オレが松本人志の何が面白いのかよくわからない理由がわかった (高学歴・高IQに松本はなぜウケないか)

 

最初に言っておくが、

全く面白くないわけではない。

 

むしろ面白い。

 

だが、

言われてるほど面白いというわけでもない

という感覚、

つまりその他の評価されている芸人たちとの間で

そんなに差を感じない、

 

というのが私の松本人志に対する評価である。

 

売れてる芸人の一員、面白い芸人の一員であるが、それほど神格化されるほど際立った差が他の成功している芸人との間にあるように思えない、ということである。

 

 

ネタに関して言えば、

素直に笑える度合いというか、

笑わされる力については、

M-1の決勝に残るような漫才師の方が

むしろ上なのではないか、と思ったりする。

 

審査側だった松本だが、そもそも彼が出てくる道中でM-1は無かったわけであり、今のM-1ファイナリストの方が、凄まじい競争を駆け上がってきている。

 

 

松本人志というのは、論理は弱い。

その証拠に、映画では失敗している。映画というのは、ストーリーテーリングをきっちり作り上げないといけない。

 

これは、数学が得意で、明治大の理系だったビートたけしが映画監督として成功していることを比較すればわかると思う。

ストーリーテーリングにはそれなりに論理型の知性が要るのである。

 

松本人志の発想について、天才と言われているものの数々は、論理性に欠ける。よって、ある程度以上の学歴がある人や、高い知性・知能がある人からすると、違和感を感じるものばかりだ。

YouTubeなどで、

松本のこの発言天才www

などと言われている名言集を見ても、しっくりこない。

 

これがホリエモンが松本を

面白くない

という理由でもあろうかと思う。

この点では共感である。

ホリエモンはハンバーグ師匠など、単細胞的なネタが好きであるが、松本のような捻ったノリよりはむしろそれぐらいシンプルの方が笑える、ということだろう。

(私はそんなにハンバーグ師匠が面白いとは思わないが)

 

松本を過度に持ち上げている、神だとリスペクトしているタイプの人たちは、その発想に、

知性

を感じているような褒め方が多い。

松本は天才だ、と。

 

しかし、王道の天才が組み上げてきた論理の世界、教養の世界、そういうものを知ってる人間からすると、松本の視点・着眼点・切り口は何かおかしいのである。

 

それだけじゃない。

私が松本の発想にそんなに驚かないのには理由がある。

 

松本は、実家が貧乏である。

そして、貧乏な家庭だからこそ、遊べる道具がない中、妄想をして、想像をして、笑いを作ってきた。高い教育など受ける金銭的余力もない中、子供の頭脳を使って、頭で遊んできた。

その時のトレーニングの結果である。

 

そして私も、松本人志の実家ほどではないが、お金持ちか、貧しいか、で言えば貧しい寄りの出身である。そして、子供の頃、欲しいもの・買いたいものをなんでも手に入ったわけじゃない。寝ている時に夢の中で欲しいものがたくさん手に入って、目が覚めたら現実じゃなくてガックリした、みたいなことが何度もあったぐらいだ。

そしてそういう家庭で育つ子供は、頭でいろいろ考えたり、想像したりして、遊びを満たそうとするのである。その時に考えることというのは、

厳しい現実

から逃避するためのもの、現実を楽しくしようとするものである。結果的に、非論理的だったり、一般常識からずれたものになったりする。人類史を見れば分かる通り、人間なんて、科学が生まれる・育つ前はめちゃくちゃスピっていたし、フワッとした考えで生きていた。あれが自然である。結果として、現代においても教育を受けない状態の人、科学的トレーニングが足りない人だと、合理的・論理的におかしいことを考える。

 

私の場合は松本と違って大学を出ているし、論理的な教育も後から受けたからこそ、なのであるが、

「それほど何でもかんでも手に入るわけじゃない子供が、充足しない現実の中で頭を働かせて展開する突飛な発想の世界」

というのが、なんとなく、わかる。

そこにあるのは意味を通すとか、教養を感じさせるとか、論理的にうまい繋げ方をするとか、そういうことじゃない。若干、言葉遊びに近いような、印象論に近いような、何か表面的なことである。

 

松本語録である、

テトリスの角が丸くなるまでやった

笑い飯は燃え尽きてチャーハンになった

とか、何が面白いのかわからない。

 

それよりは、M-1 2025優勝者であるたくろうの、

(GoogleでAI開発をしている、という人に向かって)

ヤフーで天気予報を観ている・・・

と自己紹介しているくだりの方が全然笑える。これは、シチュエーション的にも意味が通っている。

 

松本はどうも、

言葉遊びというか、

何か表現を捻ったれ感が透けて見えて

意味が通らない・モヤモヤする。

 

松本が天才天才と言われているのは、おそらく、極端に低偏差値家庭、つまり「悪い意味でレア」な家庭で育ったが故の、苦境から生まれ出された認知や発想の歪みだと思う。そして、その方向性が、なんとなく、想像がついてしまう。

 

ホリエモン以外でも、

  • 粗品
  • 中田敦彦
  • 令和ロマン

など比較的高学歴路線だった人は、そんなに松本に傾倒していない。松本は高卒の星であるが、高卒芸人の共感を呼ぶだけではなく、あの笑いのスタイルが高卒的だと言えるだろう。

 

ただし、松本には稀有なところがあって、それは笑いのフォーマット、プラットフォームを生み出してきたことだ。また、吉本興業の関東進出の立役者であること、そしてこの事務所で社長・役員より立場が強いことだ。

よって、事務所を巻き込み、フォーマットにタレントを参加させ、それをテレビ局と一緒に盛り上げていくことができる。裏方の顔も持っている。

 


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西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

新たなるハイクラスエリート層はここから生まれる
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。