みんなみんな社会不適合 U-25の頃に抱いた疑問を忘れている

朝9時。

会社に着いた時点では、まだ何もしていない。

しかし、すでに疲れている。

仕事が難しいからではない。

隣の席の人に挨拶する。
上司の機嫌を見る。
会議で発言する。
昼休みに誰かと飯を食う。
取引先から電話が来る。
帰るタイミングを周囲に合わせる。

そういう「仕事ではない仕事」で、少しずつ体力を削られていく。

世の中では、こういう人を「コミュ障」「社会不適合」と呼ぶことがある。

だが、それだけで片付けると重要なことを見落とす。

問題は、

「仕事ができない」

ことではなく、

「仕事をするために要求される周辺コストが高すぎる」

ことかもしれない。

同じ8時間労働でも、人によって負担は全く違う。

ある人にとって、

上司との雑談
会議
飲み会
社内政治
電話
チームワーク

はほとんど苦痛ではない。

しかし別の人にとっては、それだけで一日のエネルギーの大半を消費する。

この場合、

「もっとコミュニケーション能力を鍛えよう」

という解決策は正しいのだろうか。

もちろん、最低限の対人能力は必要だ。

だが、毎日100のエネルギーを使って他人と同じ場所に立つ人が、20しか使わない人と同じ職場で競争し続けるのは不利である。

努力不足ではない。

競技選択の問題だ。

私は昔から、

「苦手を克服する」

という言葉をあまり信用していない。

克服したところで、得意な人との差がゼロになるとは限らないからだ。

100時間かけて平均点になる能力より、

20時間で上位10%に入れる能力へ時間を使った方がいい場合がある。

だから、社会不適合だと思っている人ほど、

「どう普通になるか」

より先に、

「自分は何に対して異常にコストを払っているのか」

を考えた方がいい。

人付き合いなのか。

拘束時間なのか。

毎朝同じ時間に起きることなのか。

勤務地なのか。

上司なのか。

顧客対応なのか。

組織の意思決定なのか。

逆に、

一人で調べること
文章を書くこと
数字を見ること
物を作ること
運転すること
機械を触ること

なら何時間やってもそれほど苦痛ではない人もいる。

だったら、その差を仕事選びに使えばいい。

社会に適応することだけがキャリアではない。

自分の負荷構造に合わせて、社会との接続方法を変えることもキャリアである。

会社員が向いていないなら、

フリーランスになれ。

起業しろ。

そんな単純な話でもない。

自営業には営業がある。
顧客対応がある。
収入変動がある。
自己管理がある。

人間関係から逃げたつもりが、会社員時代より大量の人間と関わることになる場合すらある。

だから必要なのは、

「会社員か、自営業か」

という二択ではない。

自分が何に消耗し、

何なら比較的消耗せず、

それでも市場からお金を受け取れるのか。

その組み合わせを探すことである。

社会不適合者という言葉は、便利すぎる。

本当は、

「社会全体に適合できない人」

などほとんどいない。

特定の環境、特定の働き方、特定の人間関係に対して、

適応コストが異常に高いだけかもしれない。

魚が木登りを苦手だからといって、

魚全体の能力が低いわけではない。

問題は、なぜ魚を木に登らせ続けるのか、である。

仕事選びも同じだ。

 

会社員が嫌になった人が、次に検索する言葉はだいたい決まっている。

「独立」
「副業」
「フリーランス」
「起業」

会社が嫌なら、会社を辞めればいい。

上司が嫌なら、自分が社長になればいい。

時間を拘束されたくないなら、自営業になればいい。

一見、完璧に見える。

だが、この話には巨大な落とし穴がある。

会社員として苦痛だったものが、

自営業では消えるとは限らない。

むしろ増えることがある。

会社員なら、営業部が顧客を取ってくる。

経理部が請求書を処理する。

総務が契約を管理する。

会社がブランドを持っている。

給料日は毎月来る。

だが独立した瞬間、

全部、自分である。

商品を作る。

客を探す。

売る。

断られる。

クレームを受ける。

請求する。

税金を払う。

売上がゼロでも翌月が来る。

つまり、

「人に縛られたくない」

という理由だけで独立すると、

別の種類の束縛に捕まる。

会社員は上司に支配される。

自営業者は市場に支配される。

ここを理解していないと、

会社から逃げた先で、もっと苦しくなる。

では、会社員に向いていない人はどうすればいいのか。

重要なのは、

「会社員が嫌い」

という感情を、そのまま職業選択に使わないことである。

何が嫌なのかを分解する。

上司が嫌なのか。

満員電車が嫌なのか。

固定時間が嫌なのか。

集団行動が嫌なのか。

評価制度が嫌なのか。

仕事そのものが嫌なのか。

営業が嫌なのか。

責任を負うのが嫌なのか。

これによって答えは全く違う。

例えば、

「社内政治は嫌いだが、顧客との一対一の交渉は平気」

なら独立との相性は悪くない。

逆に、

「他人から評価されること自体が嫌い」

なら、自営業でも苦しい。

市場は毎日評価してくるからだ。

売れた。

売れない。

選ばれた。

選ばれない。

会社員以上に露骨である。

だから、

会社員に向いていない人が考えるべきなのは、

「会社を辞める方法」

ではない。

「自分がどの種類の支配なら耐えられるか」

である。

会社員には組織の支配がある。

自営業には市場の支配がある。

資格職には制度の支配がある。

投資家には資本市場の支配がある。

職人には技能と体力の支配がある。

完全に自由な仕事など存在しない。

自由とは、

支配されないことではない。

自分が比較的耐えられる制約を選べることだ。

ここを間違えると、

「自由になるための独立」が、

ただの転職より苦しい人生になる。

逆にここを正しく選べれば、

社会不適合だと思っていた人が、

急に普通以上に働けることもある。

人間の能力は、

環境から切り離して測れない。

だから私は、

「会社員に向いていない」

という言葉を、

欠点だとは思わない。

ただし、

「だから起業向き」

とも思わない。

問題はその先だ。

あなたは、

何から逃げたいのか。

そして、

何なら引き受けられるのか。

そこがわからないまま仕事を変えると、

逃げた先に同じ敵がいる。

 

「働きたくない」

と言うと、

怠け者扱いされる。

「でも金は欲しい」

と言うと、

さらに怒られる。

働かずに金だけ欲しいなんて虫が良すぎる、と。

しかし、少し考えるとおかしい。

ほとんどの人は、

できれば少ない労働で多くのお金を得たい。

だから高い給料の会社へ行く。

だから投資をする。

だから住宅ローンの金利を比較する。

だから自動化する。

だからAIを使う。

企業だって同じだ。

10人必要だった仕事を5人でできるようにする。

工場を自動化する。

広告費を減らして売上を維持する。

会社がこれをやれば、

「生産性向上」

と呼ばれる。

個人がやると、

「楽をするな」

と言われる。

不思議な話である。

問題は、

働きたくないことではない。

「労働時間と所得がほぼ完全に比例している状態」

から抜け出せていないことである。

時給2000円なら、

10時間働けば2万円。

20時間なら4万円。

働くのをやめればゼロ。

この構造では、

収入を増やすほど自由時間が減る。

だから、

「お金も欲しいし、時間も欲しい」

という人は必ず矛盾する。

解決方法は一つしかない。

自分の時間以外のものにも働いてもらうことである。

技能。

資格。

ブランド。

文章。

商品。

ソフトウェア。

設備。

人。

資本。

過去に作ったもの。

過去に獲得した信用。

これらが自分の代わりに働けば、

労働時間と所得の比例関係が少しずつ崩れる。

もちろん、

「不労所得で自由になろう」

みたいな話ではない。

そんなに簡単なら誰も会社へ行かない。

資産を作るにも時間がかかる。

事業を作れば失敗する。

投資すれば損する。

資格取得にも勉強が必要だ。

重要なのは、

今月いくら稼ぐかだけでなく、

「今日の労働によって、来年の自分が少し楽になるものが残っているか」

を見ることだ。

例えば、

今日8時間働いて2万円を受け取った。

明日もまた8時間働かないと2万円は出ない。

これは完全な労働交換である。

一方、

今日8時間かけて商品を作り、

それが来月も売れるなら、

8時間の労働が未来にも残る。

資格を取れば、

その後何年もその資格を使える。

専門能力が上がれば、

同じ一時間でも高く売れる。

資本を持てば、

労働以外から収益が出る可能性が生まれる。

だから本当に見るべきなのは、

年収だけではない。

その年収を維持するために、

毎年どれだけ自分を売り直さなければならないか。

ここである。

年収1000万円でも、

毎年1000万円分の自分を市場へ売り続けなければゼロになる人と、

年収500万円でも、

過去に作った資産や資格や仕組みが残り続ける人では、

自由の構造が違う。

社会不適合者ほど、

ここは真剣に考えた方がいい。

普通に毎日会社へ行くことが苦痛なら、

一生それを続ける前提で人生を組むのは危険だからだ。

「もっと我慢できる人間になる」

という方法もある。

だがもう一つ、

「我慢しなくても成立する構造を少しずつ作る」

という方法もある。

働きたくない。

でも貧乏にもなりたくない。

その矛盾は、

根性論では解けない。

労働以外に、

何を自分の代わりに働かせるか。

結局、そこへ行き着く。

 

 


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@西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

新たなるハイクラスエリート層はここから生まれる
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。