大抵の自己啓発は、受講者に お前は無能さを自覚しろ と言わない。だから、受講者は素晴らしい先生を求めて右往左往してしまう。それが数学とか英語とかのお勉強系ならまだしも、リッチになりたい系のテーマの場合、結局のところアスピレーションが 今の自分から大きく離れたい というところに根差すから、結局フワフワくんになって終わってしまう。雲に頭を突っ込んで、地に足がついていない状態になり、成れ果ては完全なる廃人。この廃人に陥りやすいのが大学生年代。 ドラッカーは、これについてとっくに解決策を出してるんだよね。若者が問うべきは何がしたいかではない、自分を使って何をしたいかだ、とね。   つまりは主語不在になると、遭難してしまうというわけだね。もちろん、就活でもこの主語不在の人間は弾かれてしまう。 自己啓発セミナーには主婦が多い。マルチの集会にせよ、投資系のセミナーにせよ、副業などかなんだとか、