失敗する夫婦と失敗するビジネスパーソン

認知行動療法の創始者であるアーロン・T・ベックは、仲の悪くなった風に対して、「お互いの悪いところばかり目を向ける習慣と意識的に戦う」ようにアドバイスをしている。 たとえば、「結婚日記」。夫婦に、お互いについて「相手がしてくれたうれしいこと」を記録するようにすすめている。 結婚日記をつけた夫婦の70%は、関係に改善が見られたそうだ。ベックは、「変わったのは、現状に対する認識だけだ」と述べている。 夫婦仲が悪くなってしまった場合、互いが結婚生活における喜びを過小評価してしまっていることが多い、ということである。結婚当初に比べ、慣れによって喜びは低減し、その結果として「悪い面」が相対的に上がる。そうすると、夫婦仲は悪くなりやすくなる。   人は、関係性を持った相手に対して、「相手が悪い」と決めつけることによってその関係性を破綻に追い込む。まず、自分を省みるという発想があまりにも欠如して

この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。

既存ユーザのログイン
   
新規ユーザー登録
*必須項目