マグネシウムは生体を構成する主要ミネラルの一つであり、生体内の数多くの生理反応に必須の重要なミネラルです。マグネシウムの欠乏は高血圧や糖尿病、心血管疾患の発症と関連することが一般住民を対象とした疫学研究で報告されています。
本研究の結果からリン過剰により惹起される腎障害や腎不全進行リスクに対してマグネシウムが保護的に作用する可能性が示唆されました。今後、特に血中リン濃度の高い慢性腎臓病患者さんに対してマグネシウムの補充が腎予後の改善につながるかを検証する必要があります。 https://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/kid/kid/research/research26061542 (さらに…)