西園寺 貴文 のすべての投稿

今から弁護士になってはいけない理由をプロマーケター西園寺が教える 2026

結論を先に言うと、「法律需要そのものが弁護士増加に合わせて大きく膨張した」のではなく、長期的には「希少供給だった弁護士を政策的に大量供給し、その途中で過払金という一時的な需要山が発生し、その後は企業内法務・企業案件・相続等へ配分が移りながら、1人当たりの希少レントが低下してきた」と見る方が整合的です。AIはこの続きを「人数を増やさずに有効供給量を増やす第二の供給ショック」にする可能性があります。 (さらに…)

30代前半が運オジ世代というより、氷河期が「従来の就活システムを信じすぎ」、Z世代が「資産右肩上がりを信じすぎ」

  30代前半が運オジ世代というより、氷河期が「従来の就活システムを信じすぎ」、Z世代が「資産右肩上がりを信じすぎ」 日本社会は、 あるシステムが強烈、絶対正解 そのシステムが崩壊、敗者に また別のシステムが強烈に立ち上がる ※(1)に戻る を繰り返す中で、「強烈システムの恩恵者」「強烈システムの敗者」「強烈システムをスルーした人」に分かれるのだが、世代別で見た時、どうしても、強烈システ (さらに…)

AI×ホワイトカラー・ブルーカラー激変時代の、「働きたくない」「社会不適合」 〜戦略的無職という生き方〜

  無職は、仕事が奪われない。職がないから。 まるでトンチだが、これが今の時代、重みを増す。 AIにも、不同意性交にも、離婚にも強いからだ。   「働きたくない」 たぶん、世の中で最も大きい需要の一つだ。 朝起きたくない。 満員電車に乗りたくない。 上司に頭を下げたくない。 興味のない会議に出たくない。 くだらない社内政治に付き合いたくない。 飲み会にも行きたくない。 評価され (さらに…)

不都合な未来予測 ホワイトカラーサラリーマンはもっと嫌な場所になるかもしれない

「AIが東大に受かるなら、もう学歴なんて意味がない」 たぶん逆だ。 AIが東大入試を解けるようになっても、人間は東大入試をやめない。 なぜなら大学入試の本質は、知識を証明することだけではないからだ。 人間に順位をつける。 上位者と下位者を分ける。 上位企業へ入れる人間を選ぶ。 そして、その最初の選抜結果を使って、社会人になってからもさらに人間を選別する。 この機能は、AIがどれだけ賢くなっても消え (さらに…)

日本で賢い人が集まってくだらない意思決定が繰り返される構図にAIは拍車をかけることになる

意外な結果として、AIが文学賞に応募しまくってそれが終了したり、数学者の仕事を奪おうとしている。クリエイティブワークもいち早く奪いつつある。やっぱりその意味では純粋な思索・創作ほど奪われそうである。つまり、人間の思考作業はハイレイヤーも全部奪われる。残る意思決定云々は、まさに「もはや内容としては無意味となりつつある学歴競争を潜り抜け、新卒カードで勝ち抜き、良い企業に入り、そこで下積みをして、選ばれ (さらに…)

占有と時効

  占有法の全体構造 占有法の出発点は、「本当に権利を持っている人」と「現実に物を支配している人」が一致するとは限らない、ということです。 所有権:その物を支配してよいという法的な権利 占有:現実にその物を支配しているという事実状態 例えば、時計を盗んだ者は所有者ではありません。しかし、時計を手に持って支配しているので占有者ではあります。 なぜ泥棒まで占有者として扱うのか。占有という事実 (さらに…)

占有、所有権同士の衝突

      占有の取得 占有の取得には、 物を事実上支配すること 自己のために占有する意思 が必要です。 ここでいう「自己のためにする意思」と「所有の意思」は別です。 例:賃借人は、借りた自転車を自分で使う意思があるので占有を取得します。しかし、自分の所有物だと思っているわけではないため、他主占有です。 相続による占有承継 占有者が死亡すると、相続人は、まだ現物に触れ (さらに…)

袋地通行の償金

公道に出られない土地の所有者には通行権が必要です。しかし、隣人は悪いことをしていないのに土地を通られます。そこで法律は、「通行は認めるが、負担には償金を払う」と調整しています。 ここでいう償金は、違法行為に対する損害賠償ではありません。適法な通行によって生じる負担を埋める金銭です。 発生原因 通行場所 償金 地形などによる通常の袋地 必要かつ周囲への損害が最も少ない場所・方法 必要 土地の分割・一 (さらに…)

不動産の付合、動産の付合、混和、加工、添付

    不動産の付合 Aの建物に、B所有のタイルや設備が組み込まれ、もはや一体になったとします。 建物はA、タイルはBの所有のままだと、利用・修繕・売却のたびに困ります。そこで、 一体化した物の所有権を一人にまとめ、材料を失った者との金銭調整は別に処理する のが「付合」です。 判断構造 状態 結論 容易に取り外せ、物としての独立性がある 原則として別々の所有権のまま 社会経済上 (さらに…)

遺産共有、通常共有、遺失物、埋蔵物

「共有者は物の半分を物理的に所有する」のではなく、「物全体に割合的な権利を持つ」。ここから次のルールが出ます。 行為 決め方 例 保存 各自が単独で可能 壊れた窓の応急修理 管理 持分価格の過半数 誰に貸すか 軽微な変更 持分価格の過半数 形・用途を大きく変えない改修 重大な変更 原則全員の同意 建物の取り壊し、大規模改造 さらに、共有者は共有物全体を持分に応じて使用できます。ただし、持分を超えて (さらに…)