寝ていて、パッと目が醒めると、高校2年の夏休みの感覚に陥るぐらい、時計の針が止まっていた。
この感覚、激しく共感した。
彼は稀代のクリエイター。
16歳、17歳ぐらいから働き始めて、気がついたら30代前半になっており、そしてその段階になっても、時折その不思議な感覚に襲われたという。
クリエイティブな人間は、時間の感覚がおかしい。いや、時間の感覚をおかしくしないと創造なんかできないというべきか。
若くして成功してしまい、怒涛のように駆け抜けて、気がつくとお金はあるけれどもどうも時計の針が止まっているような内的な感覚がある。仕事面では進化しているけれど、心の成長がついていかない。
そんな感覚だろうか。
いつ、この仕事を辞めようか。そう思いながら続けているうちに、、、時が流れていた。
この感覚、わかる。わかりすぎる。
ダウンタウンの浜田さんも同じことを言っていた。
自分の息子とのラジオ番組で、相方のまっちゃんと大阪の劇場で先輩に叱られていた時のあの感覚と同じだと。それがそのまま、20何年と時が流れてしまったと。
この世界は、タイムスケジュールに支配されている。
そして、人生にもタイムテーブルのようなものが示されている気がする。
だから、普通の人は、変に大人ぶっている気がする。
でも、上澄みは違う。
これは、私が交流してきていても思うこと。
オトナって何なんだ?
これでいいのか?
そんなことを思うときだってあるだろう。
たぶん、若くして成功してしまった人間は、手元にあるものを一回全て捨てたくなる衝動に誰しもが駆られると思う。いわば、成功しておきながら、かなり引いた目で自分を見ているのだ。いつ辞めよう、いつ辞めよう、と。
稼ぎすぎると、人は間違いなく、逆の焦りや不安を覚える。成功した作家なんかは、この『いつ辞めよう』が行き過ぎてしまい、人生をそのまま辞めてしまうことも多い。
あまりにも勢いよく成功してしまうと、本来の自分と、求められる社会的立場のギャップに違和感を覚えてしまう。
誰もが、自分が思っていた27歳よりも幼稚な27歳になったことに戸惑うかもしれないけれど、立場や権力、稼ぎなどが大きくなった人はそのギャップがさらに大きくなる。背伸びなんかしていても、結局その振り戻しがやってきて、戻れない過去の時期についていろいろ思ってしまうのだ。
成功しすぎるが故に生じるメンタルのアンバランス。
だから、スターはいきなり、飛び降りたり、自害したり、事件を起こしたりする。ジャスティンビーバーも長いこと情緒不安定だった。
どうしたらいいだろう?
時間が解決する、なんてのは凡人の答えだ。
Keep going.
どんな形でも良い。
止まらないことだ。
逃げてもいいけど、戻ってくること。
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"make you feel, make you think."
SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。