GHQと焚書 (言論の力を逆説的に思い知る)

焚書(ふんしょ)とは何だろうか。 英語では「book burning(biblioclasm,libricide)」と言われることからもわかるように書物を焼却する行為である。 言論統制、検閲、禁書の一種。 現代日本に生きるものにとっては馴染みのない行為であろう。 特定の思想、学問、宗教等を排斥するためのものである。 こう考えると、言論や書物の力を逆説的に垣間見ることができるようで興味深い。 有名どころで言うと、ナチスドイツの焚書は有名。カールマルクスなどの社会主義的な書物は焼き払われた。   実はこの焚書、戦後の日本でも秘密裏に行われたのである。 GHQによって、戦後の占領政策の一環として言論統制が敷かれたのは有名であるが、焚書は秘密裏かつ大々的に行われ(国民に知られないよう、書店・出版社・政府ルートを通じて大々的な焚書が行われた。GHQは7769点の指定リストをつくったとされる

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