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印税文豪論
ペン一本で稼ぐ それは、長きにわたる人々の夢だった 〜あるいは「言葉」を生業にする者たちへ〜 作家文筆業は人々の憧れだという。 ペン一本で食うことを夢見たが、夢叶わずに起業家・経営者・コンサルタントになった人を多数知っている。 私は物書きになりたいと思ったことはほぼ無い。 とはいえ、いつの間にか物を書いて大金稼げるようになったため、人生は皮肉な物である。 実はライティングの師匠がいる。 それが、夏目漱石である。 最近は夏目漱石の凄さを知らない無教養人が増えたというから、ここで一発で知らしめよう。 これが漱石の文章である。 山路やまみちを登りながら、こう考えた。 智ちに働けば角かどが立つ。情じょうに棹さおさせば流される。意地を通とおせば窮屈きゅうくつだ。