ビジネスをやるにあたり、銀行から金を借りるというのは本来ならば基本です。 今、マイナス金利政策、金融緩和でカネ余りのはずが、金が借りられない企業があります。その一方で、銀行は金を貸したいけれど貸出先が無いという声も。 一体、どーゆーことなのでしょうか？ 実は、銀行は企業を格付けしています。これは、全支店共通のシステムであり、まずは格付けから入るシステムを採用しています。そして、その上で担保重視の貸出をします。借りたきゃ担保よこせ、ってことですね。 格付けシステムに囚われているのは、バブル期の不良債権問題の反省からです。しっかり企業を格付けして、下位ランクには貸さねーぜ、ってことです。   銀行は、格付けの高いところに『借りてください』とお願いラッシュであり、格付けの低いところには貸さない。これが、『資金需要が無い』『銀行が金を貸してくれない』という二つの相反する情報が出てくる理由