1500名を20年間追跡した結果わかった、億万長者になる人の真実ってのがあるんです。
A:お金を儲けてから自分の好きなことをやる B:自分の興味のあるものを追求していればお金は後から付いてくると考える
Aグループには、1245名が賛同。
Bグループには、255名が賛同。
20年の追跡の結果、Aグループから億万長者になれたのは一人だけ。
Bグループから億万長者になれたのは100名いたそうです。
Aは、1/1245。
Bは、100/255。
これ、自己啓発界隈でよく喧伝されているというか、有名なお話。
これが本当なのかどうかはさておき、私はこのストーリーの背後にある理由が、なんとなくわかります。
興味や情熱か、
それとも金か
というのは、み〜んな考えると思います。
私も、ここで多くの方にコンテンツビジネスを指南してきていて、「興味や情熱があったもの」の路線に行く人と、「金が動いている儲かりやすそうなマーケット」の路線に行く人の双方を観察してきました。
私のそのデータからしても、「興味や情熱の道に行った人の方が、経済的成果を出せる確率が高い」と言えます。
理由はなぜでしょうか?
それは簡単ですよ。
普通、男性が、女性に女性向けのヒールを売れるのか
って話です。
自分が興味や情熱を持っていない分野で、事業創造したり営業をしようとしたりすると、顧客の気持ちがわからなくなってしまいます。
早い話、売れないわけですね・・・・。
人の欲望や感情を理解するためには、自身が当事者としての経験を積んだかどうかが鍵になってくるわけですね。
特に、人が情熱を持っているマーケットって、すごいこだわりとか偏執的な何かが存在することがありますから。それって表層的な観察では理解できないことが多い。
人の気持ちや欲望がわからないならわからないで、それなりの事業展開の仕方はあります。が、基本的には、難しいですね。
売上を上げたいという気持ち(顧客の欲望や感情に沿おうとする気持ち)と、顧客の欲望や感情に沿おうとしても結局添い切れてないという状態。そしてそのマーケットや商品を本当の意味で好きになれないというか。
一流のマーケターとかコピーライターって、リサーチが一流って話ですからね、結局。
リサーチばっかりしてますよ。
マーケターとかコピーライターを自称してきた私も、美容部員に化粧してもらったり、女の子の買い物に付き合ったり、百貨店をウロウロしてたり、接する人に片っ端から悩み事や意見について尋ねたりしています。
その度に思うのは、
人の気持ち・考えの複雑さ・構造の複雑さ・多様性
ですね。
女の子の買い物について行って、なぜAではなくBの服や靴を選んだのか。
なぜあそこのカフェではなくてここのカフェが良いのか。そういうのを聞いてみる。
逆に、自分自身の購買意思決定や行動原理について、他人から理解されないことだってあるはずですね。
人の気持ちや感情を理解するって、そんな甘くないというか、本当難しいことなんだな、と常々思う次第であります。
興味や情熱を追うというのは、その過程で当事者体験を伴うリサーチをしまくっているということなので、マーケティングの観点から見ても正しいのではないでしょうか。
もちろん、それを考えると、失敗がコワイ、と思うかもしれませんね。
興味や情熱を追って失敗するケースというのは、例えば歌手になるといった夢のように、生まれ持った気質が、生産者への転身を大きく妨げたり、あまりにも供給過剰だったりする場合です。
とはいえ、興味・情熱だけでボイパを続けていたhikakinさんがyoutubeなどの新興メディアと出会ってスターになったように、興味や情熱を追っていた人が、うまい文脈にハマると化けるケースなんてのはザラにあります。興味や情熱があれば、少なからず、何かを続けることができますし、それは「芸」になるわけですね。
しかし、金を追った場合、案外、何も残らなかったりするんです。
キャリア指南の世界でも、20代から金に釣られすぎて金融の世界とかに行ってしまうと、金銭感覚だけがおかしくなって他のキャリアにシフトするのが難しくなるとか言われたりしますからね。
まー、金だけを追っても、何か残す人もいるんですけどね(何やっても学べる人っているしね)。
ただ、サラリーマンの場合は、金を追った方が稼ぎやすい
というのも事実だと思います。
お客さんの気持ちがわかろうがわからかろうが、成果をあげようがなんだろうが、給料に反映されないというポジションの人が多いはずです、この国だと。こういう場合には、金回りが良い世界に入ってしまった方が基本的な稼ぎは良かったりするわけですね。
結論。
雇われるのなら雇い先の事情が先行するし、雇い先は雇い先なりのやり方で然るべき人材がマーケットと対峙してトップダウンで指揮命令系統を構築し、仕事を生んでいるので、
「金を追う」
方が稼ぎやすいのではないでしょうか。
儲かる業界、儲かる資格、儲かる会社、・・・・みたいな。
でも、雇われないのであったら、直接、主体的に市場と対峙して、マーケットの心を掴む必要があります。企業の人事担当者は、然るべきプロセスやマニュアルの元で人材の採用・登用を決めたりするんでしょうけど、マーケットの購入意思決定は、気分と好意とノリと欲望です。
だから、好きなことや情熱を追っていた人の生産物の方が、人の琴線に触れることは多いのではないかと思います。
PS
金を追うにしろ、情熱・興味を追うにしろ、人の心理を捉えようとしている点では変わらなくないですか?
そして、後者の方が、マーケットの理解ができるし、持続性があるし、幸福感があるってことなんでしょうね。
私も、金追ったら勝率下がるって薄々気づいてます。
PPS
金を追うって、要するに、人の話や意見、気持ちを徹底して聞く、汲み取る、その上で、御用聞きに成り下がるのではなく、独自のソリューションをぶつけるってことだと思うんですね。
そうやって解釈したら儲かるんでしょうけど、
「金を追えっ!!」
っていうのが、なんかこう、ハンティング思考になっているとうまく行きづらいのかもしれません。
結局、人の心理に対するアプローチの仕方の違いでしかない話と思うんですね。
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"make you feel, make you think."
SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。