長文になります。反感を買うのは承知の上、高IQ側の弁明をお聞きください。
以下、敢えて高IQという言葉遣いをしますが、ギフテッドの定義を質問趣意に合わせることができなかったためです。先にお詫びします。
全体を眺めさせていただいて、否定的な意見というか、IQの濫用について警鐘を鳴らす回答が多くあるように感じました。確かにその通りで、IQで人の格付けをするような行為は慎むべきでしょう。しかし、こと会話が成立するという一点に絞れば、IQに相当の隔たりがあると、困難であるか、あるいは一方に合わせる必要があるということは書いておきたいと思います。
そして敢えていいます。会話は、成立しません。但し、会話の成立を拒否しているのは、高IQ側ではなく、一般人側であることが圧倒的に多いでしょう。
簡単に言いましょう。人と会話が成立しないなと思うことはあると思います。性格が合わないことも多々あるのですが、それは人類普遍にあるのでいまは考えないこととします。
たとえば
・なんでそんなことも知らないんだ!いちいち説明させるな!
・なんでそんなことも分からないんだ!具体的に説明させるな!
・なんでさっき言ったことを覚えてないんだ!何度言ったらわかるんだ!
・なんでそんなにトロいんだ!どれだけ待たせるつもりなんだ!
等と思ったことはないでしょうか。私はめちゃくちゃあります。ただ、「まあ悪い奴じゃないし、そういうところがあるんだなあ」と思って合わせているだけです。
ただ、なんでと思うくらいにというのが重要だと思います。ちょっとモノを知らないとか、何となく噛み合わないとかは普通の会話でもあります。そのストレスは誰にでもあるでしょう。ここでなんでと思うくらいにというのは、本当に同じ脳を持って生まれてきたのか不思議なくらいに噛み合わないシチュエーションです。そういうことが起きていて、かつこちらは通常の大人のコミュニケーションを強いられているものとしてください。
こう書かないとストレスが伝わらない気がします。
さて、
私はWAISⅣを受検したのですが、みなさんが思っているような論理パズルというか、規則性検出みたいな科目は全体の3割程度です。それだけでIQが決まるわけではありません。
受検記を残してありますので、興味のある方はどうぞ。
WAIS4受検記(1)きちんとしたWAIS4のすすめ|化学魔|note
上記記事(の続編)から引用します。
4つの群指数
言語理解:言語概念形成、言語推理、環境から得た知識の測度
要するに言語性能力と知識の多さ。しかし聴覚―すなわち音声処理も見ているらしい。強いて言えば物識りかどうか。知覚推理:知覚推理、流動性推理、空間処理、資格と運動の統合の測度
つまり非言語思考・推理能力。強いて言えば論理的思考力。ワーキングメモリ―:情報を一時的に記憶に留め、その記憶を用いて心的作業や操作を行って結果を出す能力
強いて言えば短期記憶力だけど、これはもうワーキングメモリとしか言い様がない気がする。ただ言われたことを覚えてオウム返しするだけじゃなくて、何らかの操作を頭の中で加える必要があるので。処理速度:単純な資格情報を素早く正確に読み込んで処理する能力
単なる反応時間や字義的な処理速度のみを表しているわけではなく、実は「認知上の意思決定や学習」の要素も含まれているらしいです。
みなさんが思うIQ高い人は知覚推理のイメージだと思います。しかし実際には、常識があることであったり、ワーキングメモリの広さをみられたり、認知上の意思決定や処理の速度までみられたりします。其の上で、各群指数の平均からの隔たりを計算され、その総合点としてIQが算出されます。
これを知ったうえで上のかみ合わない例を書き替えてみましょう。
・なんで言語理解がそんなに低いんだ!IQが足りてない!
・なんで知覚推理がそんなに低いんだ!IQが足りてない!
・なんでワーキングメモリーがそんなに低いんだ!IQが足りてない!
・なんで処理速度がそんなに低いんだ!IQが足りてない!
とIQのせいにすることもできます。
……というのが、みなさんのイメージではないでしょうか。多分違うと思うんですよね。
おそらくですが、この質問の主題である「IQが20違うと会話が成立しない」で思い浮かべるのは、高慢ちきな高IQが「お前たち低能とは話が合わない」と吐き捨てるように告げるシーンなのかもしれません。
でも実際に起きていることは、上のような「なんで何回も説明しないとだめなの」「なんで伝わってくれないの」というようなコミュニケーション不全による高IQ側の孤独さです。なぜ伝わらないのか、何がいけないのかと頭を抱えて涙している、そういうシーンです。
高IQの人たちにとって、一般的な人との会話は成立しません。それは、一般的な人同士の「話が合わない=性格が合わない、反りが合わない」とは全く違う性質のものです。
そもそも自分の日本語が間違っているかもしれない、自分のアイディアが頓珍漢なものかもしれないという恐怖感と共に訪れる、相手の「何言ってるの……?」という不審な目こそが、高IQの人たちの「話が合わない」なのです。
だからどちらかというと、IQが20違って会話の成立を拒否しているのは、自分たちに合わせて話をしてくれないがゆえに意味不明な話をしている気味の悪いやつだと排斥する「一般人側」ではないでしょうか。
私はまだメンサには入っていませんが(注:この記事を書いた20200504は現在コロナウィルスに伴う非常事態宣言が発令中)、もし入れたら快適だろうなと想像します。
一度似たような経験をしたことがあるからです。京都大学に入って、選抜された学友たちとスムーズに会話ができたときの嬉しさといったら、もう干支がひとまわりするのに今でも覚えているくらいです。
思い返すに、中学高校時代、頭が良いという理由でいじめられていたのはわたしです。わたしの頭がいいから普通の人たちをいじめるということはしていません。
よく考えてみてください。すごく頭のいいひとが、思ってもいなかった専門的な知識を有していることが会話からわかった時、五段飛びで一気に結論に達した時、信じられないほどのマルチタスクを並列でしているとき、異常な速度で処理を終えたとき、あなたがたはなんていいますか?
「気持ち悪い」
っていいませんか?私はなんど言われたかわかりません。
いいや私は言わないよ!というひと、そのままでいてください。でも、私はそういう態度を暗に明に示してくる人間と付き合う必要があり、そしてそういう奴らのほうが圧倒的多数であることをご理解ください。
とくにマルチタスクについては真面目にやってない、集中してない、話を聞いてないなどの非難が殺到します。こっちは全タスクを真面目に集中してやっていてもです。よくいうのが態度が悪いというやつです。これがもし恋仲であるなら、二人きりの話をするときは正座をして向かい合いたいとも思うでしょう。でも仕事中に、マルチタスクをして態度で怒られるって理不尽じゃないですか?
私が五段飛びに結論まで行っていて、それを説明する義務があるのはいいでしょう。でも、3段目から4段目のロジックを説明しているときに1段目から2段目の話を何回すればいいのでしょうか?
敢えて言います。高IQ側が全面的に一般人に合わせているんです。
私が苦労してるんです。
人によっては、説明の全責任を高IQ側に押し付け、剰え「本当に頭のいい人は平易に説明できる」と吐き捨てるような腕を組んだ一般人にも対応します。そうしないと、定義上世界中の99.5%の人から嫌われるか、狂人扱いされるからです。
話が通じないと鬱屈した中高を経て、大学時代はストレスフリーに過ごし、そして社会に出るとまた中高の時代に戻ります。馬鹿なことを言っているのは自分じゃないのか、人と満足に交われないのは自分の性格が悪いのではないか、と悩み苦しみ、友人からの紹介を経てWAISⅣを受けました。検査結果を伝えてくれた臨床・公認心理士さんのおっしゃった
「ギフテッドです。いままでよくがんばってきましたね」
という言葉は、涙が出るほど嬉しかったです。それは努力が報われたから……勉強ではなくて、どうやったら人と交わることができるのか思春期を通じてずっと悩み苦しんできた私に対するねぎらいの言葉だったからです。
高IQ側の人たち、とくにギフテッドと呼ばれる人たちは、一般社会に溶け込むために想像を絶する努力を重ねています。
もし今後、IQが20違うと会話が成り立たないというフレーズを目にしたときは、これからは高慢ちきなギフテッドではなく、孤独で、社会に受け入れられようとしている悩み多き人を思い浮かべてくださると嬉しいです。会話が通じなくて困っているのはIQの高い方であるかもしれないと、そういう思い遣りを見せていただけると、私が生きるのがとても楽になります。
以て、IQ20の差があると会話は成立しないものであり、それは一般人側が拒絶するからである、と回答させていただきます。
具体的にどうして高IQが困っているのかを端的に表す会話がありましたのでご紹介します。
Q.歩み寄らないのはお互い様なのではないかなぁ。
高IQの人は大抵の場合、正しい選択ができて、問題解決も瞬時に80点以上の正しい答えを出せる(そして間もなく100点に到達する)から、基本的な価値観として「私は正しい」という意識を持っています。高IQの方の悩みとして、他人とのコミュニケーションが上がるのは、自分が正しい前提でものを考えてしまう癖があるからではないかと思います。
まぁそして大抵の場合正しいから問題が起こるんですよね。高IQの人のコミュニケーションを妨げる特性としては、論理的に正しいかどうかよりも、自分が好きかどうかで動く人の方が多いって事に気付く事ができない点が挙げられるのかと思います。
おそらく、感情論に価値を見出せないのでは?論理的な意見でないと、直ぐに価値が無いと切り捨ててしまうのでは?高IQの方は物心ついてからずっと、自分が正しい事を自覚しながらも、周りから矛盾のある答えをうんざりするほど提示されているので、論理展開に矛盾がある意見に関してはバッサリと切り捨てる癖が付いているように思います。でも、趣味趣向や感情、人間活動に正しさなんてのは無くて、他人を批判したり、その意見を論理的でないからと切り捨てたり、自分の方が正しいと言うのは間違っているのですよ。
頭がいいから嫌われていたのではなく、頭ごなしに否定するから嫌われていたのではないかと邪推してしまいます。
もし、皆を助ける頭のいい人だったら嫌われるでしょうか?エモーショナル人の群れの中にいたロジック人が孤独に打ちのめされるのは当然ですよね。
ロジック人がロジック人の集まりで自分が解放されるのも当然です。でもこれってエモーショナル人が悪いのかなぁ?
ロジック人がエモーショナル人の感情を否定してたりしないのかなぁ?高IQの人は常に「自分は正しい」という立ち位置で物を考えます、実際正しいのですが、人間関係では必ずしも正しい訳ではないのですよ。私は頭がよくはありませんが、論理的な考え方に傾倒しがちなので、こう思いました。
間違えていたらすいません。A.全部ちがうよ。ちゃんと読んでもっかいコメントしてね。
Q.否定する程度には刺さった様で良かったです。自覚するには時間がかかりますので、頑張って下さい。
A.ではおつたえします。あなたのように、一読して理解されない方が全体の99%なのです。そして丁寧にお話をしようとするのですが、やはり受け入れられません。そのうち疲れますよね。だからこんな投げやりなコメントもしてしまいます。さきほどは大変失礼いたしました。確かにお互いの歩み寄りは必要でしょう。わかってます。だから人と話すときは毎回毎回毎回毎回こちらから歩み寄り、相手に伝わるように話すんです。しかし人それぞれ理解のポイントは異なります。だから毎回毎回毎回毎回毎回毎回考えて話します。もう疲れました。だから休みたいんですが、そこにあなたがきました。それで疲れてるから投げやりなコメントをしてしまった。大変申し訳無い。その結果『やっぱり高IQって歩み寄りがないんだな、アイツラも悪い』という結果になりますね。そうなるんですよ。あなたにとってはたった一回の経験。しかし私にとってはすべての会話がそうです。だから一回の失敗、一回の疲弊が、不利な証言を生みます。あなたがそれになりそうです。『99%の人間と話すのに毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回相手に伝わるように考えないといけないので死ぬほど疲れる』ということを織り込んでほしいんですよ。記事からそこまで読んでほしかったけど、やはり伝え方がまずかったんですね。とりあえず丁寧に弁明をいたしましたので、ご意見が変わられたら幸いです。それでもなお理解しないのなら仕方ありません。もう、疲れました。たぶんわかんねえんだろうな。
Q.貴方のコメントに一貫しているのは「私は悪くない、理解しないのが(知識が無いのが)悪い」という姿勢です。
最初のコメントは、もしかしたら間違えているかなと思いながら書きました。が、その反応で確信してしまったのです。
私のコメントに対する貴方の最初の返答は拒絶です。
突かれたくない図星を突かれて思わず拒絶してしまったのでしょう。
で、2回目のコメントは「お前もわかってないな」と言う意図のものです。
図星を突かれて拒絶したことを認めたくない為、私をわかってないやつカテゴリに入れて思考停止したいのです。
貴方が言いたいのは
「どいつもこいつもわかってねぇな、俺は正しいのに!」
です。
ロジックが正しいのは正しいのかもしれませんが、相手を尊重する気持ちは無いですよね、だからいじめられたのだと思います。
もう一度書きますけど、皆を助ける頭の良い人は嫌われないのです。
それに、誰かとやり取りする際に毎回毎回同じことを言うのは当たり前なのですよ。
同じことを言いたくないなら一人で生きていくしかありません。
こんな簡単な答えにもたどり着けないのは、貴方が自分は正しいと認識しており、その正しい一面にすがっているからに過ぎません。
物事は多面的であり、結果には原因が伴います。
貴方が社会から孤立しがちなのは自分の正しさにすがって他人を受け入れないからだとわかりました。
もう少し心に余裕をもって生きられるとよいですね、加齢がそれを助けてくれるように思いますが、逆に意固地になる場合もありますので、気を付けてください。
間違っている意見だと断じてしまわれるでしょうが、それはそれで貴方の心に何かを残したと思いますので、以上で失礼します。
いかがでしょうか。すごく真っ当な意見でございまして、彼の主張には何らの誤りもないですね。私もまったくそのとおりだと思います。
ただ、2点ほど弁明があります。
彼の主張の中に、私がハッとしたひとことみたいなのはひとつもないということです。小学生のころに当然検討済みで、自分の中でもなんども反芻し、そしてこんな風に時々他人からも説教されるんですね。
また、彼の仮説については何も返答していないのですが勝手に自己の仮説を補強する証拠として捉えられてしまうんですね。だから丁寧に返答しないとそれだけで誤解が生じるんです。
そして私も書きましたが、彼の主張の反証はすでに元の記事に書いてあるんですよ。
それがもうひとつの理由、疲れていると優しく出来ないということです。理性的に振る舞うにはエネルギーが必要で、そのエネルギーを欠いていると誰だって投げやりになります。
彼のコメントをみた最初の印象は「正しいかどうかはどうでもいい、もううんざりだ」です。彼の主張を検討するだけで私のエネルギーを消費するのだという想像と思いやりがない。考えるのはタダじゃないですよ。
今回の衝突の原因があるとすれば、私が疲れていたからなのであって、高IQ特有の思考法には関係がないです。ところが、なぜ疲れているかというと彼のように知ったかぶりをして相手の姿勢を糺そうとしてくる人間がたくさんいて対応をしなければならないからです。
面倒ですね。こういうのが100人のうち99人です。攻撃的なのは20人くらいかな?
こんなのに絡まれて生きていく人生なんです。ちょっとだけでも理解してくれると嬉しいです。
「もう一度書きますけど、皆を助ける頭の良い人は嫌われないのです。」
彼はそう書いていました。そのとおりです。だから私は皆を助ける頭のいい人になったと思います。それの是非はみなさんがご存知でしょう。
しかし彼にとってはそうではなかった。なんででしょうね。彼の主張は「恒に皆を助ける頭の非違人は嫌われない」であって、すなわち「一度でも相手に配慮をしない瞬間があれば嫌われても仕方ない」と同値ですね。論理がわかるなら分かると思います。
これを歩み寄りとは言わないんですよね。一方的に全力を出すことを要求し、一回でも失敗すると排除するんですよ。
言っておきますが、彼の主張は一般人ほとんどが共通に有しているのです。あなたもそうかもしれない。
だからわたしは疲れてるんです。だからわたしは生きるのが嫌なんです。
お願いだから疲れてるのかな?って思ってくれ。頼む。
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IQが高い人と低い人がどうかみ合わないかがよくわかる!!!!!
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"make you feel, make you think."
SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。