権力と嘘。俺がワシントンなら、なんでイギリスと戦うかって、そりゃ徴税権利権のためだよ。

世の中で、真実を確定させる人たちは誰でしょうか。学者、権力、ジャーナリストといったところではないでしょうか。

学校の勉強をスッカリ放棄して、活字アレルギーになっていた16歳頃の私は、自己啓発本の虜になり、ありとあらゆるビジネス本を読み漁るようになりました。そして、最初の頃は良かったものの、それらを乱読していくうちに、だんだん、「信用できない・・・・」と疑心暗鬼になっていきました。そんな私が、次に何に飛びついたのかと言えば、「学問」でした。学問には、客観性や、公共性や、真実があると思ったのです。

しかし、経営学やマーケティング論、経済学などの商学系を散々学んだ先にたどり着いた私の結論は、「何もわからない」ということでした。18歳か19歳ごろに、某有名大学をご卒業されたITベンチャー社長と縁があって、色々と相談に乗ってもらったのですが(今考えれば恥ずかしいのですが、経営学は経営に役に立ちますか?という趣旨のことを尋ねてみたことがあります)、「僕も経営学取ってたけれど、机上の空論すぎて使えないなと思って、その頃から大学の勉強ではなくてインターネットで商売始めてたよ、ハハハ」と言われました。当時は若かった彼も今はアラフォーでしょうか。

巷に溢れるチープなビジネス書よりは、大学の学問だったり、学術書はまともな内容を言っている。これが、多くの一般的な認識では無いでしょうか。

しかし、どうでしょう。大人になって知ったことですけれど、例えば経済学なんてものはかなり恣意的な学問だったりします。学者が買収されて、ある政治家にとって都合の良い経済論文を書き、それを元に政治を進めるなんてことはあることです。なんらかの産業が金儲けのために、学者界隈の人間を買収するなんてことは昔からある話です。西園寺さんが、インターネットマーケターとしてのキャリアを深めていく中で、驚くべきことを発見してからはますます学者や学問というものに対して認識を変えました。アカデミズムのお偉いさんに対する印象ですね。

例えば、世の中にはあらゆる健康食品だとか、エクササイズアイテム、美容マシーンのようなものが販売されていたりします。そのセールスページに、「なんとか博士」「なんとか教授」「なんとか研究員」みたいな権威が載っており、「お墨付き!」という謳い文句があったりしますが、あれも買収されていたりするのです。というか、権威からの推薦文は、「1本5万円」とかで買えたりするのです。そういう裏マーケットが存在します。

そもそも、世の中には修士号だとか、博士号とかを持っているのに貧乏な人とかたくさんいます。めちゃめちゃ学位を集めまくっているのに、怪しい自己啓発領域でやたらと高額セミナーを開いている人とかもいます。東大卒で、「なんとかスピリチュアルセミナー」とか開いている人もいるのです。youtubeで検索したら出てくると思います。

なんとかセレクション金賞とか、世の中には賞レースのようなものも存在しますが、その賞レース自体が出来レースだったりします。インターネットにはポータルサイトと言って、飲食店だったり、風俗店の情報を集めているサイトがありますが、そこに掲載する人気ランキングを「人気ではなくて金を積んだ順」に並べているケースも多々あります。実際、大手ポータルサイトで、それが問題になったこともあるはずです。

そもそも、冷戦時代などを思い返してもらえればわかりますが、学者・科学者というのはその当時の時勢に流される生き物です。科学者は、戦火の中では戦争に役立つ研究をさせられたりします。一昔前、アカデミックの極みにいた人は軍事産業に携わっていたはずですし、その後は金融にシフトし、今はITビジネスにシフトしているはずです。優秀な科学人材は、政治家や資本家によって買われている存在です。学者や研究者も、研究費が無いと活動できないし、実社会でお金を稼がないといけません。企業の研究室のような場所で働く場合にも、自分の勤め先にとって都合の悪いことを公に発表することはできないでしょう。

弁護士だって、「社会正義の追求」が建前ですが、一番稼ぐ人たちは大手法律事務所の人たちであって、彼らは資本主義の権化のような存在です。大企業同士の喧嘩とか、大企業エグゼクティブ案件を扱っているのです。そこが一番儲かる領域です。バリバリの資本主義です。弁護士に正義の味方のようなイメージを重ねていたのは日本人だけだったと思います。アメリカでは、弁護士はバリバリのお金儲けキャラで、「アンビュランスチェイサー(救急車を追いかける者≒金になりそうな事件の匂いを嗅いで動きまくる)」と揶揄されていたぐらいです。実際、日本における弁護士のイメージも変わってきましたよね。昔は、お高く止まっていた権威者という感じでしたが、今はガンガン営業する営業マンというイメージです。今や、弁護士youtuberがいるくらいです。弁護士がお金を横領したとか、えげつない手法で金を稼いだとかニュースになるでしょう。経営者に対して、しないでも良い自己破産を進めたりだとか、色々あるのです。

私の同級生の中で、「こいつはやばい」「こいつは社会正義から程遠い」「こいつには倫理観は無い」と思った人間から、学校教師になったり、警察官になったりするのを見てきました。

別に、人の職業を批判したいわけじゃ無いです。

私が言いたいのは、

  • アンパンマンVSバイキンマン
  • 正義の味方VS悪の味方
  • 絶対的真実VS

みたいな二項対立は、単純化されているというか、私たちが子供の頃に見聞きしてきたドラマや、漫画や、アニメの世界観ですよ、ということです。

むしろ日本は、長らくの間、公武(公家と武家、朝廷と幕府)やそれに使えるサムライ(士)が正義・正統であるというのを刷り込まれてきた国と言えるでしょう。それは明治以降は東京政府、そして政府が仕事をアウトソーシングしている士業、政府が管轄している大学などがオフィシャルというイメージになって刷り込まれていきました。

アメリカのヒーロー映画を観ると、スパイダーマンも、バットマンも、財を築いた民間人です。アメリカのヒーロー像というのは、民間人が資本主義で財を成して、その余裕を寄付だったり、社会のために活動することで還元するというものです。アメリカらしいです。何より、アメリカのヒーローというのはもともと「普通の人」であり、普通の人がふとしたきっかけで誰でもヒーローになれるんだ、というメッセージを伝えるものです。民間が主役であるというアメリカの世界観が見て取れます。

ところが、日本のヒーローを見てください。水戸黄門とか、ウルトラマンとか、公的な機関の人間が多いのです。代々、由緒正しい家系の人。公務員。権力機関の人。

日本人が、

  • 金儲けが苦手、罪悪感がある
  • 資格取りたがる
  • 医者とか士業とか官僚とかが最高の道という考え

なのにはわけがあります。

そうなのです。社会正義だとか、倫理だとか、真実だとか、そういうテレビドラマや漫画のテーマにされそうなものは、現実の世界では結構、希薄なのです。そもそも、世界で正義を掲げているアメリカが結構ヤバいことからもわかるように、「正義」という概念がヤバいのです。ブラックジャックによろしくという漫画の中では、ウブな人間が、医者になって医者社会で揉まれていく中で「正義とは?正しさとは?」ということに葛藤する様子が描かれています。ああ、そうそう。ついでに医者の世界も結構黒いのです。「白い巨塔」的な話ではなくて、例えば、精神医療産業について、「無理矢理、医産複合体がマーケットを作った」という話もあるほどです。内部の人間が、「日本の医療はおかしいと思う」と言っているのをよく聞いてきましたし、そもそも医師会と政治はズブズブです。

まず、日本政府の正体、というものを知らなければなりません。これは、日本史を学ぶ必要があります。

あんまり昔に遡るとアレなので、近い範囲から行きますけれども、戦国時代にしても、その前の室町時代とか平安、鎌倉とかの時代にしても、「権力争い」というのが常にあったわけです。権力をとって、世の中を治める。安定化させる。これはいつの時代も支配者を狙う人が考えていることです。

戦国時代の武将たちというのは、地方で徴税権を持っており、吸い上げたお金をさらに中央に納める役割をしていた人たちだったそうです。彼らは、ピンハネして財力を身につけていったんだとか。やはり、戦国乱世を生きた人たちは、世の中を平和に治めたいというのもあったでしょうが、てっぺんをとって日本全国を支配する支配者利得を狙っていたはずです。アメリカの独立戦争を戦ったジョージ・ワシントンも、イギリスとなぜあんなに戦ったかというと、独立を果たしてアメリカ合衆国を治めることで徴税権者になれるからだったと考えます。サラリーマンが独立するときと似てますね。独立した方がもっと儲かる、もっと自由にやれる、ということでしょう。

戦争というのは、集団的な争いです。どう考えても、集団的な利害が絡んでいます。なぜ、命を賭けて社会集団で戦うのか、ですよ。個人的怨恨じゃありませんよ。集団的利益です。

いつの世の中も、本当に美味しいのは徴税権者です。世界の本当のお金持ちというのは、お金持ちランキングに出てくる人ではなくて、どこかの国を治めている支配者層です。企業よりも、国を治めている人が強いに決まっています。実際、カダフィ大佐なんかは相当な財を蓄えていました。中国共産党や、金正恩もお金はあるでしょう。徳川家康や織田信長はスーパーお金持ちだったのです。最近はちょっと、グローバル企業が帝国のように化していて、国より強いんじゃないかと思えてきますが。

戦前まで、日本の天皇家は4大財閥の10倍の資産を保有しておりました。戦後に、GHQが、天皇支配体制を変えたり、財閥の解体を命じたのは、それなりにわけがあります。

  • 日本の天皇家
  • 財閥
  • 大学

この辺りの歴史を理解しないと、日本の正体は見えてきません。

日本の歴史を考えてみたとき、徳川家康が開いた徳川幕府において、天下分目の関ヶ原の戦い以前から「親・徳川」だった集団は、徳川幕府において優遇されましたが、そうじゃない人たちは冷遇されました。そして、その冷遇された勢力を中心として、明治維新が起こされたと言われています。維新志士たちは、当時の20代~30代の若者ばかりでした。ある意味、世の中に対するアンチテーゼだったのです。そして、新しい明治政府が国づくりをして、その基本は現代にも引き継がれています。三井財閥は江戸から続く呉服屋系の商家ですし、三菱財閥の始祖である岩崎弥太郎は、その当時の明治政府や福沢諭吉とズブズブだった人です。慶應閥が日本の経済界で強いのは、明治期に日本が新しく動いていく中で、若い人間たちが築いたネットワークの上に成り立っていた歴史があるからです。だいたい、今の日本のシステムは、明治に基本的なシステムができています。由緒正しい家系、名士というのも、江戸~明治に端を発しているところがあります。

戦後秩序は、アメリカによって作られた部分が大きいですけれど、どちらにせよ「日本という国」は、諸外国に翻弄されてきました。これも読解ですけれど、日本と、海外の勢力との関係性が見えてこないと、何もわかりません。

そして、お金についてですが、「支配者にお墨付きをもらってお給料をもらう」「どこかに所属してお給料をもらう」という感覚が真っ当だ、という認識から脱して、市井で自らマネタイズすることについて、もっと、フラットに捉えてはどうだろうかと思うのです。この感覚が無いから、奨学金でFラン大学に行って、卒業した後に薄給仕事に就きながら、AV出たり風俗で働き、貧乏生活の中で借金を返す、みたいな人が増えているのです。

日本の財政を知ってください。歴史を知ってください。諸外国の経済発展や、日本の相対的な力を知ってください。何も読めないから、大きな動きが読めず、津波に逆行して泳ぐみたいなことをしてしまうのです。人生の大きな方向性を決める力は、読解力によります。投資も読解力です。

日本の社会制度は色々疲弊しています。日本は変化しています。江戸から続いた人口増加トレンドは2004年あたりで転換したのです。2100年頃には、明治維新の時、享保の改革の時の国民数と変わらなくなると予想されています(3000万人台)。

 

 


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西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

「人生を変える」にフォーカスしたブランド
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。