「インターネットの大事な本質の一つは、情報や物を小分けにして、離れていたものをつなげることです。」
とは尾原和啓氏の言である。
三木谷氏の起業ストーリーに見てとれるように、街でこじんまりとやっているような商店が、全国レベルでの商売が可能になった、インターネットの大通りに出店できるようになった。また、Facebookやインスタを見ればわかるように、人々に新しい繋がり方を提供した。
ネットビジネスのキーワードは、
- CGM
- ネットワーク
- ビッグデータ
- UIフォーマット
だろう。
CGMはグーグルがうまい。金をばら撒いて、コンテンツクリエイターを集めるのがうまい。
ネットワークはMetaがうまい。
ビッグデータは、グーグルが活用できているように見えて、実際は金に換えられているのはAmazonの方なのではないかとも思う。
UIフォーマットにこだわって成功したのはzozoだろう。
ソフトバンク率いる孫正義が強いのはインターネットの入り口であるYahoo! JAPANを抑えたからだ。これは彼の過去の歴史の中でも大当たりだった。
そして、グーグルが強かったのもまた、検索という入り口を押さえていたからだった。しかし、時代は変わった。
インターネットで、
よく使われるもの
というのは、「アプリ」として小分けに切り出されるようになっている。アプリは頻度の高い機能を小分けする、アクセスショートカットである。そして、そのアプリというのは、アップルが握っている。デバイスと紐付けたアプリケーションプラットフォーマーの土壌だ。
検索からアプリへ
で勝利するのはアップルである。だからGoogleは焦って、アンドロイドを開発して、オープン化して巻き込みを図った。
そして、ある意味でインスタやtiktokはうまくGoogleの牙城を崩した。専門家・ニッチ化したのである。
今の若者のネットアクセス経路を考えてみてほしい。
- スマホUI→アプリ→プラットフォーム・コンテンツ
である。
多分、孫正義も「これじゃやばい、先がない」と考えているだろう。ヤフーはLINEやzozoを絡めとることに成功したが、多分、
スマホデバイスからテコ入れしなきゃあかん
とは考えているはず。孫正義がオープンAIのサムウォルトマンと会って、新世代のデバイスを考えているなんて話があるが、アップルのポジションをソフトバンクが奪ったらもう大躍進だろう。
キラーアプリを持つか、
デバイスからテコ入れするかが今のインターネット戦争。
動画が観たければyoutube、tiktok、その他配信アプリ。
トレンド情報やその辺の雑談を覗きたければツイッター、インスタ。
こうして、検索そのものから離れる。検索するにあたっても、1番上に出てくるwikipediaに流れる。買いたいものがあるのならAmazonや楽天にアクセスする。簡単に調べられるもの、基礎情報については、AIにプロンプトを打ち込んで答えさせる。
こういう流れの中で、リクルートのindeed事業のように、「特定の領域の検索」に特化した検索エンジンも生まれてきている。
Googleはウェアラブルデバイスで人間のフィジカルにフィットする形で新しいインターネットへのエントランスを開拓しようとしたが失敗した。
Googleの壮大な野望は、デカすぎた。
今、検索エンジンはなんでも検索できてしまう。それゆえに、ユーザビリティが相対的に悪くなっている。もちろん、目的性を絞らないからこそ、検索することで偶然の出会いもあった。しかし、どうせ検索しても最初から10位くらいまでしか見ないし、そのたびに検索キーワードを変えるのも面倒臭い。Googleの検索アシストやタブには絞るための選択肢が少ない。
ゴミが増えるごとに総合性の価値は落ちていく。
Amazonの方が、顧客のアカウント情報とビッグデータを使いながらうまくレコメンドするUIが作れていると思う。
どう探すか(目的、非目的)×何を探すか によって細分化されてくのがポータルの歴史。検索は細分化されていく。
おそらく、今後のGoogleは、これまでの総合的検索で立ち位置をキープできない。
だから、焦って、アンドロイド端末と、youtubeに力を入れているのだ。
検索の牙城は崩壊しつつある。
実際、現代では、検索をしても有益な情報に辿り着けない。
1: 検索広告の市場飽和と競争
検索広告市場は成熟し、競争が激化しています。キーワードの単価が上昇し、広告主の収益性に対する圧力が増しています。ヴィクター・ウォン氏(デジタルマーケティングの専門家)は「検索広告市場は競争の激化により、クリック単価が上昇し、広告主は広告費を増やす必要があるかもしれません。この状況が続けば、一部の広告主は他の広告形式にシフトする可能性がある」と述べています。
2: ユーザーの広告疲労
ユーザーの広告に対する疲労も懸念材料です。ユーザーは広告に対する耐性を持つようになり、広告ブロッカーや広告を無視するスキルを磨いています。ジェニファー・ミラー氏(デジタル広告の専門家)は「ユーザーの広告疲労が増加し、検索広告のクリックスルー率が低下している。広告主にとっては、より創造的で魅力的な広告キャンペーンを展開する必要があるかもしれません」と指摘しています。
3: 検索エンジン外の競争
Googleは検索広告において圧倒的な地位を持っていますが、他のプラットフォームやソーシャルメディアも広告市場で存在感を増しています。ユーザーはさまざまなデジタルプラットフォーム上で広告に接触しており、競合他社は新たなターゲティングオプションを提供しています。サラ・エドワーズ氏(デジタルマーケティングアナリスト)は「Google以外のプラットフォームが広告主に新たな機会を提供しており、広告予算の分散が進んでいる。これはGoogleにとって競争を増大させています」と述べています。
4: 検索エンジン外の広告媒体の増加
Googleが広告主に提供する広告媒体も多様化しています。YouTube、Googleディスプレイネットワーク、アプリ広告など、多くの選択肢が存在します。しかし、ジェフ・グリーン氏(デジタル広告コンサルタント)は「広告主はますます複雑な広告キャンペーンを運用する必要があり、広告予算の最適化が難しくなっています。この複雑さに対処するためには専門家の支援や新たな技術ツールが必要かもしれません」と指摘しています。
テーマパーク事業なり、
ライブなり、
トリックアートなり、
3Dライドなり、
なんでも良いが、結局は強いコンテンツがないと厳しいというのは変わらない。
しかし、いかにして良いポジションを取っていくのか、という陣取りゲームは延々と展開されていくことになる。
横浜市に返還された米軍施設の跡地利用を巡り、三菱地所が東京ディズニーランド規模の大型テーマパークを開発することが決まった。大型テーマパークの開発、運営を手掛けるのは初めてで、三菱地所は乾坤一擲(けんこんいってき)の大勝負に出た。
三井にしてやられたTDLのリベンジに燃える。
これから都心集中は進む。南関東に大規模施設を構築して、恒常的に人の流入を確保できるライブエンターテインメント施設の価値は高い。
面白い人間をキャスティングする、
面白いコンテンツ・アイデアをジェネレートする、
こういう構図は変わらないであろうが、
デリバーの形、アクセスの形は大きく変動していく。
その勢力図の変遷というのがインターネットの変遷である。
いわば、京都化するか、東京化するか、いずれかの大きな方向性がある。
京都は多少ジリ貧化しているが、あのコンテンツはしぶとい。強い。細く長く生き残れる方式であろう。京都の観光価値はこの先も変わらない。
一方で東京のように、オープンなプラットフォーム化するか、外部からの流入こそが強みという形を保つか。
クリエイターエコノミーはどうなっていくか。
一般論としてはこういうことが言える。
クリエイターエコノミーは今後も成長し、変化し続けるでしょう。以下は、将来のクリエイターエコノミーに関するいくつかの予測と考察です。
- 多様性の増加: クリエイターエコノミーはますます多様化し、異なる分野やプラットフォームでクリエイターが活躍することが期待されます。音楽、ビデオ、グラフィックデザイン、プログラミング、エンターテイメント、教育など、多くの分野で新たなクリエイターが現れるでしょう。
- 収益モデルの進化: クリエイターエコノミーはさまざまな収益モデルを提供するでしょう。これには、広告収益、スポンサーシップ、有料コンテンツ、クリエイターグッズの販売、クラウドファンディング、NFT(非代替可能トークン)の販売などが含まれます。クリエイターはこれらの収益モデルを組み合わせて、持続的な収益を生み出す方法を見つけるでしょう。
- 技術の影響: 技術の進化はクリエイターエコノミーに大きな影響を与えます。AIはコンテンツ生成やパーソナライゼーションを向上させ、クリエイターの作業を効率化するでしょう。また、ブロックチェーン技術とデジタル通貨は、コンテンツの所有権や報酬のトレーサビリティを向上させる役割を果たす可能性があります。
- 法的・倫理的課題: クリエイターエコノミーの成長に伴い、法的および倫理的な課題が浮上するでしょう。著作権、ライセンス、デジタルプライバシー、コンテンツの品質など、さまざまな問題がクリエイターコミュニティとプラットフォーム提供者の間で議論されるでしょう。
- メタバースとバーチャルリアリティ: メタバースとバーチャルリアリティの台頭により、新たな創造的なプラットフォームが生まれるでしょう。これにより、3Dコンテンツ、バーチャルコンサート、バーチャルショッピングなど、新たなクリエイター体験が可能になります。
- 教育とスキルの重要性: クリエイターエコノミーに参加するためには、専門的なスキルや知識がますます重要になります。教育機関やオンライン学習プラットフォームは、クリエイターの成長とスキルの向上に貢献するでしょう。
クリエイターエコノミーは非常にダイナミックで、多くの可能性が開かれています。しかし、同時に競争も激化しており、成功するためには質の高いコンテンツ、強力な個人ブランド、モノづくりの情熱が必要です。未来のクリエイターエコノミーは、新たなチャンスを提供する一方で、クリエイター自身にとっても変化と適応が求められるでしょう。
クリエイターエコノミーを考える上で面白いのは、現代のミュージシャンである。
従来のミュージシャンは「音楽を売っていた」。CDセールスやライブセールスが主な収益源だった。
しかし、現代では「プロダクト」のセールスが主要となっている。現代のミュージシャンは、音楽コンテンツは集客のネタにするようになり、物販で稼ぐようになっているのだ。現在、アメリカを中心に、数々の著名アーティストが独自のブランド、プロダクトを持ってセールスをするようになっている。
CDが売れなくなったという変化はやはりでかい。
youtuberが動画収益だけではなく、関連事業を接続して生き残るようになってきたような現象が起こっているのだ。
インターネットビジネスとインターネットコンテンツの未来についての予測は複雑で、確実なものではありませんが、以下に今後の方向性や根拠を示す要点を述べてみましょう。
- AIとAGIの進化: 人工知能(AI)と人工汎用知能(AGI)の進化は、インターネットビジネスとコンテンツに大きな影響を与えるでしょう。AIはコンテンツの生成、カスタマーサポート、個別の利用者体験の最適化など、多くの面で活用されるでしょう。AGIが実現されると、これらの領域でより高度な自動化と洞察が提供されるでしょう。
- 個別化とカスタマイズ: インターネットビジネスは、利用者の個別ニーズに合わせたコンテンツを提供する方向に進化するでしょう。AIとディープラーニングを活用した個別化技術が進化し、ウェブサイト、アプリ、コンテンツがユーザーに合わせて自動的に調整されることが一般的になるでしょう。
- データプライバシーとセキュリティ: プラットフォームやサービス提供者は、データプライバシーとセキュリティに対する厳格な要件を守る必要があります。ユーザー情報の保護と透明性がより重要になり、法律や規制がそれを支持します。
- コンテンツクリエーションの多様化: インターネット上のコンテンツクリエーションはますます多様化するでしょう。個人、コミュニティ、企業が様々な形式のコンテンツを制作し、共有するためのツールやプラットフォームが提供されます。これは新たな機会を生む一方、情報過多も引き起こす可能性があります。
- 仮想世界とメタバース: 仮想現実(VR)や拡張現実(AR)技術の進化により、新たなコンテンツの領域が開かれるでしょう。メタバース(仮想世界のオンラインプラットフォーム)もコンテンツとビジネスの未来に影響を与える可能性があります。
- クリエイターエコノミー: インターネットビジネスは、独立系クリエイターやコンテンツプロデューサーにとって継続的な収益を生み出すエコシステムを提供するでしょう。広告収益、スポンサーシップ、有料コンテンツなど、多くの収益モデルがクリエイターに利用可能になります。
- デジタル通貨とブロックチェーン: ブロックチェーン技術とデジタル通貨がインターネットビジネスにおける支払い、契約、コンテンツの所有権などの分野で変革をもたらす可能性があります。
これらの予測は、現在のトレンドや技術の進歩を踏まえて述べたものですが、将来の不確実性も考慮する必要があります。インターネットビジネスとコンテンツは進化し続け、変化に適応する柔軟性が求められます。
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"make you feel, make you think."
SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。