
高校生は、入口しか考えていない。
つまり、有名大学に行く。有名大学を出て、有名企業に入る。大体そこまでしか考えていない。
wakatteTVを観て、煽られて、「学歴で人生が決まる」と考え、目先の受験に集中している。
しかし、私はその頃にはすでに、出口を考えていた。
簡単にいうと、人生は、
序盤は労働価値が高く、
後半に労働価値が低くなっていく。
おじいさんになると、誰も雇ってくれなくなる。
雇ってくれるとしても、賃金の安い仕事になる。
だから、その出口を見据える必要がある。
いわゆる年金と呼ばれるものも、世界中、どこでも、現役時代の稼ぎの半分以上をもらえるところはない。
だから、現役の時代に、それなりの稼ぎを得ていないと、老後は苦労する。
大体、平均的な稼ぎの人は、現役の期間にマイホームローンを払い終わって(35年ローンなら30歳までに組まないと間に合わない)、老後は年金暮らしをするが、その時には家賃はかからないけれど固定資産税などもあるので、生活はカツカツだ。
また、世の中は、
将来性がない・稼ぎが悪い年寄りに家を貸さない
傾向がある。
独身で身寄りがなく、これまで大して稼いでこなかったし、もう若くない、そんな人に家を貸したいだろうか?
そして、こういう人間になりそうな人間は35歳あたりにはハッキリする。
基本的に、35歳時点で、
- 独身
- 平均以下の所得
- 会社で出世が行き詰まってる
みたいな人は、
周りが関わりたがらない。
無視を始める。
メリットがないからだ。
現役期間の間に、どこまで上に行けるか、どこまで老後の準備ができるか、みたいなテーマがある。
高校生のうちは、ここまで視野に入らないだろう。
サラリーマンでパッとしない人種というのは、
そもそも目先も暗いが、
老後も暗い。
考えてほしい。
大抵の雇われ労働仕事は、先がないのだ。
定年後、働ける場所がない。
そして、そこに向かって、自分の残り時間を切り売りしている。
50代くらいまでは、順調に出世すれば上にいく。
しかしそこから先は役職定年を皮切りに下がっていく。
早い人は45歳で早期退職・リストラの対象になる。
しかもサラリーマンレースは、
本人が病気になる、
身内が病気になる、
子供が病気になる、
など本人がコントロールできない範囲の出来事によって
キャリアが引っ張られて、
順調だった人がコンテニューできなくなる、なんてことがザラなのである。
長く立ち続ける、
最後までやり続けるのが難しい。
U-25の頃は良いが、
25歳を折り返す頃、30歳が見える頃になると、
この仕事をこの先、続けられるだろうか?
と考えて、
仕事を変え始める人は多い。
サッカーをやっていたら、
引退は早い。
しかし、ゴルフをやっていたら、
引退は随分先だ。
生涯スポーツだからだ。
この意味においては、
マネジメントは息が長いゲームであるし、
経営、投資、投機などもプレーできる期間が長い。
もちろん、長くプレーできるゲームは、資本や経験が必要だったりして、キャリアの駆け出しから手が届くものではないことが多い。
ただ、長いキャリアの中で、戦略的に、段階的に、やることを変えていくということは結構大事だ。
学歴に関しても、
25歳くらいまでの人材の評価では重要だが、
その先はあまり関係なくなる。
それよりも職歴だ。
まぁ、その職歴の最初のきっかけを掴むかどうかに学歴の影響は大きいのだが。
有名大学を出ても、
これが4浪を超えたあたりから、
価値がなくなる。
早慶卒でも、卒業が26歳とかになると、しんどい。
実際、22歳、23歳で早慶を出られる人間でも半分は名もなき企業行きなのだから。
35歳の人間を、ワールドカップに連れていくかどうか。
これは微妙な判断だ。
25歳の若くていいプレーヤーはいくらでもいるのだから。
その意味で、
学歴も若さとセットのポテンシャル評価であり、
大事ではあるものの、
そんなに強い武器でもない。
時限性だ。
かといって、司法試験も会計士も弱い。
少子高齢化では、資格業が「定年がない」として人気だから、
ここに人が群がり、
そもそもAIなどに業務が奪われる中、
こういった領域がこれまでの
「中華鍋をふるう安いB級グルメ屋のおじいちゃん」
みたいな立ち位置になるだろう。
彼らはその仕事しかできず、他に道がなく、年金をもらえる世代でもあったから、安いB級グルメを供給してきた。
今後の日本は、こういう、
「わかりやすく年寄りが集まる場所」
でどんどん値段が安くなるだろう。
出世が詰まったおじさんたちは、資格を求め始める。
だから、士業の未来は暗い。
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"make you feel, make you think."
SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。



