21歳の君に送る就活の重要論点 〜31歳のほとんどが知らないこと〜

 

 

論点1:あまりに需要がありすぎると

需要があって、供給が足りない仕事は、稼げる。食いっぱぐれない。

でも、あまりに需要がありすぎて、全く供給が足りないと、それを機械で代替する動きが進み、結果的に

「人間イラネ」

になったりするところが経済の難しいところ。

 

論点2:ズワイガニでいいや🦀

タラバガニが高いから、

  • カニカマでいいや
  • ズワイガニでいいや

的な現象が常に起こるのがマーケット。

 FAANG vs 他のTech人材(2020年代)

タラバガニ = Google, Apple, Meta(FAANG)のエリートエンジニア(高給・競争率高)
ズワイガニ = 他の大手IT(Microsoft, Oracle, IBM)やユニコーンスタートアップのエンジニア(中給)
カニカマ = オフショアのエンジニア(インド・東欧・南米の外注エンジニア)

💡 実例
FAANGのエンジニア採用が難しくなり、企業がインド・東欧のエンジニアを積極活用 するようになった。リモートワークの普及でカニカマ(オフショア人材)でも十分戦える状況に。

投資銀行のアナリスト採用(1990s-2010s)

タラバガニ = ハーバード・スタンフォード卒のエリート投資銀行アナリスト
ズワイガニ = 欧州・アジアの名門MBA卒(LSE, INSEAD, 香港大など)
カニカマ = モデル構築や財務分析をするインドの外注アナリスト(KPO = Knowledge Process Outsourcing)

💡 実例
2000年代以降、投資銀行のコスト削減のため、アナリスト業務の一部が インドのオフショアKPO(リサーチセンター)に外注されるようになった。これにより、超エリートアナリストでなくても仕事が回るようになり、米英の投資銀行がカニカマ(インド人材)を活用。

弁護士市場のパラリーガル化(2000s-2020s)

タラバガニ = 超一流ローファームの弁護士(Harvard Law, Yale Law卒)
ズワイガニ = 地方ロースクールや二流ローファームの弁護士
カニカマ = パラリーガル(弁護士業務の一部を担当する事務職)

💡 実例
ローファームのコスト削減で、単純な契約レビューやリサーチ業務を パラリーガル(法務補助者)に委託 する流れが加速。カニカマ(パラリーガル)で済むなら、わざわざタラバガニ(高給弁護士)を雇わなくてもよくなった。

論点3:誰がクリエイティブAIをここまで予測した

クリエイティブな仕事はAIには奪われない、定型的な仕事ばかりが奪われる、と2013年には予測されていたが、あっという間にクリエイティブ領域に侵食。

スーパーの自動化などはガンガン進んだ。

一方で、「別に人間使ってても、安いからいいよね」的な仕事は残されている。だが、都市部のような人件費が高いエリアは雑務は機械化が進む。

クリエイティブな仕事も、デザインにしろ、イラストにしろ、外注したりするのは面倒だった。photoshopやイラレも面倒だった。この辺を、程々でチャチャっと仕上げるAIは便利。

従来、フリーランスに外注されていたような仕事は、AIに持っていかれる可能性は大きい。

論点4:消費そのものをしない

2010年代に入って、消費性向は落ちている。

消費性向は落ちていて、需給均衡は下がってる。そんな中、政府行政の打ち手としては、

  • 財政出動で需要そのものを底上げする
  • 供給を縮小させてバランスを取る

の二つの方向性がある。

そして今、見ていると、財政緊縮と供給縮小路線であろう。

 

「消費税の実態」というのは第二法人税であるため、インボイスで散々騒がれたことからもわかるように、あれはフリーランス・クリエイター潰しである。要するにくだらない仕事してんじゃねぇ、ってこと。

中小企業でも、仕入れ率が低い事業は消費税負担が重い(消費税は仕入れが多い方が減税できる)。つまり中小サービス業が淘汰される流れ。

 

法人税を重くしても海外に逃げられるので、

  • 個人所得課税
  • 消費課税
  • 資産課税

に走る。土地に関しては供給過剰はないので、上物に対してかける。タワマン規制も始まってる。個人所得課税、消費課税、金融資産課税は加速傾向。つまり供給を締め付ける。

そもそも、M&Aが長らくブームだったのも、事業の整理再編の流れであった。

 

アパレルみたいな、中小零細が入り乱れやすいところで、ガンガン淘汰を進めて、画一化する。クリエイティブ領域のような、中小零細のよくわからない仕事をガンガン潰す。

古着屋とか、カフェとか、雑貨屋とか、ああいうものは片っ端から潰す。

 

論点5:総合商社は1970年代からずっと強い

1971年、日本マクドナルドが入ってきた。

当時、商社は日本一の給与だった。

2000年代は三木谷が、「もう商社の時代は終わりだ」と言った。

果たしてどうだろうか。ずっと商社は日本トップクラスの高給企業である。財閥系商社本当に強い。めちゃくちゃ強い。

一方、銀行、証券などはボロボロになった。

 

論点6:トヨタは強かった

リーマンショックの頃、「トヨタはもうこの先は・・・」みたいなこと言われていたが、その先10年は、結局、大躍進フェーズだった。

🔍 「トヨタは終わる」という予想が外れた理由

🔻 当時の「読み違い」

  • 「EV化が急進する」と考えたが、実際にはHVの時代が長く続いた
  • 「新興国市場が伸び悩む」と思われたが、実際はトヨタがシェアを拡大
  • 「リコール問題でブランドが終わる」と言われたが、むしろ品質管理を強化し信頼回復

🔺 本当の教訓

  • 「トヨタ終わる論」は、短期的な問題を過大評価していた
  • トヨタの「カイゼン経営力」を見誤った
  • 「EV一本足打法」が正解とは限らなかった

 

📉 2008〜2010年頃:トヨタが危機と見られた理由

リーマンショック直後、トヨタは確かに厳しい状況にあった。

  1. リーマンショックによる世界的な自動車需要の急減
    • 2008〜2009年にかけて新車販売が急減し、トヨタも大幅な減益に
    • 2009年度は過去最悪の約4,600億円の赤字(トヨタ史上初の営業赤字)
  2. 米国での大規模リコール問題(2010年)
    • 「意図しない急加速問題」で信頼性が揺らぐ
    • 米国での訴訟や風評被害が拡大し、「トヨタ終わった」と言われた
  3. 「トヨタの終わり論」
    • 米国市場の成長鈍化 → GMやフォードにシェア奪われる?
    • 電動化の波に乗り遅れる?
    • 世界経済低迷で高成長は無理?

📈 2010年以降:トヨタが絶好調を維持した理由

トヨタが「終わる」と言われたのに、10年以上にわたって世界最強であり続けた理由は?

1.「選択と集中」戦略を徹底し、経営を引き締めた

  • リーマンショック後、コストカットや効率化を徹底
  • 「カイゼン」 を進め、工場や開発プロセスの無駄を徹底的に削減
  • 赤字からわずか1年で黒字回復(2010年度に営業利益5,682億円)
    経営の回復力が異常に強いことを証明

2. ハイブリッド(HV)の大成功

  • 「EVの時代が来る」と言われたが、実際はHVがメインに
  • プリウスの成功でHV市場を独占 → 競争力を維持
  • HVの高利益率がトヨタの収益を支えた

3. 新興国市場の拡大に成功

  • 2010年代、東南アジア・アフリカ・南米でトヨタのシェア拡大
  • カローラ、ハイラックスなどの堅実な車が売れ続けた

4. 強固なサプライチェーン

  • 「系列部品メーカー」との連携が強く、安定供給が可能
  • 半導体不足やコロナ禍でも競争優位を維持できた

5.「EVシフト」に対する冷静な判断

  • 2010年代に「EVブーム」があったが、トヨタは慎重姿勢
  • 他社(テスラ、GM、VW)がEVシフトを急ぐ中、トヨタはHVを維持
  • 2020年代にEV市場が**「成長はするが、完全移行には時間がかかる」** ことが判明
    結果的にトヨタのHV戦略が正解だった

6. GAFA流の「ソフトウェア戦略」にも適応

  • 2020年代に「ソフトウェア×自動車」が重視される中、トヨタも動いた
  • コネクテッドカーや自動運転技術の開発に注力
  • Woven City(スマートシティ構想)などで次世代事業も展開

 

リーマンショック時に「トヨタの時代は終わる」と言われたが、実際には10年以上絶好調 だった。


理由は、
経営の引き締め(コストカット・カイゼン)
ハイブリッド戦略の成功
新興国市場の拡大
強固なサプライチェーン
EVブームに慎重な対応(結果的にHVの成功)

「短期的な悪材料」と「長期的な競争力」を見誤ると、企業の未来を読み違える という好例だった。

 

論点7:パナ、シャープ、東芝はボロボロ

一方で、

  • パナソニック
  • シャープ
  • 東芝

なんかはボロボロ。

1. シャープ(SHARP) 📉

最盛期:2000年代初頭(液晶事業で世界トップレベル)
衰退の理由

  • 液晶パネル事業に過剰投資し、中国・韓国企業に競争で敗北
  • 2010年代に経営悪化 → 2016年、台湾・鴻海(ホンハイ)に買収される
    現在:ホンハイ傘下で経営再建中だが、完全復活には至らず

2. パナソニック(Panasonic) 📉

最盛期:1980〜2000年代(家電・AV機器で世界的ブランド)
衰退の理由

  • ソニーや海外企業に家電・AV市場を奪われる
  • 巨額投資したプラズマテレビが失敗(2013年に撤退)
  • 事業の多角化が裏目に出て収益性低下
    現在:EVバッテリー事業などで復活を模索中だが、依然として成長鈍化

3. 東芝(Toshiba) 📉

最盛期:1980〜2000年代(原発・半導体・家電で世界的企業)
衰退の理由

  • 不正会計(2015年):粉飾決算が発覚し信用失墜
  • 原発事業の失敗(ウェスチングハウス買収 → 多額の損失)
  • 収益の柱だったメモリ事業(東芝メモリ → キオクシア)を売却
    現在:一部上場廃止、経営再建を進めているが、かつての栄光はない

 

論点8:ソニーと日立は復活した

事業ドメインを入れ替える、アロケーションを入れ替える企業は生き残っている。回復した。

ソニーはエレクトロニクスの会社じゃなくなってしまった。日立はITやインフラを基盤にして復活。

ソニー(Sony)(一時衰退 → 復活)📈

最盛期:1980〜2000年代(ウォークマン、テレビ、ゲームで圧倒的ブランド)
衰退の理由(2000〜2010年代)

  • サムスンなどに液晶テレビ市場で敗北
  • VAIO(パソコン)などの事業が低迷 → 売却
    復活の要因(2010年代以降):
  • ゲーム(PlayStation)金融事業 が好調
  • 半導体(イメージセンサー) で世界シェア拡大
  • 家電は縮小し、エンタメや金融にシフト成功

 

日立製作所(Hitachi)(一時衰退 → 復活)📈

最盛期:1980〜2000年代(総合電機のトップ企業)
衰退の理由(2000〜2010年代)

  • 多角化の弊害で事業が低収益化
  • 2008年リーマンショックで巨額赤字(過去最悪の約8,000億円)
    復活の要因(2020年代)
  • 不採算事業(家電・半導体・建機など)を整理し、IT・インフラ中心に再構築
  • 2020年代には過去最高益を記録し、完全復活

 

論点9:文系が多い会社は腐敗する

まぁ、フジテレビみたいになります。

社内政治、利害、嘘、根回し、接待・・・・。

こういうのばっかり。どろどろ。

 

一方、トヨタみたいな理系が多い会社は強い。

  1. 現場
  2. データ
  3. グローバル

の3拍子が揃っている。

 

論点10:外資コンサル、P&Gの旨味は終わってる

外資コンサルの旨味は終わっている。

波頭亮(1957年生)、南場智子(1962年生)が、「マッキンゼー代表」みたいな顔をして番組に呼ばれまくっている。

実際、コンサル黄金期は彼らが活躍した80〜90年代だろう。

 

この世代の人間が、死ぬまで、Newspicks系やPIVOT系番組に呼ばれ続けるだろう。

 

P&Gに関しては本社・アジアHQがシンガポールに移転し、今は日本は販売会社になってしまっていて、節税の観点からも研究開発などはシンガポールなどでやっている。さらには昔のようにマーケティングが一体化しておらず、バラバラになってしまっている。

 

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西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

新たなるハイクラスエリート層はここから生まれる
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。