失敗が噂されるイマーシブフォート東京の集客を推定してみる

 

まず、各テーマパークの検索数の連動データを見る。

テーマパークの集客規模が大きいほど、検索数も連動する傾向があること、そしてこれに応じて

  • 西武園ゆうえんち
  • ネスタリゾート

の集客は、現在うまくいっていないことは既に示した。

これらのパークは集客実績を公表していないが、都合が悪いために公表していないと考えられる。ネスタリゾートについては、改革のテコ入れから1〜2年部分の都合が良いパートを公表しているが、その後の発表はない。その時期の集客トレンドと、検索トレンドから推定しても、やはり「元通りになっている」と考えることができる。

 

そして、以上をもとに、

イマーシブフォートについて見てみよう。

直近の検索データを見ると、最大の開きがあっても、ネスタ・西武園と倍程度であり、ほとんど差がない期間もある。

 

イマーシブフォートの損益分岐点は、年間50〜60万集客だと噂されている。

そして、現状の集客は、50万集客ゾーンである

  • ネスタ
  • 西武園

とそれほど大差が無いことが推定される。

 

年間50万人集客を日割りすると、1369人。

 

2023年頃、事前に発表されていた目標値には遠く及ばない。

イマーシブ・フォート東京の開業は24年の春となり、濃密なイマーシブ体験に1日中没入できる複合的大規模施設となるという。1日に数千~1万人、年間で100万人以上の集客を目指す。

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2310/10/news056_4.html

 

つまり、「予想以上に人がバンバンやってくる」というような状態にはまずなっていない。

なんなら、損益分岐点の観点からも危ない。

 

  • ネスタ
  • 西武園

の採算が危ないのと同様に、IFT(イマーシブフォート・東京)の集客も危ないのである。

鳴り物入りで始めた施設であるが、事前のアナウンスの割には、集客実績は公表されていない。

 

また、イマーシブフォートが2025年3月1日に大胆なリニューアルを実施したことからも状況が良くないことが窺える。

投資をしてスタートしている事業であり、演目別に演者のトレーニング等あるのであるから、「うまくいってるなら変えない、うまくいかないなら変える」は当然の動きである。

基本的にはパーク系の集客施策は、一度実施した後、ある程度の期間を運営して、飽きの傾向も踏まえて次の手に移るはずだ。

(損益分岐点を下げるために、講演体制を下方に変える調整も見られる)

 

リニューアルは、

  • 大人6800円、子ども3000円の1dayパスを購入することで体験できるアトラクション
  • 3000~8000円の追加料金を支払って体験できる有料アトラクションの2つ

だった旧来の内容を改訂、前者を廃止して、後者の演目別課金に移行する。

これは完全に、イマーシブフォートの集客が広がらなかったために、現状の集客できている層(エンタメマニア)向きの改革である。

ターゲットを広げられなかったため、ターゲットを狭めたと考えられる。

 

 

特に、運営側は、

誤差1%

と大々的に吹聴していた上で、事前の見積もりと結果のズレによって慌てて対応している。この点は、日経クロストレンドの記者は、テレビ東京の豊島晋作らにも突っ込まれている点である。

https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/casestudy/00012/01636/

 

 

さらにポリシー違反である施策も売っている。こちらはwikipediaに詳しい。

2024年3月7日、運営はGoogle マップでの口コミの投稿を依頼するリーフレットをゲストに配布し、口コミを投稿した人にはパーク内のショップまたはレストランにて使用できる1,000円分のクーポンを渡していた。この行為はGoogleのポリシーに違反する行為である。運営は翌3月8日に謝罪し、クーポンの配布を中止したとともに、リーフレットを受け取った可能性のあるゲストに対し、口コミの削除を依頼した[21]

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%96%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%88%E6%9D%B1%E4%BA%AC

全体から見て、苦境上の行動と捉えるのが普通だろう。

https://www.jalan.net/kankou/spt_guide000000226496/kuchikomi/

 

日経クロストレンドの記者の調査によると、開業して日が浅い2ヶ月経った頃に出口調査のようなものを行っているが、55人の評価の平均は、5点満点中3.5だったという。

リピート意向については、

  • もうこない 9.4%
  • どちらかといえば来たくない 18.9%

と、実に28.3%が「リピ無し」で答えているのである。

https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00628/00080/

 

つまり、このままいけば、新規集客をかければかけるほど、28.3%が、バケツの穴からこぼれ落ちる水のような構図になる。当然、未体験層を狩り尽くしたところで限界が来てしまう。

問題は好意的な層であるが、

  • また来たい 37.7%
  • どちらかといえば来たい 34.0%

と答えている。

これについてだが、マーケティング調査の基本として、そういった意向調査は、現実の実績は下方に裏切られることがほとんどである。

特に、「どちらかと言えば来たい」というような、曖昧な好意さを回答するタイプは、ほとんど次の来客は無い。

 

「絶対来たい」

と答えている層でも、

  • 時間が
  • お金が
  • 予定が
  • 忘れていた

となって、来る人が減る世界である。

 

そう考えると、かなり保守的に見積もって「また来たい 37.7%」が高確率でやってくるとしても、「どちらかと言えば来たい 34.0%」は多くがやってこないだろう。

つまり、この「どちらかと言えば来たい 34.0%」と答えた人のうち、一部が来客することになる。

 

また、既に触れた改革施策は、これらの層には「改悪」として映ることが多い。同じ価格で体験できる演目が減ることになるからだ。

 

これらを踏まえると、イマーシブフォート・東京を体験した人のうち、50%以上は「もういいや」と思うか、実際に2回目の来客が無い可能性が高い。

 

南関東では、TDLに行ったことがある層は9割に達し、都民も9割は東京タワーに行ったことがあるという。

名物スポットであれば、都民・南関東民は、「利用経験がある」というケースが多いだろう。

 

となると、

 

  1. 新規開拓の可能範囲
  2. 半数以上がリピートしないという満足度

によって、事業の構造が決まり、あとは「価格」や「アドオンセールス(追加的な商品販売)」が、事業成績を上げる変数となる。

実際、イマーシブフォートの2025年3月からのリニューアルは、完全に価格変数・アドオンセールス変数で経営状況を改善しようとする動きである。

よって、

「新規開拓」

の範囲はある程度諦めたのでは無いかと思われる。

 

東京在住者は1400万人のため、単純計算で年間100万人なら14年、50万人であれば28年、「はじめて利用する」という人を集め続けられる。

「南関東」「首都圏」となると単純にこれの倍となる。

 

 

利用者数が多くなればなるほど、ネガティブな評判は積分していく。そして、これが新規集客の足枷になることがある。

よって、利用動向・満足動向を見て、早いうちにテコ入れをした方がまだダメージは少なくなる。

 

 

 

2024年3月1日オープンのイマーシブフォート東京だが、現在2025年3月現在のGoogleレビューは3347件存在する。

単純に、レビュー投稿率に応じて、利用者は

  • 100% 3,347
  • 50% 6,694
  • 10% 33,470
  • 1% 334,700

ということになるだろう。

 

投稿率が0.5%程度であれば、

年間60万集客程度を達成していることとなる。

(現在、運営開始から1年程度のため、年間の実績を測るにはキリが良い)

 

ちなみに、

レビュー数から推定する集客は、当然だが、

「レビュー投稿率が高い」

というほど、実際は集客が悪い、ということになる。

(ほんの僅かな人しかレビュー投稿しないのであれば、レビュー投稿数は集客母数をそのまま表しているわけでは無いので)

 

一般に、

口コミサイトへの投稿率は、よく投稿するが1.4%、たまに投稿するが27.6%で、合わせると29.0%

と言われている。

口コミ投稿をしたことがない人は半分、口コミ投稿をしたことがある人も半分。つまり、多くの人は、ネット上に口コミを書くのである。

 

こう考えた時、

Googleレビュー投稿率から逆算されるイマーシブフォートの集客実績を考えてみてほしい。

  • 100% 3,347
  • 50% 6,694
  • 10% 33,470
  • 1% 334,700

 

やっぱり、大変厳しいのではないかと思われる。

 

 

 

 

 

 

 

イマーシブフォート つまらない
イマーシブ フォート東京 評判
イマーシブフォート 人気
イマーシブフォート どんな感じ
イマーシブフォート 評判
イマーシブ フォート東京 現在
イマーシブフォート 恥ずかしい
イマーシブフォート 潰れる

イマーシブフォート 経営状況
イマーシブフォート 恥ずかしい
イマーシブ フォート東京 来場者数
イマーシブ フォート東京 炎上
イマーシブフォート 評判
イマーシブ フォート東京 評判
イマーシブ フォート なくなる
イマーシブ フォート 考察


===

西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

新たなるハイクラスエリート層はここから生まれる
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。