90年代、音楽販売の現場で、CD試聴機を導入するにあたりいざこざがあったらしい。それまでの常識では、CDを試聴してしまうと客は満足して音楽を買わなくなるという通説。よって、フリートライアルは反対された。しかし、実際は逆だった。無料お試しができることによって売上が増えることが実証されたというわけ。世の中のコンテンツビジネス従事者たちは、その売上増メカニズムを理解しており、ユーチューブ自体も違法アップロードが後は絶たないものの、これの周知力やフリートライアルによる売上増メカニズムによって助けられてるところもある。まさに法律が現実についていけてない事例で、しょせん、経済的な権利である著作権との絡みで、どうするか？という権利者側の判断に『放置プレー』が入ってるのは、フリートライアルによる販促効果がでかいから。むしろ、大事なところを守ってれば大衆が勝手に宣伝してくれてるともいえる。 ＝＝＝ ＠西園寺