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浜崎あゆみを見ていると、賞味期限ある売り物を売る人生の切なさを痛感する
人間は、あったものを失うことに絶望を感じる。生まれた時から体が不自由な人と、後天的に体が不自由になる人では、後者の方が圧倒的に絶望を感じるはずである。 絶頂があった人間が、後々落ちる。これは、当の本人には凄まじい苦痛をもたらす。金銭的にも、精神的にも、ダメージがデカイ。だから、一度上がった人間は必死になってそこにくらいつこうとするものだ。 しかし、時にはその必死さが痛々しく映ることもある。 浜崎あゆみを見ていると、賞味期限ある売り物を売る人生の切なさを痛感する。人の人気は移ろいやすい。彼女が売っていたコンテンツは、まっとうなものだった。彼女は歌唱力は悪くなかったと思う。決して、アイドルではなかったはずだ。 なのに、今はコレである。 浜崎あゆみの売り物は、結局、トータルパッケージとしては女子高生層に響く歌詞、その層からの共感、若い恋愛を描き切ったコンテンツであった。しかし、今の彼女は自身の加