安室奈美恵の苦悩

ダウンタウンには相当心を開いていたんでしょうかね。トークを見ていると、この方は人見知りなんだろうなぁ、というのが伝わってきます。でも、そういう人だからこそ、自分らしいものがあるわけですね。自分らしい考え方とか、信念とかね。

引退、衝撃的です。youtubeでテレビ報道を見ると、小室哲哉プロデュースから離れた後、作品が売れなくなったことの苦悩を海外メディアに話していたそうです。でも、その際語っていたのは、「人気を回復するためにメディアに媚を売るようなことは絶対したくない」。安室さんの信念が垣間見えます。何より、日本のバラエティ番組などで、この方がなんやかんやしている絵は浮かびません。できないでしょうし、やってほしくないですよね。

一時期は、親友からも「安室奈美恵は終わった」と言われたそうですが、30代になってまた、華開き新時代がやってきました。私はどちらかというと、新時代の安室奈美恵さんをよく見てきました。世代的にアムラーとかはよくわかりません。私の同級生には安室ファンいます。私も好きです。

安室さんはこう語っているそうです。

「若い頃の私は考える時間も権利も与えられなかった。成果も評価もすぐにはついてこない。でも、リスクを背負ってきて、この歳になってようやく認められるようになった気がした。」

おそらく、周りのプロデュースだったり、指示がある中、懸命にアーティストとして活動していたのでしょう。ある意味、操り人形のような感がある中、必死に耐えていたのかもしれません。元ジャニーズの赤西さんも同じようなことを言っていました。若い頃から身振り手振りの一つ一つまで教え込まれたいた、と。

自分の信念がある人は、自分の考えに沿わない生き方をすることに、どこかで限界が来ます。たとえ、「売れることが確約された環境」「売ってもらえる環境」「人気が確保できる環境」にいたとしても、そこから脱します。その際、経済的な部分、成果的な部分で苦悩をすることはあるかもしれません。しかし、そうやった先ではじめて、自分らしさが認められる世界があるのかもしれません。

どんな世界の成功者も、スポットライトを浴びている人間も、その人なりの苦悩があります。特に、「金・名誉・地位」といったわかりやすい指標だけにすがっていない人ほど、華やかに見える舞台上の渦中で、内心はその人にしかわからない苦悩や葛藤を抱えているものです。そして、それゆえに、その人は売れているとも言えます。人気や評価がついてきているとも言えます。

かっこいいですね。

なぜこのタイミングで引退なのでしょうか。間違いなく言えることは、この方にはこの方の哲学、美学があるということ。引き際というのは常に考えていたことでしょう。アーティストという生き方はどう終わりに繋げるべきか。どうランディングするべきなのか。体力的にも、外見的にも、加齢によって厳しくなっていくものは多くなります。また、良い音楽が売れづらいという時代情勢も逆風。多くのアーティストが、メディア上でバラエティキャラ化していく世界。ファンから向けられた期待、これまで積み上げてきたもの、時代情勢、未来、自分の哲学・美学と実際の実行しているもの・・・・・・・・・・

あらゆる苦悩が、スターを襲います。そして、考える人は絶対考えるわけですね、深く、深く。

長く続けるためには「休む」ことが大事と言われています。しかし、ストイックなタイプは、結局なんだかんだで休みの最中も、仕事のことを考えていたりするものです。トレーニングしていたりするものです。いろんなことに考えを巡らせているものです。本人としては、そんなに苦じゃなくてやっていることも、確実に、何かが自分を蝕んでいくわけです。特に人気があればあるほど、そうじゃないでしょうか。

彼女は休んでいたのでしょうか。休めていたのでしょうか。

ある意味、引退発表は「手放したい」「肩の荷を下ろしたい」という気持ちが強く出た結果なのかもしれません。辞めれば、区切りをつければ、全てから解放されますから。表向きしか見ていない人間からすると、「アァ・・・・勿体無い!」と思うわけですが、当人は当人で、当人なりの苦悩やプレッシャーがつきものなわけです。仕事に対して、独自の哲学や美学を持っているからこそ成功できるわけで、それゆえに、わかりやすい指標や基準だけでどうこう測れるような次元を超えたところに、その人なりの苦悩があるわけです。感性勝負のアートな世界は、なおさらそうなはずです。

そんなことを色々考えながら、私が彼女の曲の中でもトップクラスに好きなsay the wordを聞いていると、色々感慨深いものがあります。

犠牲のない成功は選べないんでしょうねぇ・・・・。

選べるのは犠牲の種類だけなんだろうな、と本当に思います。


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西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

新たなるハイクラスエリート層はここから生まれる
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。