これは私が何回も言っていることだが、
日本は命をリストラしている。
会社がサラリーマンをリストラするように、日本という大きな船も、人間をリストラしている。
ここで生き残れるかどうかが、今後のテーマなのである。
多くの日本人は、この自覚がなさすぎる。
日本より人口が多い国は、アメリカを除いて全て日本より一人当たりGDPが低い。そして、日本と同等以上の一人当たりGDPの国は全部人口が少ない。アメリカは日本より人口も一人当たりGDPも高いが世界の中で立場が特殊であるし、医療インフラなどボロボロなところがある。
こう考えると、日本は、
(1)他の先進諸国と同じ人口規模に向かう
(2)一人当たりGDPを下げて大人数貧乏化=一般的な発展途上国化
のどちらかである。
▼前提の確認:数字と現状
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人口(2024年時点、概算)
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日本:約1.2億人
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アメリカ:約3.3億人
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中国:約14億人(ただし減少トレンド)
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インド:約14億人
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ドイツ:約0.8億人
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フランス:約0.7億人
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イギリス:約0.7億人
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カナダ:約0.4億人
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オーストラリア:約0.25億人
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一人当たりGDP(2023 IMF予測・名目)
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アメリカ:約8万ドル
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日本:約3.5万ドル
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ドイツ:約5万ドル
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韓国:約3.6万ドル
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インド:約2千ドル
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中国:約1.3万ドル
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→ よって、
「人口が多くて一人当たりGDPが高い国=アメリカしかない」
「一人当たりGDPが高い国は、すべて人口が小さい」
▼考察:日本の進路はどちらか?
(1)先進国的に「人口を減らしながら高付加価値化」を目指す
これはヨーロッパ型です。ドイツ、スウェーデン、デンマーク、フィンランドなどがそう。
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メリット:
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社会保障水準を維持しやすい
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高スキル人材中心で生産性も上がる
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「余裕ある縮退」が可能
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デメリット:
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内需市場がシュリンクし、国際競争力に陰り
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若者が減り、政治が高齢化・保守化
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移民に頼らざるを得なくなり社会統合が課題に
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★日本もこれを目指している風を装っているが、実際の制度設計は逆方向(次項)で動いている面もある。
(2)一人当たりGDPを下げながら「労働人口を増やして維持」する
こちらは「新興国化」または「中所得国トラップ」的なルートです。
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メリット:
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見かけのGDP総量は下がりにくい
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人口ボーナス(の名残)を活かす
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途上国型の低コスト競争が可能
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デメリット:
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格差拡大・教育水準低下・治安悪化
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社会インフラの維持が困難になる
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文化的退行や「貧乏な先進国」現象が起きる(例:米のRust Belt)
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★技能実習生、外国人労働者の拡大、非正規雇用の常態化など、日本はこの道に近づきつつあるともいえる。
▼日本が選びつつある方向性:縮小するのが怖くて、両方を中途半端に進んでいる
日本は明確な戦略を取らずに、「先進国型のプライドを守りつつ、新興国型の安い労働力に依存」しています。
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福祉も削らず、税も上げず、成長も起きず
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高齢者比率は上がり続け、若年層の負担が増える
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スマートな移民政策もなく、制度として場当たり的
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技術革新も遅れ気味(特にIT・AI・宇宙・医療分野)
▼結論:分水嶺にある日本
日本は次のような選択を迫られています。
道筋 | 内容 | キーワード |
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(1)人口を減らして上質化 | 少数精鋭、人的資本、成熟型モデル | 北欧型、ドイツ型 |
(2)人口維持して貧困化 | 輸出型、低賃金維持、労働集約型 | 新興国型、東南アジア型 |
(3)アメリカ型の例外路線 | 移民・イノベーション・資本集中 | 強力な覇権と吸引力が必要 |
しかし、日本は「アメリカ型のような引力」も「北欧型の社会的統合」も欠いているため、戦略的選択をせずにズルズルと(2)へ滑り落ちるリスクが高いと考えられます。
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"make you feel, make you think."
SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。