倹約することばかりすすめると、人は金を使わなくなる。生活費が少額で足りるとなれば、人はわずかな収入でも満足するようになってしまい、向上心が見られなくなる。その結果、国家もまた貧しいことに満足し発展しなくなる。大切なのは、分を超えて贅沢にしないということだ。収入が多ければ、周囲から多少華美に見えても必ずしも贅沢とは言えない。自分のレベルを考え、それ相応の生活費を使うことは悪いことではなく、むしろ当然だと私は思っている。 ー渋沢栄一　巨人の名語録　より     渋沢 栄一（しぶさわ えいいち、天保11年2月13日（1840年3月16日） – 昭和6年（1931年）11月11日）は、江戸時代末期（幕末）から大正初期にかけての日本の武士（幕臣）、官僚、実業家。第一国立銀行や東京証券取引所などといった多種多様な企業の設立・経営に関わり、「日本資本主義の父」ともいわれる