事例
Oの土地に、隣人Nのコンテナがはみ出している。Oは土地を使えず、損失も発生している。
ここでは、Oの要求を二つに分解します。
- コンテナをどけてほしい
- 発生した損失を金銭で埋めてほしい
この二つは目的が違います。
| 目的 | 制度 | 注目するもの |
|---|---|---|
| 現在の妨害状態をなくす | 物権的請求 | 所有権と現在の妨害 |
| 過去に発生した損害を埋める | 不法行為による損害賠償 | 故意・過失、損害、因果関係 |
- 物権的請求に故意・過失は不要
物権的請求の目的は、悪い人を処罰することではなく、所有権を妨げている客観的状態を解消することです。
したがって、Nが境界を間違えたことについて無過失でも、コンテナによる妨害が存在する限り、妨害排除請求は成立し得ます。
- 不法行為との併存
損害賠償は、原則としてNの故意・過失を必要とします。
したがって、
- Nに過失なし:妨害排除は可能でも、損害賠償は原則として不可
- Nに過失あり:妨害排除と損害賠償の両方が成立し得る
となります。
「現在の状態を直す」と「過去の損害を埋める」は別問題です。
- 除去費用の負担も別問題
妨害排除請求が成立したことだけから、どの範囲の費用を誰が負担するかまで機械的には決まりません。
- 誰が妨害状態を作ったか
- 誰がその状態を支配しているか
- 双方にどの程度の帰責性があるか
などを別途検討します。
ここでは「請求権の成立」「損害賠償」「除去費用」を三つに分離できれば十分です。
- 所有権の三つの機能
所有者は、法令の制限内で物を自由に、
- 使用する
- 収益する
- 処分する
ことができます。
しかし、土地は隣地と接しているため、一方の所有権を無制限にすると、他方の所有権が使えなくなります。そこで次の相隣関係の調整が置かれています。
- 隣地の使用
Oが境界付近の塀を修理するため、Nの土地を一時的に使わなければ工事できない場合です。
Oは、必要な範囲で隣地を使用できます。ただし、
- Nへの損害が最も少ない日時・場所・方法を選ぶ
- 原則として目的・日時・場所・方法を事前に通知する
- Nの住居内への立入りには居住者の承諾が必要
- Nに損害が生じた場合、Nは償金を請求できる
という制限があります。
- 越境した枝
原則として、まず竹木の所有者に枝を切らせます。
ただし、次の場合は、越境された土地の所有者が自分で切れます。
- 切除を催告したが、相当期間内に切らない
- 竹木の所有者または所在が分からない
- 急迫の事情がある
- 越境した根
根が境界線を越えた場合は、枝と異なり、催告なしで自ら切り取れます。
整理すると、
- 枝:原則は相手に切らせる。三つの例外で自分から切れる
- 根:最初から自分で切れる
- 公道に出られない土地
他の土地に囲まれて公道へ出られない土地の所有者は、周囲の土地を通行できます。
ただし、自由に経路を選べるわけではありません。
- 公道へ出るために必要であること
- 通行地にとって損害が最も少ない場所・方法を選ぶこと
が必要です。
確認問題
- NのコンテナがOの土地にはみ出している。Nには境界を間違えた過失がない。Oの妨害排除請求は、Nの無過失だけを理由に成立しなくなるか。
- 同じ事例で、Oに営業損失が生じた。Nに故意・過失がなければ、Oは当然に不法行為による損害賠償を請求できるか。
- Nに過失があった場合、Oは妨害排除請求と損害賠償請求のどちらか一方しか選べないか。
- 妨害排除請求が成立すれば、除去費用の負担も常に自動的に決まるか。
- 所有権の三つの機能と、その自由に付されている一般的な制限を答えてください。
- Oが境界付近の塀を修理するにはNの土地を一時的に使う必要がある。Oは隣地を使用できるか。使用方法・通知・住居への立入りについての制限も答えてください。
- 隣地の木について答えてください。
a. 枝が越境した場合、Oが自ら切れる三つの場合
b. 根が越境した場合、催告が必要か - Oの土地は他の土地に囲まれ、公道へ出られない。Oは周囲の土地を通行できるか。通行場所・方法は何を基準に決めるか。
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(Saionji General Trading & Business Development)
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。



