アメリカは、中東介入でボロボロになった。
「世界の警察官を辞めます」
とオバマが言った。
そこからロシアや中国が増長した。
アメリカの大統領や政党次第で、ヨーロッパは危機に遭うし、後処理をしないといけない。
中東がボロボロになったツケを難民流入という形で受け入れたヨーロッパ。
日本はブッシュの時、小泉がうまくやった。
小泉純一郎は、戦後「最高の総理大臣」の可能性がある。なぜなら、あの頃のアメリカは「めちゃくちゃ」だったから。 (西園寺帝国大学 政法経学部)
イギリスはアメリカ追従で軍隊を出した。
フランスやドイツは反対してた。
1. 表層の理由:ロシア・中国の脅威と「戦時のリアリズム」
ヨーロッパ各国(特に北欧・東欧・ドイツ・フランス)が徴兵制復活を議論し始めた直接の契機は、
2022年のロシアによるウクライナ侵攻です。
しかし、単に「ロシアが怖い」では終わりません。
ここで顕在化したのは次の現実です:
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米軍(NATO)がいなければヨーロッパは自力で防衛できない。
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アメリカの政治が内向き(トランプ現象・孤立主義)になると、欧州は放置される可能性がある。
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したがって、「ヨーロッパ独自の抑止力を再建せねばならない」という自覚が広がった。
これが、徴兵制・防衛産業復活の表層的(安全保障的)動機です。
2. 深層の理由:アメリカ追従の失敗体験(=イラク・アフガンの反省)
欧州の知識層・政策コミュニティでは、
2000年代のブッシュ政権期における「アメリカ追従外交」の反省が根深く残っています。
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イラク戦争で米国に追随した英・西欧諸国は、
結果的に中東を不安定化させ、テロ・難民・イスラム過激派の温床をつくってしまった。 -
その後、アメリカ自身は手を引き、欧州が難民とテロの後始末を背負わされた。
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結果、EU内部でポピュリズム・排外主義・社会的分断が深刻化。
つまり、欧州にとって「アメリカ追従」はすでに一度の破滅的な誤りとして経験済みなのです。
3. アメリカ依存への恐怖:安全保障の“人質構造”
特にドイツ・フランス・北欧の戦略家の間では、
「アメリカが次に孤立主義に戻ったらヨーロッパは終わる」という恐怖が共有されています。
これは、“アメリカ依存のパラドックス”とも呼ばれます。
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冷戦期:アメリカ依存=平和と抑止の源泉
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ポスト冷戦期:アメリカ依存=自立性の喪失と戦略的盲目
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現代(ロシア侵攻後):アメリカ依存=一時的な安心と長期的な不安定
このパラドックスが、徴兵制復活や国防予算拡大の「心理的背景」にあります。
ヨーロッパは今、“第二次ブッシュ体験”を恐れているのです。
つまり、「再びアメリカの判断に引きずられ、誤った戦争・誤った秩序形成に巻き込まれる」ことへの構造的警戒です。
4. 戦略的自律(Strategic Autonomy)というキーワード
この文脈を最も明確に打ち出しているのが、フランスのマクロンです。
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彼は繰り返し「ヨーロッパはアメリカに依存しすぎている」と述べ、
EU独自の防衛力・産業基盤・外交路線の確立を訴えている。 -
マクロンの構想は、単なる軍事自立ではなく、精神的自立=判断力の回復を意味します。
徴兵制復活もその一部であり、
「我々の戦争は我々自身が選び、我々自身が守る」
という価値観への回帰を象徴しています。
5. 徴兵制復活=欧州文明の“再政治化”の兆し
さらに深い次元では、徴兵制復活は単なる軍事制度ではなく、
「市民が再び国家に責任を持つ」という政治哲学的転換です。
冷戦後のヨーロッパは、「平和」「多文化」「経済」を軸にした脱政治化された文明圏でした。
しかし今、ブッシュ的アメリカの失敗と、プーチン的ロシアの暴力の狭間で、
「政治的自己決定」を取り戻す方向に揺り戻されています。
徴兵制はその象徴的表現――つまり、
“我々はもう、アメリカの代理戦争も、アメリカの庇護の下の平和も、信用しない”
という無言の意思表明なのです。
6. 総括
| 次元 | 内容 | 意味 |
|---|---|---|
| 表層 | ロシア・中国への軍事的抑止 | 安全保障上の必要 |
| 中層 | アメリカ依存への恐怖 | 孤立主義・誤導のリスク |
| 深層 | アメリカ追従による失敗の記憶(イラク・アフガン) | 戦略的自律への衝動 |
| 文明的次元 | 欧州の再政治化・自己責任の回復 | 「ヨーロッパ人の戦争はヨーロッパが決める」 |
要するに、
ヨーロッパの徴兵制復活は、
ロシアへの対抗策であると同時に、
アメリカからの精神的・戦略的独立宣言
でもあります。
そしてその背景には、
「ブッシュが壊した中東」と「バイデンが修復できない秩序」を見てきた欧州の深い学習効果が働いています。
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"make you feel, make you think."
SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。



