ダメ人間はまずバイトから

我が闘争 (幻冬舎文庫) 「そろそろ真人間にならないとマズいのかな」 競馬の成績も振るわない日々の中、そんな思いが頭をもたげてきた。 「真面目に働くしかないかもしれない」 考えれば考えるほど、僕に残された道はそれしかないと思えてきた。やりたいことは特に見つかっていないけれど、働いてるうちに何か見つかるかもしれない。あまりに競馬に夢中になって「競馬で食っていこう」とまで考えた僕。 ギャンブル漬けのダメ人間から、東進システムという会社でパソコンやプログラムに関わるバイトに熱中することで、少しずつ真人間に戻りつつある実感はあった。 どうして起業する人間は、「ギャンブルにハマる」「単位を落としまくる、あるいは学校で堕落する」という共通点があるのだろうか。俺も例外なくこの法則にあてはまっている。 「サラリーマンになりたくない。サラリーマンになるという選択肢は絶対にない。」 この意志が、彼をサラリーマ

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