書店でよく見る「わかりやすい数学」みたいな本が教える「わかりやすさ」は実際のところ、わかりやすい形になっていません。結局、わかっている人がわかっている視点で語っているだけです。なので、ああいう領域で「先生」みたいなビジネスをスタートすると何が起こるのかというと、大してお客さんが集まらないというのと、あと、先行者から色々文句言われるわけです。
なんていうんだろう・・・・。
枠を超える力というのかな。移動する力というのかな。
ビジネスというのは、基本的にマーケットに対して驚きを与えると成功しますが、その驚きというのは「革新的な新しさ」というよりは、そのマーケットにとっての新しさなわけです。そのマーケットでの異質さ。
女性に対して女性がダイエットやボディメイクを教えたら割と普通ですが、女性が男性に筋トレ指導したり恋愛ノウハウ売ったら結構新しい。高学歴の人がプロギャンブラーになって活躍し、ノウハウを販売したら面白いし、学年ビリのギャルが慶応大学に受かったら映画化しちゃうわけです。
日本人がK-popアイドルになったら人気出てるし、IT役員なのにお笑い芸人やったら注目を集めるし、プロや企業向けだったコンピュータをユーザーフレンドリーな形で大衆化したら大成功したわけだし、お金持ちの間だけでシェアされていたノウハウをビジネス書にしたら大ヒットしちゃったわけです。
めちゃめちゃ厳しい企業で働いていた人がゆるい企業に行ったら大活躍だし、ペリーが日本に来たら大変なことになったし、元官僚が投資家になったら面白いし、めちゃめちゃ美人なのにAV女優になったら注目を浴びるわけです。
あんまり難しく考えない方が良いですよ。
ちょっとひねるだけ。
大人になって経済学とか数学とかをやり直したい、英語をやり直したい、何かしらの勉強をしたいっていうマーケットが結構なサイズで存在しますよね。ああいう領域でも十分なビジネスができる。自分一人を食わせるぐらいは。でも、既存のマーケットではなかなか良い商材がなかったりする。もっと大きな潜在需要があったりする。そういうのを丁寧に開拓するだけでもビジネスになります。文字通り、掘り起こされていない金脈があるわけです。
基本的には、「金脈」みたいなところを、上手に掘り起こすだけでマネタイズは可能です。
新規性あるテクノロジーに飛びついたり、流行りのバズワードに乗っかったり、「最年少上場記録更新します!」とか言って投資家を説得してまわったり、「世界を変えます!!」とかやっているタイプが一番、マネタイズには遠いかな。
高速手マンの練習している童貞くさい雰囲気が半端ない。
私が見る限り、資金調達に成功している人、スモールビジネスで割とすぐに飯が食えるようになっている人がやっているビジネスって、不用品回収、転売、バー、風俗、Kindle出版、不動産仲介、人材派遣業、資格教育、パーソナルトレーナー、有料メルマガ、コミュニティビジネス、アフィリエイト、中古車販売、カー用品販売、WEB制作系のスクール、英語講師、留学系ビジネス・・・・・
とか、手堅いのが多いですよ、結構。
基本的に何をやるのかとか割とどうでも良くて、とりあえず手堅いのからスタートしてお客さんを集めて、信用を得て、お客さんに対して提案をしていったり、関連商材の紹介をしたり、もっと儲かる仕組みを考えたり、お客さんの要望に応えたり・・・・とかしていると、どんどんビジネスが変容したり大きくなるってのが良い形だと思います。商品・商材っていうよりも、人心を捉えられているのかっていうところが大きい。
価値を生めて、価値を与えられて、かつ、人を集めることができると何かできますから。
まず、価値あるものを持って、人を集められるようになってください。人さえ集められるのなら、実は案外、その次の発展ってあるんですよ。
めちゃめちゃ重要なことを言いますけど、多分、18歳以上なら誰でも1ヶ月に5000円〜10000円の可処分所得は持っていて、そういう人たちが、そこらじゅう、あちこちにわんさかいるわけですよね。そういう人たちから、ひとり1万円、月に20人ゲットできたら20万円の入りですよね。こうやって考えると割とシンプルな気がしませんか。
世の中の人たち、フツーに金使っているでしょ。
どうやったらお金もらえるかな?っていうのを真剣に考えてみると、案外、アイデアが浮かぶかもしれません。世の中の人がお金を払っても良いと思うものを真剣に考えるということですね、それは。世の中の人が何にだったら価値を見出すのか、という問いに自分なりに向き合うということだと思います。
だから、極論言うと、あなたが微分・積分を大人に対してわかりやすく教えられたりするとそこから儲けのチャンスが広がるかもしれないし、もっと言うとそういう知識の重要性を伝えたりすることができればさらに可能性は広がりますよね、っていう話です。ネタ自体は溢れていて、それをどう調理するか、どう集客して、どう信用を得て、どうマネタイズに結びつけるのか、みたいな。それをビジネスとして形にできたら大成功ですよね。
こういう商売を始めたい、とか思って、先行者をみて、先行者と同じ方向性でビジネススタートして、一生懸命、競争心燃やして・・・・とかやってても無駄な努力ですよ。お客さんの方向向いていない。市場はそんなことはどうでも良いと思っている、割と。ビジネスは二者間競争ではなくて、三者間競争です。既存の競合がマーケットにとって、全く意味がない価値のベクトルで激しく消耗してたらどうするんですか。その真似っこしてたら一緒に沈没しますよ。
誰の何に応えるのか。
世の中に存在する悩み事、問題ごと、声にならない声、ニーズ、こういうものに敏感になってみてください。テクノロジーとか、方法論とか、経験が、とか実績が、とかの前にもっと大事なのは、優しさとか思いやりとか、感受性とか、共感性、敏感さみたいなところだと思います。フォローされてない、すくい上げられてない、誰も相手していない・・・・みたいなニーズとかたくさんありますよ。恋愛にテクノロジー持ち込んでいる人っていないと思いますけど(テクノロジーは恋愛を便利に、効率的にしたかもしれないですけど)、選好されるかどうかって結局、心理的な部分じゃないですか。
ぶっちゃけ、この世界、「好き・嫌い」でまわってますからね。
ネタ自体は、割と足元にあります。
女性が男性に対してクリスマスのデートプランを代わりに考えてあげるというビジネス、男性が女性に対して浮気されない方法論を教えるというビジネスも面白いでしょう。案外、こういうニーズというのは放置されているものです。職歴なしの人に就活を教えてあげるとか、役職があるのならどうやったら出世するのかについて教えるとか。
シンプルに考えてみてください。
知人、友人、ネットで知り合った人、誰でもいいですけど、
- 困っていること
- 悩んでいること
- 腹立たしいこと
- 悲しんでいること
- 苦しんでいること
- 嬉しいこと
- 楽しいこと
- お金を使っていること
- 時間を使っていること
- 努力していること
みたいなことを真面目に聞いてまわっていくと、結構、アイデアが降りてきたりします。良いアイデアというのは、「全くそんなこと思いつかなかった!」ってよりは、「あぁ、それ!俺もやりたかったのに!!」って思わせるような、「近さ」を感じさせるものです。まぁ、その近さは「近くて遠い」のが実際のところなんですけれど。要するに、ビジネスの肝は、ちょっとした思いつきと、あとは実行力みたいなところです。
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"make you feel, make you think."
SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。