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論争癖は身を滅ぼす
ゲーテとの対話 中 (岩波文庫 赤 409-2) プラーテン伯には、想像力、構想力、精神、生産性など、優れた詩人に必要なほとんどのものがあり、他の人には珍しい完全な技巧上の習練とか、研究とか、真剣さが見られるのだが、ただ彼を妨げているのは彼自身の不幸な論争癖である。 そりゃー、何ら生産的では無いからね。 アメリカ式のバチバチな議論に影響を受けて、そこにテストステロンを絡ませて議論で圧倒することに男性性を燃やしてる強者風情がいるのだけれど、事実上、世間の会議の9割は無駄だし、議事録なんかもまさに新人社畜あるあるの無駄な行為となってしまっている。議論は正しいプロトコルや目的意識がないと、何のためにやっているのかわからなくなるのだけれど、個々人の内心がノイズでかき乱されて、あれこれと葛藤していることからもわかるように、集団となると余計にそうなる。 まだブレインストーミングとかで、妄想じみたアイデ