会社を壊すのは、仕事をしない人ではない つぶやき西園寺 貴文 1840年代、ウィーン総合病院には、妊婦たちが恐れる病棟があった。 病院には二つの産科病棟があり、妊婦は原則として交互に振り分けられた。一方は医師と医学生が担当し、もう一方は助産師が担当していた。 設備はほぼ同じ。患者の選別もない。 ところが、医師が担当する第一病棟では、1840年から1846年までに出産した女性1,000人あたり98.4人が死亡した。助産師の第二病棟では36.2人だった。 医師に (さらに…)
そのロケットは、発射一秒後には壊れていた。 つぶやき西園寺 貴文 1986年1月28日、午前11時38分。 フロリダ州ケネディ宇宙センターで、一本の宇宙船が轟音とともに空へ上がった。 機体の名前は、スペースシャトル・チャレンジャー。 機内には七人が乗っていた。そのうちの一人、クリスタ・マコーリフは宇宙飛行士ではない。ニューハンプシャー州の高校教師だった。 「宇宙授業」を行う最初の教師として選ばれた彼女の打ち上げを見るため、全米の学校で子供たちがテレビを見ていた。 (さらに…)
郵便番号「17927」は、なぜ消されたのか。 つぶやき西園寺 貴文 2002年、アメリカ・ペンシルベニア州の一部住民へ、奇妙な手紙が届いた。 差出人は、アメリカ合衆国郵便公社。 手紙には、こう書かれていた。 あなたたちが住んでいる町の郵便番号「17927」は、まもなく使用できなくなる。 住所が変わるわけではない。住民も、まだそこに住んでいる。 それなのに、郵便番号だけが消される。 住民は反発した。 郵便番号は単なる数字ではない。それは、その場所が一つの町として存在 (さらに…)
ロンドンの地下で、130トンの怪物が育っていた。 つぶやき西園寺 貴文 2017年9月、ロンドン東部のホワイトチャペルで、下水道の定期点検をしていた作業員が、奇妙な壁を発見した。 古いレンガ造りの下水管を、白っぽい塊が塞いでいる。 機械を入れても簡単には崩れない。表面は岩のように固く、奥行きもわからない。調べていくと、塊は下水管に沿って延々と続いていた。 全長約250メートル。 重量約130トン。 シロナガスクジラに近い重さである。 それは岩ではなかった。 人間の脂だ (さらに…)
会社を辞めずに、会社の外へ意思決定権を移す方法 つぶやき西園寺 貴文 企業が一つの事業を手放すとき、会社全体を解散する必要はない。 対象事業だけを切り出し、契約、顧客、知的財産、設備、人員、意思決定権を別会社へ移す。残すものと移すものを分けながら、事業の支配権を移転する。 個人の独立も、本来はこれと同じである。 ところが多くの人は、独立を「会社に残るか、辞めるか」という二択で考える。 会社に残れば不自由。 会社を辞めれば自由。 しかし、会社を辞めても、顧客ができるわ (さらに…)
午前10時までに、すべて消せ。 つぶやき西園寺 貴文 1935年、アメリカの森林行政には、わかりやすい目標があった。 山火事を発見したら、翌朝10時までに消す。 燃えている火は悪である。ならば早く消すほどいい。実際、この政策は目覚ましい成果を上げた。1930年代には年間約3,000万エーカーが焼けていたが、1960年代には約200万〜500万エーカーまで減少した。報告書だけを見れば、大勝利である。米国立公園局の解説でも、この「10 a.m. Poli (さらに…)
火葬中にも、売上は立つ。 つぶやき西園寺 貴文 午後2時17分、火葬炉の赤いランプが点灯した。 その3分後、死んだ男に2,980円の売上が立った。 生前に作ったExcelのテンプレートが、検索から売れたのである。決済システムはカードから代金を引き、サーバーは購入者へファイルを送り、登録済みの文章が「ご購入ありがとうございます」と礼を言った。 本人はいま骨になっている。 しかし販売ページは、そのことを知らない。 死亡届は役所には届くが、Strip (さらに…)
今一番、アツイビジネス 『港区美人局』 つぶやき西園寺 貴文 Screenshot 激アツ そりゃ流行るわ === @西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男 "make you feel, make you think." SGT&BD (Saionji General Trading & Business Development) 新たなるハイクラスエリート層はここか (さらに…)
高年収でも、毎年ゼロから働き直す人がいる。資本主義の本当の分岐点 つぶやき西園寺 貴文 二人の人間がいる。 一人は、大企業の幹部で年収2000万円。大きな予算を動かし、優秀な部下を率い、業界でも名前を知られている。 もう一人は、小さな事業の経営者で年収600万円。商品も会社も自分のものだが、事業規模は小さく、本人が働かなければ売上もかなり減る。 どちらが、資本主義の勝者だろうか。 「資本家は労働者より強い」という単純な説明に従えば、後者になる。しかし、年収600万円で毎日働き続けなけ (さらに…)
年収2000万円でも安心できない。会社を辞めた瞬間、人生に突然「時価会計」が導入される つぶやき西園寺 貴文 株を持っていれば、 毎日値段が出ます。 昨日1000円だった株が、 今日は800円。 嫌でも、 自分の資産価値が落ちたことを知らされます。 不動産も、 売ろうとすれば相場が分かる。 中古車も、 査定に出せば値段が出る。 市場というものは残酷です。 あなたが、 「これは1000万円の価値がある」 と思っていても、 誰も1000万円払わなければ、 1000万円ではありません。 ところが、 会社員だけは (さらに…)