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お金の使い方と働き方がわからない現代人たち。
炊飯器、掃除機、洗濯機(3S)、自動車、クーラー、カラーテレビ(3C)、これらを求めてがむしゃらに働く時代には、国民の間で共通の価値観があった。 もっと、働こう。もっと、豊かになろう。 実際、日本国民が一致団結して働けば働くほど、この国の経済は上向いていった。頑張れば、自分も家族も地域も会社も国家も全部が豊かになる。 日本人は、みんな共通の目標と、共通基盤を持ってがむしゃらに働いた。 だからこそ、70年代、80年代にはアメリカも「うわ、日本人がうちらのビルとか買い始めたよ、やべーじゃん」「おい、日本人のせいでうちらの車売れねーよ、なんとかしろよ、アメリカ政府!!」という感じで日本を恐れるまでになったのである。 しかし、生活を便利にさせ、生活を根本から変え、「あぁ、自分たちの生活は豊かになったな!」と感じられる時代が終わりを告げると、人々の意識も当然変わっていく。 もはや、新し