西約聖書(1)

 

 

▼:人生を変えるたった1つの公式

「創世記」

神が金持ちと貧乏人を、

神がイケメンとブサイクを、

神が美女とブサイクを、

神が高学歴と低学歴を、

神が都会民と地方民を創りたもうた。

西園寺少年には小学5年生の頃、友人がいた。

彼の名は「アダム」。

担任の先生は言う。

「西園寺君、あなたは学級委員長も務めるような真面目で優秀な生徒なのに、

アダムみたいな男の子と付き合っちゃダメよ。あなた最近変よ。」

アダムの親は離婚し、再婚し、貧乏で、

面白おかしいことをしては人の注目を集めようとするが、

「不潔」「貧乏」と裏で揶揄され、

放課後には万引きをし、

そしてアダムは新聞配達をしていた。

西園寺少年は分け隔てなくアダムと付き合った。

孤独なアダムは西園寺少年といる時間を増やしていった。

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出自は関係ない、大事なのはその人なのだ。

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西園寺少年はそう信じていた。

西園寺少年とアダムは、

学区の関係で少数派閥として中学に進学する。

中学がスタートしてから、

西園寺少年はすぐに多数派閥の中心メンバーと仲良くなることができ、

中学生活は順調。

一番はじめのテストでも好成績を叩き出し、

全く勉強せずとも18位/250名中という上位成績、

トップランカーとして知れ渡り

「お前すごいじゃん!」

と称賛される。

友達に誘われるようにして

人生はじめての運動部もはじめて、

まるで進研ゼミ漫画の後半のような充実ぶり。

さらには、夜の公園で友達といたところ、

学年一の美女ヤンキーである「イブ(エヴァ)」が目の前に現れる。

イブの友人であるフィリピンハーフ女と共に現れ、

『イブとフィリピンハーフ、どっちが好き?』と問うてきた。

即座に

「イブ」

と答えてしまう。

これをきっかけに、イブとの交際がスタートする。

まさに、楽園(エデン)。

しかし、

ヤンキーであったイブにはヤンキーのつながりがあり、

二個上の「度々警察沙汰になる怖い先輩」たちに西園寺少年は目をつけられるようになってしまう。

「俺の可愛い後輩に何してくれとんじゃ」

といったところだろうか。

まさに「悪魔」。

悪魔の先輩達。

校舎内で竹刀を持って歩き回り、

「挨拶をしろ!」と後輩を脅しては暴力を振るう先輩たちに

イブとの交際をきっかけに目をつけられ、

「目が生意気」

などと言われては夜の公園に呼び出され、

目の前でライタースプレーによる火炎放射や携帯ナイフによって脅され、

さらには鉄拳制裁もくらってしまう。

イブはこの苦境を跳ね除ける展開を期待していたのだろうか?

私とイブは疎遠になっていく・・・・。

また、その頃、

アダムは中学に上がっても

小学校同様「キモくてうるさい貧乏キャラ」が定着しつつあり

孤独を深めつつあった。

そこでアダムはなんとかして中学生活を渡り切ろうと、

西園寺少年と仲が良かった多数派閥中心人物に、

「あの西園寺がお前のこと裏で実は・・・・かくかくしかじか」

と根も葉もない噂・偽装工作を仕掛けてしまう。

アダムは西園寺に叛逆した。ダシにしたのである。

偽装の置き土産によって取り入ろうとするアダム。

裏切られる西園寺。

泥沼の人間模様。

こうして、西園寺少年のエデンに雲行きが立ち込める。

また、

小学校時代から全国大会に出場するような

スポーツエリート生え抜き揃いで、

メンバーは昔から顔馴染みだったという部活に素人である私が飛び込んだ限界も見えてきていた。

「全然ついていけない」

やがて、

学校の勉強も眠たくて仕方がなくなり、

何より実用性が見えにくくなってくる。

「これは一体、何のためにやるのだろう」

成績は落下していく。

追い討ちをかけるようにして、

家庭環境が複雑になり、

親は離婚、

家に帰るのが嫌になり、

夜の街を徘徊するようになる。

恋人を、友を、学業成績を、安泰な家庭を、全てを失っていく西園寺少年。

優等生と呼ばれた少年が、

劣等生になっていき、

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「いい学校を出て良い会社に入るコース」
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から外れ、

学校教育ヒエラルキーに背いてしまう。

何をやってもうまくいかない。

全てがうまくいかない。

いつの間にか、喫煙をし、ピアスを開ける西園寺少年。

こうして、楽園追放される。

この時期のことを、「失楽園」と呼ぶ。

_____

「私の人生(作品)は失敗だ、私には何もない」
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小学生の頃、

中学の最初の頃、

同レベルにいたような優秀層はみんな、

相応のコースに進んでいった。

私は全てを失い、堕落していた。

人生に、「Nah(ノア)」を突きつけられた。

私の人生を大洪水が襲ったのだ。

しかし、

「主(神)」

はこう考えた。

この男(西園寺)を殺すのは惜しい。この男の人生はまだNah(ノア)ではない。

そして、神が私にこう囁いたのです。

「ノア、ノア、貴様の人生はまだノアではない。

これから、貴様の同世代たちは、社会という大海、大洪水によって滅びる。

しかし、お前とお前の人生は助けるから、

大きな船を作れ。

そして、お前の残りの人生の、それに捧げろ。

そうすれば、貴様は助ける。」

神は、

「ESBIクワドラント」

なる設計図を与えたもうた。

「左側にいれば滅びる。しかし、右側にいれば滅びない。

優秀に見える人々や堕落した貴様の周囲にいる堕落した人々もまた、

左側という意味では同じなのだ」

西園寺少年は、

人生の箱舟づくりに命を賭す。

完成した舟に乗り込むと、

天地に雨が降り注ぐ。

こうして、箱舟だけが浮かんで助かったのだ。

多くの勝ち組に見えた人間たちが、大海の荒波に飲まれていった。

その一部には、甲子園で全国区になった著名ピッチャーもいる。ただの薄給事務になってしまったと風の噂で聞いた。

この時期のことを、

「ノアの方舟」

と呼ぶ。

人生はまだ、Nahでは無かったのだ。

こうして私は、ある、頂に辿り着く。

それは、TOKYO。

西園寺少年は、主の教えに導かれ、

箱舟を作る過程で、

・会計学

・心理学

・経済学

・経営学

・社会学

・投資/金融

などに触れる。

そして、同じ方舟に乗っていた人間の中には、

「私は会計学を突き詰めてとりあえず税理士、会計士になるわ!」

「私は不動産よ!」

「僕はマルチ商法をする!」

と派閥が分化していった。

金融・会計プロフェッショナル系、投資系を西園寺はヤペテ系と呼ぶ。

マルチ商法・アングラ情報商材系・マーケティング系をセム系と呼ぶ。セム系は後に世間に大混乱を巻き起こす。

ハム系は実業系となる。ハムはナイル川の住民となる。

本来、みんな、

神に近づこうと同じ方向性に向かっていた。

みんな、同じものを目指していた。

不労所得という名の大きな構造物、神の啓示に沿った偉大なる作品。

しかし、神がそれらの人々をバラバラにしてしまった。

こうして、天に近づこうとした彼らの創作物は未完成に終わった。

これを、「バベルの塔」と呼ぶ。

バベルとは、

______

言葉が通じない
______

という意味である。

今も、聖典、

「金持ち父さん、貧乏父さん」

を巡っては、

各派閥の解釈争い、

勢力争いが絶えない。

「慶應→NTTデータ→リクルート→ライブドア→コンデナスト→LINE→zozo」などを渡り歩いた王道のサラリーマンも、

行政処分を受けた「アメリ●ンウェーイ!」な胡散臭いマルチ商法の人間も、

日本における「不動産投資成功者第一世代」と呼ばれる人間たちも、

株式投資家たちも、

起業家たちも、

異口同音に賞賛し、心の拠り所にしているのが「不労所得」であり、神の啓示である。

彼らはノアの方舟に乗り、「ラットレース」という大洪水から逃げてきた点では同じだ。

そのほとんど全てがバベルの塔の後に離散した。

セム系の族長、

「アブラハム(ジェイ・エイブラハム)」

は、全米No.1の名も授かり、

「お前の子孫は、地球上にどんどん増えていく」

と神に告げられ、

お前たちの子孫に土地を与えよう、

「約束の地」

を指し示される。

約束の地・・・・・・。

それは、ナイル(社畜)とユーフラテス(アングラ・ドロップアウター)の間にある聖なる土地。

これが、DRM系の人間たちにとって目指す場所となる。

アブラハムは、チンピラ系とも交配し

・アングラ

・怪しい

・胡散臭い系

にその系譜を残していってしまう。

彼らは追放され、インターネットに逃げていき、これが後の「過激派」と化けて行く。

彼らはユーフラテス、ティグリスの民となる・・・・。

(・・・続く)

ps.

悪魔の先輩達はオレオレ詐欺で逮捕、

イブはスナック嬢、

アダムは肉体労働、ホストなどになったと風の噂で聞いた。

地方の公立校は本当にどうしようもない世界である。

人種のるつぼは、中学校と免許更新センターと公道とインターネットしかない、とはよく言ったものだ。


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西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

「人生を変える」にフォーカスしたブランド
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。