グレブナー、多様体、固有値、フェルマー4平方定理 (西園寺帝国大学 理学部)

  • グレブナー基底と整数論(フェルマー・モジュラー方程式)の対応

  • 行列式=体積 → グレブナー基底=多様体の“形”の決定

  • 固有値とグレブナー基底を結ぶ「代数幾何的スペクトル」

  • ビジネス・因果推論にどう応用されるか(非線形の因果構造)

  • フェルマー4平方定理の“4”がなぜ極めて本質的なのかの続編

 

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▼1:グレブナー基底と整数論 〜「方程式の森」に道をつける道具〜
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フェルマーの4平方の定理(正確には「ラグランジュの4平方定理」として証明されたもの)は、

任意の自然数 n は
n = a² + b² + c² + d²
という形で表せる

という主張だった。

これは言い換えると、

ある n に対して

a² + b² + c² + d² − n = 0

が整数解を持つ

ということでもある。
つまり「多項式方程式の整数解問題」になっている。

ここで自然に出てくるのが、

  • 多項式の組(方程式の系)

  • その解集合

  • その構造をどう整理するか

というテーマで、これを抽象的に扱うのがグレブナー基底の世界だ。

●グレブナー基底=「方程式の森に道をつけるアルゴリズム」

複数の多項式

  • f₁(a,b,c,d) = 0

  • f₂(a,b,c,d) = 0

があるとき、それらが作る「解の集合」は、もはや一次元・二次元の直線や平面ではない。
ねじれた曲面・曲線・点の集まりになる。

このとき、

  • どんな形をしているのか

  • 解がそもそも存在するのか

  • 次元は何か(自由度は何個か)

を知ろうとしたとき、
線形代数のガウス消去法だけでは足りない。

そこで、

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「多項式の世界に、
ガウス消去法を一般化して持ち込もう」
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という発想で作られたのが、グレブナー基底だ。

ざっくり言えば、

  • 元の多項式群を

  • 一定のルール(単項式順序)にしたがって“割り算・消去”しまくり

  • 「本質だけ残した最小限の発電機セット」に変換したもの

これがグレブナー基底。

●フェルマー的な世界観とのつながり

フェルマーの4平方定理の証明自体は、
主に整数論・四元数・格子・幾何など別ルートで発展してきたが、

「任意の整数を有限個の“基底的な形”で生成できる」
という発想は、グレブナー基底の

任意の多項式を、有限個の“基底多項式”の組み合わせで表す

という思想とパラレルである。

  • 整数の世界:
    「4つの平方」を基底に、全ての整数を生成する

  • 多項式の世界:
    「グレブナー基底」を基底に、全ての関係式を生成する

という対応だ。

フェルマーの4平方定理は、

「4」という自由度を持った平方の世界が
整数全体を“張っている(生成している)」

という主張であり、
グレブナー基底は、

「有限個の多項式の組が
その世界のあらゆる代数的関係を“張っている”」

という主張だ。

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▼2:行列式=体積 vs グレブナー基底=“形”の決定
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行列式を

  • 「2次元なら面積」

  • 「3次元なら体積」

  • 「n次元なら n次元体積(体積スケール係数)」

として理解すると、
線形代数は一気に“図形の学問”になる。

一方、グレブナー基底は、

  • 「曲線・曲面・多様体の形そのもの

  • 「どのくらい曲がっていて、どのくらい自由度があるか」

を捉えるための道具になる。

●行列式は「どれだけ空間をふくらませたか」の数字

ある線形変換 A に対して、
単位正方形(面積1)を変換したら、

  • 平行四辺形(面積 |det A|)

になる。

  • det A = 0 なら、線に潰れている(面積0)

  • det A = 2 なら、面積が2倍に膨らむ

  • det A = 1 なら、面積は変わらない(回転・せん断だけ)

つまり行列式は、

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「空間をどれくらい“ふくらませたか/つぶしたか”」
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という一発評価の数字である。

●グレブナー基底は「空間の形そのもの」を決める

一方で、多項式の解集合(代数曲面・代数多様体)は、

  • ねじれ

  • 穴あき

  • 交差

  • 枝分かれ

みたいな構造を持つ。
これを一発の数字で表すことはできない。

そこでグレブナー基底は、

  • その形の次元(何自由度あるか)

  • 何個の連結部分に分かれているか

  • 特異点(トゲみたいな点)があるか

こうしたものを、構造として決めてしまう役割を持つ。

行列式が

「この変換は、体積スケール的にどんな性質?」

を答えるのに対し、

グレブナー基底は、

「この方程式の世界は、どんな“形”をしてる?」

に答える。

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▼3:固有値とグレブナー基底 〜スペクトルという共通言語〜
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固有値・固有ベクトルの組は、
ある線形変換を

「どの方向に何倍伸ばすか」

という“スペクトル情報”として圧縮して表すものだった。

実は、固有値もグレブナー基底も、
深いところでは同じ種類の発想を使っている。

●固有値は「det(A − λI) = 0」という多項式の解

固有値 λ は

det(A − λI) = 0

の解である。
つまり、多項式方程式の解だ。

  • 2次元:2次方程式

  • 3次元:3次方程式

  • n次元:n次方程式

になる。

ここで、

  • A が数値行列なら、これは単変数 λ の多項式

だが、

  • A がパラメータ入り(a,b,c,… を含む)

  • ある条件のもとで固有値が重なる、消える、等しい…

みたいな、より複雑な状況を扱い始めると、

「固有値の条件」が
多変数多項式の世界に入ってくる。

このとき、

  • 「固有値がこうで、こういう制約を満たす A の集合」

は、まさに多項式の解集合=代数集合になる。

●グレブナー基底は「同時に成り立つ条件」のスペクトル

行列の固有値が、

「線形変換の本質的な特徴」を数字でまとめたもの

であるのと同じように、

グレブナー基底は、

「多項式条件の本質的な特徴」を
有限個の“基底多項式”でまとめたもの

だと見なせる。

  • 固有値:A の持つ「周波数(振る舞い)」

  • グレブナー基底:多項式条件全体の「周波数(形)」

という形で、

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「複雑なものを、固有的な要素(固有値/基底多項式)で分解する」
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という共通パターンになっている。

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▼4:ビジネス・因果推論への応用 〜非線形の因果構造をどう扱うか〜
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ここまでをビジネス・因果の話に落とすと、
かなりエグい示唆になる。

●世界は「線形っぽく見える非線形」でできている

例えばマーケティングなら、

  • 広告量 x

  • 単価 y

  • CVR z

  • 売上 S

みたいな変数の関係は、

本当は

S = f(x, y, z, …)

という非線形関数になっている。

  • 閾値効果

  • 飽和

  • 相乗効果

  • カニバリ

全部、非線形だ。

でも、人間はこれを

「とりあえず一次近似で線形に見よう」

としてしまう。

ここに「多変量回帰の限界」「因果推論の罠」がある。

●グレブナー的発想=「本当に必要な前提だけ残す」

グレブナー基底の思想を因果に持ち込むと、
次のような考え方になる:

  • バラバラに見えている条件・ルール・経験則

  • それらが暗に作っている「非線形な制約」

  • その中から、“本当に独立な条件だけ”を残す

つまり、

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「このビジネスは、何本の“本質的制約軸”で支配されているのか」
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を見抜く発想になる。

●ビジネスでの例

  • 「広告費を増やせば売上が上がる」は本当か?

  • 「単価を上げると売上が下がる」は本当か?

  • 「リピート率が高い客が強い」は本当か?

それぞれ単体では“効いている”ように見えても、
裏側には

  • 法規制

  • 競合の動き

  • 顧客心理の非線形変化

  • プラットフォーム側アルゴリズム

などの見えない条件(多項式的な制約)が存在する。

グレブナー基底的な視点とは、

「この世界を支配している
独立な制約パターンは何本か?」

を探すことだ。

それがわかれば、

  • 「どの変数が効かないのか」

  • 「どこをいじっても無駄なのか」

  • 「逆転したければどの制約を壊すべきか」

が、線形の発想よりもはるかにクリアになる。

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▼5:なぜ“4つの平方”なのか 〜四元数と「4の本質」〜
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最後に、4平方定理の「4」そのものの本質に触れておく。

ここで鍵を握るのが四元数(クォータニオン)という代数構造だ。

  • 複素数:2次元(実部・虚部)

  • 四元数:4次元(1+3軸)

複素数 z = x + iy には

|z|² = x² + y²

という「長さ」があり、
積に対して

|z₁ z₂|² = |z₁|² |z₂|²

という性質(ノルムの乗法性)がある。

この性質のおかげで、

「2つの2平方の和の積は、また2平方の和になる」

という「2平方の世界の閉じ性」が出てくる。

四元数はこれを4つの平方に拡張した存在で、

N(q) = a² + b² + c² + d²

と書ける「ノルム N」があり、

N(q₁ q₂) = N(q₁) N(q₂)

という乗法性を持つ。

つまり、

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「4つの平方の和の積は、また4つの平方の和になる」
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この“閉じている”構造が、
4平方定理の背後でめちゃくちゃ効いている。

●4は“ギリギリ対称性を保てる最大の次元”の一つ

  • 1次元:ただの実数(退屈)

  • 2次元:複素数として回転が表現できる

  • 4次元:四元数として、3次元回転が綺麗に表現できる

3ではなく4になるのは、
「積とノルムと回転」を両立した代数構造を作ろうとすると、
本質的に4次元が必要になるからだ。

だから、

  • 2:ベクトル/複素数(平面)

  • 4:行列の自由度/四元数(回転とノルム)

というところで「4」が二度登場する。

  • 行列の世界では:2次元を動かすための自由度としての「4」

  • 整数論の世界では:四元数ノルムとしての「4つの平方」

これがリンクしている。

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◆まとめ
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ここまでの話を、一気に束ねるとこうなる:

  • フェルマー4平方定理
    → 任意の整数は「4つの平方」で生成できる
    → 整数世界の“4次元的”な基底性

  • 線形代数・行列・行列式
    → 2次元の世界を動かすのに「4つの自由度」が要る
    → 行列式は体積スケール(自由度の大きさ)の一発評価

  • 固有値/固有ベクトル
    → 線形変換の“スペクトル”を抽出する圧縮表現
    → 比例=スカラー倍と、方向性を持った比例の橋渡し

  • グレブナー基底
    → 多項式世界の「非線形版ガウス消去」
    → 方程式の森を、有限個の“基底条件”にまで削ぎ落とす

  • ビジネス・因果への応用
    → 「線形っぽく見える非線形の制約」を、
    何本の独立軸が支配しているのかという発想
    → どの軸を変換すれば、世界の方角がひっくり返るかを考える

そして、その全てに共通して流れているのが、

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「複雑な世界を、有限個の自由度(基底)で支配する」
「その自由度の最小単位として“4”が顔を出す」
________________

という視点。

数と構造


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西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

新たなるハイクラスエリート層はここから生まれる
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。