西園寺童話 「4匹の子豚」

 

むかしむかし、

あるところに、4匹の子豚がいました。

 

この子豚は、幼馴染で、

「いつものメンバー」、通称【いつメン】でした。

 

  • 豚W
  • 豚X
  • 豚Y
  • 豚Z

は仲良し。

 

豚Wは言いました。

早く、オレは何者かにならないと・・・

何か武器が欲しい・・・・

 

豚Wは時間に焦り、誕生日が来ることを恐れていました。

 

 

豚Xは言いました。

将来は、オレは、オレの名前で食っていけるようになりたいんだよな。

人生顔パス。

電話一本で仕事回せる、みたいな。

 

豚Xは比較的マイペース。

 

 

豚Yは言いました。

オレ、すごい人と知り合っちゃったんだよね

 

豚Yはとにかく「孤立している人」「インキャ」が嫌い。ひとまず輪の中心にいようとします。内心では、周囲からの自分の評判、立ち位置に敏感です。

 

 

豚Zは言いました。

あ、おれ、●時から誰々と会いに行くから

 

豚Zは、あちこちのイベントに参加します。

と思えば、謎にいろんなレジャーにも取り組んでいる。

多趣味で忙しい男です。

 

 

 

 

ある時期から、豚Yは、

  • ブランドバッグ
  • ブランド時計

を持ち、ギラギラし始めます。

 

周りの豚たちが、Yについて、噂をします。

 

Y、なんか、怪しい商売を始めたらしいよ?

まさかマルチ?

 

「すごい人に会いに行く」

「すごい人と知り合った」

 

などと語る豚Yですが、とにかく、なぜかお金を持ち始めました。そして、ゴルフ、美味しいグルメ、ブランドバッグ・・・といったもので武装し、いでたちはパツパツのTシャツにクラッチバッグ。夜の街にいそうな男です。

そして頻繁に飲み会に出ている・・・。

 

 

 

それを見て、豚Xが言いました。

くだらない

 

豚Xは、まだ童貞でした。

周囲から、

「やーい!X!童貞ブタ!」

と揶揄されても、気に留めません。

 

内心気にしているのか、気にしていないのかは知りませんが、最もブランド品などに無頓着だったのもこのブタXです。

 

 

ブタ達は、

バイクの免許取ろうぜ!

車の免許取ろうぜ!

と言い始め、続々と免許を取り始めますが、

ブタXだけは免許を取りません。

そして、周りのブタたちに乗せてもらいます。

 

そしてこう言いました。

いやー、免許持ってないのに

ブタたちと付き合いができてるおれ、

逆にすごくね?

 

 

 

ブタYがギラギラして、

ブランド武装して飲み歩いている頃、

ブタWは、

「コツコツ」

と将来の準備をしていました。

将来を悲観して・・・・。

 

しかし、ブタWにはこれといった人脈がありません。

 

一方で、

  • ブタX
  • ブタY
  • ブタZ

は人脈を広げていきます。

 

ただ、一方でブタXは、社交の場に出ても、

「珍獣」

扱いされてしまいます。

 

そして、それについて不満を持っています。

 

あー、どいつもこいつもわかってねぇなぁ

 

と思い、優位・優越感からくる一段上に構えたポーズをとりますが、とはいえ、なんやかんや寂しがりやなので、社交の場に引きづられるように出てしまいます。

 

 

ブタたちの飲み会は大変。

 

ブタYが、どんどん知り合いを呼んできます。

そして、ブタたちに、新しいブタを紹介します。

飲み会の席に知らない人がやってくる。

 

そして、その空気がちょっと気まずいのが、渋々参加したブタWです。

 

「うわー、こいつ、なんで飲み会に知らない奴連れてくるんだよ」

しかし、

ブタYはそれで

人脈が広がっていくことが快感で仕方がありません。

 

しかも、ブタYはその飲み会にやってきた、新しい可愛いメス豚を前にして、テンションが上がっています。

 

メスブタには、プライドの高いブタXも「目が無い」ので、

キタキタ!女の子!

と一緒にテンションが上がります。

 

この空気に圧倒されるのは、無理やり連れてこられたブタW。

でもなんとか、そつなく場の空気に合わせようとします。

しかし内心疲れています。

 

 

すると、ブタZが叫びます。

ビンゴゲーム!!!!!!

 

ブタZの突拍子の無さは有名です。

いきなり脈略がないことを言い出すので、周りのブタたちは「はじまった」という感じで彼を失笑の目で見ています。

良い意味でも悪い意味でも空気が読めない。

 

 

 

 

ブタXは、早々に就職します。

ブタXは、

 

オレ個人にご指名がかかっちゃった

 

的な嬉しさで舞い上がり、営業の世界に飛び込みます。

そこで、オレの名前と顔を売って、成り上がっていこうと考えます。

 

一方、ブタZは何をやっているかわかりません。

ちょっくら、東京に行ってくるわ!!

と言い、

経験を積むとかなんとか言っているが、

なんかよくわからない生活をしているのだとか。

 

 

そんな彼らを見て、

そんなやり方じゃダメだよ

と思い、裏でコツコツ準備したり勉強したりしているブタW。

でも、このブタもまぁまぁ空回りしています。

物事が前に進んでいないのです。

 

 

 

気がつくと、ブタYは、やることが変わっています。

 

話を聞くと、

どうやら「うまくいかなくなった」らしい。

 

しかし、意地でも自分の負けを認めません。失敗を失敗だと言いません。

「いい経験だ」

「人脈ができた」

「後悔はしてない」

 

そうです。

ブタYはめちゃくちゃ負けず嫌いなのです。

 

 

 

負けず嫌いなのは、ブタXも同じです。

意気揚々と就職した先で、

「理想と現実」

のギャップにぶち当たり、苦悩しています。

 

しかし、失敗してるだなんて言いたくない・・・・。

 

 

そんなブタXの前で、ブタWが愚痴をこぼします。

やばい、オレの人生、やばい、マジでうまくいってない

ブタWは、比較的、簡単に弱みを見せます。

それに対して、ブタXは、少々上から目線でアドバイスを始めます・・・。

 

 

気がつくと、ブタZが帰ってきました。

ブタZは、結局、東京で何をやっていたのでしょうか。

 

ブタZは「新宿スワン」に憧れ、歌舞伎町でスカウトをやっていたそうです。しかし、思うように成り上がれなかった。

そこで、ブタZは今度は、実家のラーメン屋で働きます。

 

  • 実家の仕事だけはしたくない
  • 実家にだけは帰りたくない
  • 地元に帰ってきたくない

とあれだけ言っていたのに・・・・。

 

 

 

不思議なのはブタYです。

一度落ちぶれたかと思いきや、

  • 次は仮想通貨だ!
  • 次はNFTだ!
  • 次はメタバースだ!

とかなんとかいって、

やっていることに一貫性はないですが、

コロコロとやることを変えて、

なぜか「飲み会・社交・ゴルフ」など金のかかる付き合いは継続できているようです。

 

でも実際は、裏で借金があるとかないとか・・・・?

 

 

 

ブタXは言います。

 

やっぱ、おれ、今の仕事、やめるわ。

アメリカ行く。

 

ブタXは、

過去、散々馬鹿にしていた

「モラトリアム」

に自分が突っ込むことを始めるそうです。

やっぱり、好きなこと、やりたいことをしたいと。

 

直感がする

アメリカの大地がオレを呼んでいる

と意味不明なことを言い出しました。

 

ただし、ブタXは人を馬鹿にするといっても、茶化したり、虐めたり、いじったりするタイプではありません。内心、「嗚呼、あいつは・・・」という感じで見ているイメージです。

 

一方で、ブタYは、ダイレクトに、茶化したり、虐めたり、いじったりします。飲み会の世界にいる悪ノリの中心人物です。

そしてブタYは今日も飲み歩いているようです。

 

 

ブタWは何をしているのでしょうか?

X、Y、Zが、

比較的波瀾万丈な人生を送っているのに対して、

ブタWは地味です。

地味ですが、しかしながら、着実に物事を前に進めているようです。

 

しかし、「本当につまらない男」です。

結局、ブタWは、何か大きな傘の下に収まっていこうとしています。

王道的な、着実な働き方の方向に引き寄せられてしまいます。

そのくせ、

「これでいいのか」

「これでよかったのか」

と葛藤する日々で、金も、時間も、何もかもが中途半端。

 

 

ブタZは、結局、なんやかんやで

エンジョイマイライフ

をしています。

いろんなことを手広くやっている人になりました。

 

ブタXは結局、やりたいことをやる方向に進んでいきました。

 

ブタWは地道に物事を進め、

 

ブタYは定期的にやることを変えながら、外のチャンスに敏感になって、社交に汗を流しています。

 

 

魔法の組分け帽子 西園寺帝大新入生・進振り

 

 

 


===

西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

「人生を変える」にフォーカスしたブランド
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。