〈「モズラーの名刺」解説〉
モズラーが自分の子どもたちが家の手伝いをしないため、ある日「手伝いをしたらお父さんの名刺をあげるよ」と子どもたちに言った。そうすると、子どもたちは「そんなものはいらない」と答えて手伝いをしなかった。そこでモズラーは、今度は子どもたちに、「月末までに30枚の名刺を持ってこなければ家から追い出す」と伝えたところ、家から追い出されたくない子どもたちは必死に手伝いをして名刺を集め始めた、という話だ。
逸話に出てくるモズラー(お父さん)を国として考え、名刺を貨幣、子どもたちを国民として考えれば、月末に30枚の名刺を納めよという指示が加わることで、何も価値のない名刺(不換紙幣)を子どもたち(国民)が喜んで受け取る理由がわかる。「国家が自らへの支払手段として、その貨幣を受け取ると約束する」という部分をこの逸話は非常にわかりやすく示している。[中略]つまり、その貨幣が納税の際の支払い手段として使えるかどうかがその、その貨幣が流通するかどうかを決める重要な要素になる。(本書144~146頁より)
貨幣観に対するもともとの考え方が一般的な経済学で論じられる説と違う、というのが実際のMMTの根本的な特徴だと考えます。
田中 つまりMMTの貨幣観というのは「租税が貨幣を動かす」ということを示しているんです。一方、この「モズラーの名刺」に似たたとえ話があって、ポール・クルーグマンが一般の人にわかりやすくリフレ政策の趣旨を説明した「子守協同組合」という論説があります。
〈「子守協同組合」解説〉
子どものいる夫婦が何百人か集まって、「子守協同組合」をつくったのです。これは外出などの用事ができたときに、他の夫婦が子どもの面倒を見るという、子持ちの夫婦による互助組織です。各夫婦にはクーポンが配られ、子守りをしてもらうときには、子どもを預かってもらう夫婦が、子どもを預かってくれる夫婦に、そのクーポンを1枚渡すという仕組みです。各夫婦は、外出をしない間に他の子どもの子守りをしてクーポンを貯め、外出するときにそれを使う、という形です。
ところがこの組合はすぐに行き詰まってしまいました。クーポンを貯めようと考えて外出を控える夫婦が、外出する夫婦をはるかに上回ってしまったのです。子どもを預ける人はごく少数になり、組合の活動は「停滞」しました。(田中秀臣著『デフレ不況』83~84頁)
モズラーの名刺と、
子守協同組合の例え話。
使ってもらわないと価値を持たないお金について、
- 税金で吸い上げる
- 価値を落とす
が基本的な対策になる。
===
"make you feel, make you think."
SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。