主導で何か手が打たれると、市中銀行、いわゆる普通の銀行の状況が変わります。別に、私たちパンピーは日銀とは特にあれこれは無いですね。銀行は影響を受けます。言い方を変えれば、日銀は間接的に市場に影響を与えようとする。しかし、市場に対して実際にどうマネーを供給するかは銀行が決めることです。

営利を求めている銀行は、やはり貸し倒れを恐れて慎重になりますが、とはいえ、大量のマネーが流れ込んでくるわけです。むやみやたら融資は行われないけれど、融資は行われやすい圧力はかかる。銀行だって金だけ持ってても意味がありません。金は置いとくと腐りますから。

政府や日銀が、いかにも世の中にお金をバラまいてるイメージがありますが、実際は銀行で止まってる。そして、その銀行が金を貸してる先から潤っていきます。あるいは銀行が運用してる先とか。

ダイレクトに市場に金をバラまくと、ご想像の通り、物価が跳ね上がる危険があります。いわゆるインフレですね。たとえば、ヘリコプターからお金をバラまいてるのを想像してみてください。みんながお金を鷲掴み状態。これになると、インフレになりますね。

経済ってうまいことできてますね。銀行を通して、徐々に、、、ってなわけ。

基本的に、政治がやることは、間接的な市場刺激が多いので、基本的には遅効性だし、時間がかかるとされてるし、さらに、なんか一部の人だけ盛り上がって潤ってるように見えるわけですね。実際その通りです。庶民の生活の質向上の実感が感じにくい、ってやつ。でも、庶民でもリテラシーが高い人は、政治動向に注視して、政治動向と関連がダイレクトなところをチェックしています。そしてそこに便乗しようとします。

今、不動産仲介の人とか元気でしょうね。私の知人も元気ですよ。そのポジション、関係する三方が全部バブルですから。

https://mainichi.jp/articles/20150326/mog/00m/020/002000c

なぜジムロジャーズ が、『将来的にabeは日本を殺した人間として記憶されることになるだろう』と言っているのかを理解するのは大切です。基本的に、社会の一部で投機熱が起こって無関係を装っても、かならずどこかでリスク転嫁されます。実体経済が刺激によって上向かないと、どこかでツケが回ってきます。

勘の良い方はお気づきでしょうが、今の日本で大切なのは、既得権益層が死ぬこと、年寄りが死ぬこと、金融業界の大掃除が行われることです。足し算ではなく引き算の発想です。経済を人間の流れで例えるのなら、金は血です。血の流れが悪くなってるところがあるのです。意味なく血の流れをせきとめてるところがある。

バブル期の不良債権問題は長く尾を引きましたが、金融危機が起こると、お決まりのパターンですが政治から救済のマネーがあちこちに投下されます。その原資は税金です。誰がツケを払うのか。国民です。その回収は国民に対する締め付けで実行されます。

消費税が3%から5%に上がった時も、医療費の負担が上がった時もそうでした。

金融の語源は金の融通です。金の融通がうまく回る世の中で生きてると、新しいチャレンジがしやすかったり、いろいろと世の中がスムーズに回ることがわかるはずです。(資産運用もしやすくなるかもしれません。昔は証券会社に1000万円預けたら老後はなんとかなる、みたいな空気もあったそうですよ。これはまぁ、良い金融が機能してた時代の例ではありませんが)

基本的に、政治も金融も、国民をあてにしてるというか、担保にしてる部分があります。そして、日本はマイナンバーやら、富裕層の海外逃避防止策やら、あれこれやって締め付けをジワジワ開始してます。アメリカも日本も、金融機関を国民の金で救済するという悪しき風習ができてしまいました。本来、金融は実体経済に奉仕する存在ですが、無駄に膨れ上がってますね。業種別の1時間あたりの生産性というか稼ぎの効率を見ても、金融は圧倒的です。だから膨らみますね。

小学生とかは、『お金持ちのお金をみんなに分ければみんながハッピーになるんじゃないのぉ?』とシンプルに考えるでしょうが、これは案外馬鹿にできません。メスを入れると全体が幸福になる金持ちと、ならない金持ちがあります。ただお金持ちを貧乏にしては意味ないですが、心臓のすぐ近くに救って、心臓が一生懸命に血液を送ってもそれをせき止めてしまってるものはメスを入れなければなりません。それが金融です。銀行、保険、証券です。

『巨額の不良債権』→『貸し渋り』

この二つの単語を見ても、誰が負担を食らうのか、わかると思います。

実際、今世の中ではFintechというフレーズで、銀行不要の仕組みを構築しようという動きがあります。それが加速すれば、より、信用力のない人間が金策を優遇してもらいやすくなるかもしれません。

起業やチャレンジの類は、同じ日本にいても、『資金調達がしやすい場所』とそうじゃないところがあります。これは経済の全体感をわかって、うまくポジションをとることが大切です。特に資金的に大きなリスクある起業をしたい人は。

基本的に、ジャパンは、潰すものを潰さないことで悪化してきたことがたくさんあります。また、社会の構造を見ていくと、金融、医療、製薬、など、高給なのは知ってるけど何故そうなのかわからない領域は、腑に落ちて理解できます。資本主義が正常に機能している限りは、イノベーションの波はそういうところに向かいます。でなければ経済が全体的に壊死するからです。

これまでの高給業界、今の高給業界が将来的にもそうである保証はどこにもありません。これが、金目当てに生きることの怖さです。

建築、不動産、金融、医療、製薬、マスコミ、などはイノベーションの刃に切り刻まれるでしょう。

私が若者だったら、『新しい木造建築の旗手』として業界イノベーションを起こす、現在の分業の枠組みを変える、ぐらいを視野に入れないと建築の世界を目指そうと思わないし、銀行員は言うまでもないし、薬剤師もMRもテレビ局社員も微妙かな。職業会計人はテクノロジーの前にズタズタにされてるし、多分士業系全般、これから辛い。かといって広告はグーグルとフェイスブックの独占がすすんでいるし、Amazonに喰われそうな領域、アメリカが国策的に取り組んでくる領域はヤバイでしょうね。

日本の産業は、ガラパゴス化・既得権益内向き化している世界と、グローバル化や市場の動きに対応するなど積極的なマーケティング志向で鍛え上げられている世界の二つに二分化しています。後者の筆頭で強いのは任天堂とかですね。

前者には確実に変化の波が来るでしょう。

http://diamond.jp/articles/amp/60475?page=6

 

PS

先を読んで、どこに、何に賭けるか。

人生って、おもしろい。

PPS

たぶん、京都にいた方が、感性が研ぎ澄まされる。

PPPS

原点回帰っていうか、小学生が将来なりたい職業にカウントする、お花屋さん、コック、パン屋さんとかに新たな付加価値つけるチャンスが来るんじゃないかと思っている。物的に豊かになって、バーチャルの世界が膨れ上がったからこそ、感覚を癒す場所としてオフラインビジネスが再設計される気がする。

次に大きく来る産業というか社会的なニーズは読めてる!!!!


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西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

「人生を変える」にフォーカスしたブランド
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。