サラリーマンと洗脳と

https://www.excite.co.jp/News/smadan/E1487661232727/

テレビで放映された、サラリーマン地獄の合宿、みたいなものが炎上してるらしいね。なんか、企業研修を請け負っている会社が実施している幹部候補のための訓練が洗脳さながらだ、と。オウムがやってたようなことと同じじゃないか、と。

宗教は給料を出さずに信者の自主的なコミットを求めていて、会社の場合は給料を支払って会社員の首根っこを掴み、副業を禁止にし、クビをチラつかせている以上は会社の方がタチが悪いなんて声も。

洗脳の定義が何なのかは詳しく知らないけれど、少なくとも、「マイノリティ」を前提とした定義ではない。洗脳とはすなわちマイノリティがその状態にあるもの・・・・というのはおかしい。

マジョリティが洗脳の被害者である可能性は大いにある。

ただ、一般市民感覚では、洗脳されている人というのは少数派を指すことが多い。「変」というのは少数派を指すからね。でも、多数派が洗脳されていることだって起こり得るわけであって、多数派に流されない強い思考がある人、海外事情がわかっている人は日本の労働環境におかしいって気づいていると思う。

国家洗脳とか社畜洗脳ってなかなかえぐいぞ。

そんなものに浸るぐらいなら、ヒッピーになりたい。新興宗教にハマりたい。それぐらいですわ、まじで。

この世界で正しいこととされるのは往々にして多数派の原理に基づいているし、多数派の原理に背きすぎると生存が困難、不可能になっていく側面はある。とはいえ、多数派に迎合しているばかりでは明らかに洗脳被害者人生は確実。そもそも、大多数の人に考える力など存在しない。人の考えというのは、ある意味で植え付けられたもの、与えられたものであり、多分に政治的なものである。その時々において支配的なパラダイムに流される・引っ張られるのが人間の基本。

 

さて。

たまに、社長ブログなるものを書いている人がいる。自分の会社のメンバーに対して、自分が思うこと・感じることを伝えているブログである。もちろん、使う側と使われる側という関係性はあるし、人を雇うというのは本当に大変なことで責任もあるから、社長やマネジメント層から一般社員に対する指示・要求・伝令は厳しくなって当然である。それは当たり前のこと。

ただ、なんというか、すごく思うのは、「雇われる生き方をするのであれば、ほんと、無能な人間、死にかけの事業に飼われると大変なことになりまっせ」ってことかね。世の中の社長ブログとか見てたら、ほんと、それ思う。

経営者向けの本とか読めばわかるけど、いかにして給料をおさえつつ社員のモチベーションを維持するのかとか、いかにして社員を使い切るのかみたいな教えが繰り広げられていて、それらを見るたび、「雇われるのはアホくさい」と思ってしまう。コインの裏側の世界ですよ。使っている側の思想がそれですよ。給料なんて、あげたところで大してモチベーションも満足度も上がらないから意味ないよ、みたいなことは経営本に書いてあるのだからね。

サラリーマンとして出世しようとしている人とか、就活・転職で成功しようとしている人たちって、そういう人たち向けの情報にしか触れていないからぜんぜん、仕組みや構造への理解が進んでない。サラリーマンゲームを理解したければ、自分を雇っている経営者側の事情を理解しなきゃ。世の中なんでもそうだけど、マーケティングの勉強したくてマーケティングの本買っている奴とか、投資の勉強したくて投資の本を買っている奴とか、営業の勉強がしたくて営業の本とかを買っている奴は絶対に負けると思うね。

 

で、 サラリーマン生活の話だけど。

すごい大雑把にまとめると、会社なんて辞めたけりゃ辞めればいい、転職したけりゃすれば良いと思う、ほんとに。やっぱね、どうあがいても無理なところは無理だし、業界的に厳しいとことか、アホな社長の元とかではそりゃー、キャリアが潰れてしまう可能性はあるわ、って思う。

世の中ってほら、一生懸命に、「会社は辞めるな」とか「じっと耐えろ、辛抱しろ」とか言うでしょ。でも、マジで、雇われる側の人間の利点って、その事業への参加を自分の意思で決められること、辞めどきを選べること、乗り込む船を変えられることだと思うのでぽんぽん移っていったらいいのに、ってすごい思うけどね。

ま、とはいえ、世のほとんどのサラリーマンが給料分の働きができていないのは事実で、これは経営者側のポジションにまわって正社員を囲おうとした時にようやく気づける事実だと思う。月給30万円のサラリーマンを社内に招き入れるのに、果たしてどれだけを稼ぎ続かないといけないのか、っていう。その固定費の負担が、どれだけ厳しいのかっていう。そういうことね。今はなにもかもが外注できる時代。営業代行もあるし、IT系の仕事はクラウドソーシングで投げられるし、経理ソフトはあるし、外国人労働者はいるし・・・・・・ってな感じだからね。

聖域とされてきた営業マンの世界だってキツイ。給料月25万円の営業マンを一人雇うと月のコストは50万円以上かかる。ボーナス等も含めると年間約700万~1000万。これが固定費化する。おそろしい経営リスク。日本のベンチャー企業は販促費や商品開発には投資できないけど、人件費への投資はさかん。そして、なかなか解雇しない。だから、就労環境が悪いのかもしれないね。海外みたいに流動的な労働市場で、どんどん転職していって、プロを招き入れる・・・みたいなのとはちょっと違うもんね。会社に雇われるとかなり不自由なんだけれども、あれこれ干渉されたり疲弊するんだけれども、面倒を見てもらえたり、そもそも求職の数が多いのが日本なのかもしれない。人件費に対する投資のさかんさ。これが日本のベンチャーが潰れやすい理由とも言われている。日本は労働生産性が低いとか言われているけれど、それは無能な人にもたくさん仕事を用意する懐の深さがあるから。海外の場合、そもそも仕事の数自体が少なくて、仕事している人たちはパフォーマンスが高いから、マクロで数値を取ると労働生産性が高いということになる。

でも、「営業 代行」とかで検索したらわかると思うけど、本当、すごい時代ですよ。もう、なんでもかんでも代行できる。そもそも、人件費にコストをかけて営業するのが割りが合わないよねってなっていて、みんな、ネットでのマーケティングとか、営業マンに負担をかけない仕組み作りに着目するようになっている。経営リスクを下げるためには、まず、人件費という名の固定費を、変動費化する・安くするってことが重要であると、世の経営者は気づき始めている。

トップマネジメント以外は代行できるって誰が言ってたんだっけ。ドラッカーだっけ。さすがですね。やはり、もう、総国民起業家時代・経営者時代って言う感じでしょうか。

営業代行会社のHPとか見てみたら良いですよ。世の中の営業マンは、面接の時に隣に座っていたアイツとか、同僚のアイツとかをライバル視しているのでしょうが、実際のところは違うんです。ライバルはもっと、別のところにいる。見えないところでじわりじわりと職域を侵食されていることに気付くべきですね。そもそも、自分が誰と戦っているのかがわからなければ勝負の対策って打ちようが無いでしょう。今の世の中で、職がない、給料が低いと嘆いている人たちは、そもそも、自分たちが「誰に」仕事を奪われているのかすら、気づけていない印象です。


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西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

「人生を変える」にフォーカスしたブランド
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。