日本の金持ちは不動産で財を成している人間が多い。戦後の動乱期にうまく土地を手に入れたのか、バブル時にうまく土地転がししたのか、先祖代々の土地があるのかはわからない。ただ、日本の金持ちはほとんどが土地成金である。一見、事業で成功しているように見える企業も、不動産を保有していて、そこからの安定継続的なキャッシュフローが実のところその企業を支えている、なんてこともよくあることなのである。 これから事業で財を成したいのであれば必ず頭に叩き込んでおいて欲しいことがある。それは、「日本では事業で成功した金持ちがほとんどいない」ということである。日本には純粋に事業の力で財を成した金持ちがアメリカなどと比べるとかなり少ない。 明らかに土地の力で財を成している人間が事業の成功法を語っていることがある。土地の力で会社を支えているだけなのにそこの経営者が偉そうに経営戦略を語っていることがあるのである。 アメリカ