東京に残る職業、東京から逃がされる職業――AI時代に「東京で働く価値」は誰に残るのか

東京は給料が高い。

だから若いうちは東京へ行った方がいい。

地方では仕事がない。

長い間、こうしたキャリア観にはかなり合理性があった。

大企業本社。

金融。

広告。

IT。

コンサルティング。

メディア。

スタートアップ。

専門職。

高所得のホワイトカラー職が東京へ集中し、人材も企業もさらに東京へ集まる。

しかしAI、リモートワーク、人口減少、人手不足が同時に進むと、一つ疑問が生まれる。

高い家賃と生活費を払ってまで、東京にいる必要がある職業はどれなのか。

ここで、「東京の平均年収は高い」「地方は賃金が低い」という比較だけでは足りない。

年収700万円でも、家賃や通勤時間に大きなコストを払う人がいる。

年収550万円でも、地方で住宅費を抑え、同じ資格を使って働ける人もいる。

反対に東京にいることで、

顧客。

転職機会。

高所得企業。

人的ネットワーク。

案件。

情報。

へアクセスでき、年収1000万円から1500万円、2000万円へ伸びる職業もある。

つまり問題は、

「東京と地方のどちらが暮らしやすいか」

ではない。

東京という高コストな場所へ職業資本を置くことで、そのコスト以上のリターンを得られるか。

である。

東京の強さは「人口が多い」ことだけではない

東京の職業市場が強い理由を、単に人口で説明すると本質を外す。

重要なのは集積である。

企業が集まる。

顧客が集まる。

専門家が集まる。

投資家が集まる。

転職先が集まる。

情報が集まる。

すると、

企業がある

人材が来る

さらに企業が来る

専門サービスが増える

さらに高度な人材が来る

という循環が生まれる。

これは一社の給与だけでは測れない。

たとえば現在の会社が合わなくても、同じ専門性を使える会社が大量に存在するなら、職業上の選択肢が多い。

東京の価値には、

現在の給与だけでなく「次の勤務先を選べる権利」

も含まれている。

この価値が非常に高い職業では、東京の家賃が高くても残る合理性がある。

東京に残りやすいのは「集積すると生産性が上がる仕事」

AI時代でも東京に残る可能性が高いのは、

人や企業が近くに集まること自体が仕事の価値を上げる職業

である。

たとえば、

金融。

M&A。

高度な法人営業。

経営。

投資。

一部の法律業務。

コンサルティング。

スタートアップ。

エンターテインメント。

高級消費市場。

などである。

これらは仕事の一部をオンライン化できても、

大企業本社。

資本。

意思決定者。

高所得顧客。

専門家。

が集まる場所に近いこと自体に価値がある。

つまり、

「Zoomで会議できるか」

だけでは地理的価値は消えない。

東京に残る職業1――大企業の意思決定に近い仕事

企業には、

実際に作業する場所

と、

重要な意思決定をする場所

がある。

工場は地方にあっても、本社機能は東京にある企業が多い。

予算。

投資。

M&A。

採用。

経営企画。

大口契約。

IR。

こうした意思決定に近い仕事では、東京集積の恩恵を受けやすい。

AIによって資料作成が速くなっても、

「どの会社を買うか」

「100億円をどこへ投資するか」

「誰と契約するか」

という意思決定そのものがなくなるとは限らない。

むしろ作業部分が圧縮されれば、

意思決定に近い少数の人材へ価値が集中する

可能性もある。

この層にとって東京は依然として強い。

東京に残る職業2――高単価BtoB

同じ営業でも、

個人向けの商品販売

と、

数千万円・数億円規模の法人取引

では市場が違う。

高額法人取引では、顧客企業の本社や意思決定者との距離が重要になることがある。

さらに一社との取引だけでなく、

取引先A。

取引先B。

金融機関。

弁護士。

会計士。

投資家。

コンサルタント。

など複数の専門家が関与する。

こうした市場では、企業集積そのものが仕事を作る。

したがって、

一件当たり顧客価値が大きく、企業集積から案件が発生する仕事

は東京に残りやすい。

東京に残る職業3――上限が非常に高い専門職

東京の高い生活費を払う意味があるのは、

東京にいることで所得上限そのものが大きく変わる場合である。

たとえば、

地方:500~800万円

東京:600~2000万円

のような職業なら、平均給与差だけでは判断できない。

上位市場への入口が東京に集中しているからだ。

一方、

地方:450~550万円

東京:500~600万円

程度しか変わらないなら、住宅費差によって東京プレミアムが消える可能性がある。

つまり見るべきなのは、

平均年収差ではなく、

東京へ行くことで自分がアクセスできる所得分布そのものが変わるか

である。

東京から逃がされやすい職業1――デジタル完結する定型業務

逆に、地理的価値が弱くなりやすいのが、

成果物をデジタルで納品でき、

作業内容が標準化され、

顧客との物理的接触も少ない仕事である。

一般事務。

定型資料作成。

一部の経理。

データ入力。

簡単な制作。

定型的なサポート。

などが典型になる。

企業側から見ると、

東京のオフィスで働く人

である必要がない。

地方勤務。

在宅勤務。

海外人材。

アウトソーシング。

AI。

という複数の代替供給が存在する。

ここでは、

東京に住む人材へ東京の生活費を賄えるだけの賃金を払う理由

が弱くなる。

仕事自体が消えなくても、東京からより安い場所へ仕事が移る可能性がある。

「AIに奪われる」より「東京賃金を払う必要がなくなる」が先に起きることもある

これは重要である。

AIが100%仕事をする必要はない。

仮にAIによって業務を標準化できれば、

東京の熟練者

ではなく、

地方の若手+AI

でも同程度の成果を出せるかもしれない。

すると企業は、

AIで全員を解雇する

必要すらない。

高い場所にいる高い人材から、安い場所にいる人材へ仕事を移す

だけでもコストを削減できる。

したがってAI時代の地理リスクは、

職業消滅

だけではない。

AI

技能差縮小

遠隔供給可能

東京プレミアム縮小

という経路もある。

東京から逃がされやすい職業2――「本社にいるだけ」の仕事

現在東京勤務でも、

東京にいることが仕事の生産性とほとんど関係していない人もいる。

会社の本社が東京だから東京にいる。

上司が東京だから東京にいる。

昔から東京勤務だから東京にいる。

というケースである。

仕事そのものが、

オンライン会議。

社内システム。

メール。

資料。

で完結するなら、企業が本気でコスト削減を始めたとき、

地方拠点。

在宅。

シェアードサービス。

外注。

へ移される可能性がある。

東京勤務であることと、

東京でなければ生み出せない価値を持っていること

は別である。

現場職はむしろ東京から分散しやすい

電工。

設備。

介護。

物流。

これらは東京にも大量の需要がある。

しかし同時に、地方にも需要がある。

福岡の建物にも電気が必要。

北海道にも物流が必要。

地方都市にも高齢者はいる。

ホテルにも空調設備がある。

つまり現場職の強さの一つは、

東京という一つの巨大労働市場に依存しなくてよいこと

である。

これは職業資本として重要である。

東京の会社を辞める。

親の介護で地方へ戻る。

住宅費を下げたい。

別地域へ移住する。

こうした場合でも、資格・技能を持って移動できる可能性がある。

ただし「地方でも仕事がある」と「同じ給料」は別

ここは注意したい。

全国に需要がある仕事でも、地域によって給与は違う。

顧客単価。

企業規模。

最低賃金。

競争。

物価。

案件規模。

が違うからだ。

したがって、

東京年収600万円
地方年収500万円

という差が発生することはある。

しかし住宅費が、

東京15万円
地方7万円

なら、年間96万円違う。

給与差100万円の大部分が住宅費だけで消える。

逆に東京年収1000万円、地方600万円なら、家賃差だけでは埋まらない。

だから地域比較では、

額面年収ではなく、東京にいることで増える所得と、東京にいるために増えるコストを同時に見る。

「東京プレミアム」を計算する

職業ごとに考えたいのは、東京プレミアムである。

たとえば、

地方で得られる年収:500万円

東京で得られる年収:650万円

なら、東京による増分は150万円。

一方、

家賃増:年間100万円

通勤・外食・その他生活費増:30万円

なら、残る差は20万円程度になる。

もちろん実際には税金、住宅条件、家族構成などで変わる。

それでも、

「東京は給料が高い」

だけを見るより意味がある。

さらに重要なのが、

将来の上限差

である。

現在差20万円でも、

東京に残れば5年後1000万円。

地方では600万円。

という経路なら、東京に残る価値は大きい。

逆に10年間ずっと差が小さいなら、高い東京コストを払い続ける意味は弱くなる。

東京と地方を同じ10項目で比較する

職業再配置として地域を選ぶなら、最低でも次を見る。

評価軸 東京に有利な職業 地方でも成立しやすい職業
顧客集積 大企業・高所得顧客への依存が強い 地域住民・地域企業需要
意思決定者との距離 重要 比較的重要でない
年収上限 東京で大きく上がる 地域差が比較的小さい
転職先の厚み 東京に候補企業が集中 全国に勤務先が存在
AI複製可能性 高度判断なら低い 現場業務なら低い
リモート供給 東京集積の価値を残す仕事 そもそも現地供給が必要
資格の可搬性 一部専門職で高い 電工・設備・介護等で高い
住宅費負担 大きい 比較的小さい
通勤・時間コスト 大きくなりやすい 地域による
独立市場 高単価市場が大きい 競争が弱い地域もある

ここから分かるのは、

東京か地方か

を単独で決めることはできないということだ。

職業と地域はセットで選ぶ必要がある。

東京に残るべき人

東京に残る合理性が高いのは、

東京でなければアクセスしにくい高単価市場にいる。

大企業本社・意思決定者との距離が収入に影響する。

東京で転職先が大幅に増える。

所得上限が地方より明確に高い。

人的ネットワークの価値が大きい。

現在の高い家賃を払っても十分な所得差が残る。

という人である。

特に、

東京にいるほど職業資本の蓄積速度まで上がる人

は残る価値が高い。

東京で5年間働くことで、

大型案件。

有力顧客。

高度な同僚。

ブランド企業での実績。

専門ネットワーク。

を得られるなら、家賃は単なる生活費ではなく職業投資の一部になる。

東京から出る選択が有力な人

反対に、

仕事内容が完全デジタル化している。

東京にいることで顧客や案件が増えない。

地方でも同程度の求人がある。

資格・技能を全国で使える。

東京と地方の手取り差より住宅費差の方が大きい。

在宅勤務できる。

東京での昇進・転職上限もそれほど高くない。

という場合には、東京プレミアムを再計算した方がいい。

特に、

東京の給与を得るために東京へ住んでいるのに、その仕事自体は東京を必要としていない

場合は注意したい。

企業側も同じ計算をする可能性があるからだ。

最も強いのは「東京の収入を地方コストで得る」人だが、永続するとは限らない

リモートワークが可能なら、

東京企業の給与。

地方の住宅費。

を組み合わせられる。

これは非常に有利である。

しかし、この状態が永続する保証はない。

企業側から見れば、

「勤務地に関係なく同じ仕事ができる」

なら、

地方在住者にも東京給与を払い続ける必要があるのか

という問題が出てくる。

さらに海外人材まで競争相手になれば、供給範囲はもっと広がる。

したがってリモートワーカーにとっても、

「場所を問わず働ける」

だけでは十分な職業防御にならない。

場所を問わず、なぜ自分が選ばれるのか

が必要になる。

地方へ移るなら「生活費が安い」だけでは弱い

地方移住にも逆の失敗がある。

家賃が安い。

自然が多い。

生活費が安い。

だけで移る。

しかし、

求人が少ない。

転職先が一社しかない。

顧客が少ない。

給与上限が低い。

車が必須。

交通費が増える。

ということもある。

地方では生活費が下がっても、

職業上の選択肢まで減る

可能性がある。

だから地方移住で重要なのは、

低コスト

だけではなく、

低コスト+職業資本の換金先が複数存在すること

である。

電工、設備、医療、介護、物流など地域需要がある資格・技能が強い理由の一つはここにある。

30代と50代では東京の価値も変わる

若い時期の東京には、

学習市場

としての価値がある。

多くの企業。

多くの転職。

多くの専門家。

大規模案件。

に接触できる。

30代なら、東京の高コストを払ってでも、

強い会社へ入る。

高度な案件を経験する。

顧客ネットワークを作る。

専門性を形成する。

という投資が回収できる可能性がある。

つまり若い時期には、

「東京に住む」

こと自体ではなく、

東京の集積を使って自分の職業資本を急速に増やす

ことに価値がある。

一方、50代では事情が変わる。

すでに専門性、顧客、資格、実績を持っているなら、東京で新しい職業資本を作る効果より、

住宅費。

通勤。

混雑。

生活負担。

の方が大きくなることがある。

この場合、

東京で作った職業資本を地方へ持っていき、生活コストを下げながら換金する

という戦略が成立する。

もちろん50代でも東京でしか成立しない経営職、高度専門職、高額営業職なら残る価値はある。

重要なのは年齢そのものではない。

今後の追加投資先として東京がまだ高収益なのか

である。

東京は「稼ぐ場所」から「職業資本を作る場所」になる人もいる

この視点を使うと、

一生東京

か、

一生地方

かという二択も不要になる。

たとえば、

20代・30代:

東京で大企業、高度専門職、大規模案件を経験する。

40代:

専門性と顧客関係を形成する。

50代:

地方へ移り、資格・専門性・リモート収入・独立で換金する。

という経路もある。

これは地理的な職業資本再配置である。

若い時期に東京プレミアムを取りに行き、

その後は東京コストを払わずに資本を回収する。

ただし、この戦略が使えるのは、

東京で得たものが会社を辞めても本人に残る場合

である。

「東京の有名企業に20年いた」

だけでは弱い。

何をできるようになったか。

誰に売れるか。

どの資格・実績が残ったか。

どの地域でも需要があるか。

が重要になる。

東京にいるほど危険になる人もいる

逆説的だが、東京にいることで職業リスクが見えなくなる場合もある。

大企業に勤めている。

給与も高い。

周囲も同じような会社員。

転職先も多く見える。

そのため、自分の職業資本が強いと思いやすい。

しかし実際には、

会社ブランド。

東京本社。

大企業の給与制度。

社内ポスト。

に支えられているだけかもしれない。

もし地方企業へ応募したら年収が大幅に下がる。

独立しても顧客を取れない。

他業界では経験が評価されない。

なら、現在の高給与は本人の完全な換金力ではない。

東京は巨大市場だからこそ、

会社に依存した高待遇を、自分個人の市場価値と錯覚しやすい場所

でもある。

だから東京勤務の高年収者ほど、一度外部市場価格を確認した方がいい。

地方にいるほど強くなる職業もある

東京の方が常に市場規模が大きいのは事実でも、

競争者数まで考えると地方が有利な場合がある。

たとえば地域密着型の、

電気工事。

設備修理。

士業。

医療。

介護。

特定BtoBサービス。

では、

東京より顧客数が少なくても、

競合も少ない

ことがある。

地方で、

「この分野ならこの人」

という位置を取れれば、地域ネットワーク自体が参入障壁になる。

これはデジタル全国市場とは違う。

東京の100倍の市場で1000倍の競合と戦うより、

小さな地域市場で数社しか競合がいない方が利益を得やすい場合もある。

つまり地域選択でも、

市場規模だけではなく、

需要÷供給

を見る必要がある。

独立するなら「東京の大市場」と「地方の競争密度」を比べる

独立では特にこの違いが大きい。

東京:

顧客数が多い。

単価も高い。

しかし競合も多い。

広告費も高い。

人件費も高い。

家賃も高い。

地方:

顧客数は少ない。

単価が低いこともある。

しかし競合が少ない。

固定費を下げられる。

地域紹介が効きやすい。

したがって、

「東京なら客が多いから独立しやすい」

とも、

「地方は競合が少ないから独立しやすい」

とも一概には言えない。

重要なのは、

自分が獲得できる顧客数と粗利から、必要固定費を引いた後に何が残るか

である。

職業選択と同じく、地域も売上ではなく利益で見る。

東京に残るかを5つの質問で判定する

東京勤務者なら、一度次を確認するといい。

1.東京にいることで年収はいくら増えているか

地方転職した場合との給与差を見る。

現在給与だけでなく、5年後、10年後の上限差も考える。

2.東京にいるために年間いくら余計に払っているか

家賃。

住宅購入費。

通勤。

外食。

教育。

その他の生活費。

を考える。

3.東京だから得られている職業資本は何か

大型案件。

顧客。

ブランド。

専門家ネットワーク。

転職先。

経験。

これが本当に蓄積しているかを見る。

4.その職業資本は東京を離れても換金できるか

会社ブランドではなく、自分自身に残るかを見る。

5.10年後も東京にいることで追加利益が出るか

既に十分な専門性を作り終えているなら、東京への追加投資収益率は下がっている可能性がある。

この5つを見れば、

「東京は給料が高いから残る」

という判断よりかなり具体的になる。

東京から出る判断も「退職」と同時にする必要はない

地域移動もキャリア移動と同じである。

東京に残る。

地方へ移る。

の二択にしなくていい。

たとえば、

東京企業に勤めながら地方拠点へ異動する。

リモート勤務を試す。

地方企業の求人へ応募して市場価格を確認する。

資格を取って地域可搬性を高める。

地方で副業顧客を作る。

二拠点生活で仕事の成立性を見る。

など、移行を段階化できる。

いきなり、

東京の会社退職

地方移住

仕事探し

とすると、職業と地域の二つを同時に変えることになる。

不確実性が大きい。

可能なら、

職業か地域のどちらかを固定したまま、もう片方を先に試す

方が失敗条件を切り分けやすい。

「東京から逃がされる職業」とは、地方へ移住する職業だけではない

ここでタイトルの意味を整理したい。

「東京から逃がされる」とは、

本人が地方へ移住させられる

という意味だけではない。

仕事そのものが、

地方拠点。

在宅勤務。

海外。

AI。

外注。

へ分散されることで、

東京在住者だけが持っていた賃金プレミアムを失う

ことを含む。

つまり本人は東京に住み続けていても、

仕事の供給市場だけ全国・世界へ広がる

ことがある。

これは東京の高コスト生活と相性が悪い。

給与は全国競争へ近づくのに、

家賃だけ東京価格

なら、個人の収支は悪化する。

AI時代の東京リスクはここにある。

一方、東京に残る職業は「場所を売っている」

東京に残りやすい職業には共通点がある。

単に東京で働いているのではない。

東京に集まる、

資本。

企業。

人材。

顧客。

情報。

権限。

を仕事へ変換している。

つまり、その人は仕事内容だけでなく、

東京という集積そのものを生産資源として使っている。

この場合、東京の家賃は高くても合理性がある。

反対に、東京という場所を生産に一切使っていないなら、その高い固定費は単なるコストになる。

最終的に見るべきなのは「場所を変えても稼げるか」と「場所によってもっと稼げるか」

一見すると矛盾する二つの能力がある。

一つは、

どこへ行っても稼げる能力。

資格。

技能。

専門性。

遠隔可能な顧客基盤。

などである。

もう一つは、

特定の場所にいることで大きく稼げる能力。

東京の金融。

高額BtoB。

経営。

M&A。

専門サービス。

などである。

強い職業資本は、このどちらかを持っている。

弱いのは、

東京にいないと給料が下がるのに、

東京にいることで本人の生産性や希少性は上がっていない状態である。

会社だけが東京にあるから東京給与をもらっている。

この構造は、企業側が配置を見直したときに弱い。

東京に残る職業、東京から逃がされる職業

まとめると、東京に残りやすいのは、

高額な意思決定に近い。

大企業・資本・高所得顧客の集積から仕事が生まれる。

対面ネットワークが案件形成に影響する。

東京にいることで所得上限が大きく上がる。

転職市場の厚みが職業資本になる。

という仕事である。

反対に東京プレミアムが縮小しやすいのは、

定型的。

デジタル完結。

遠隔供給可能。

AIで技能差を縮めやすい。

東京にいることと成果が直接関係しない。

という仕事である。

そして電工、設備、物流、介護などの地域型現場職は、その中間ではなく別の強さを持つ。

東京ほど高い所得上限がなくても、

東京を離れても仕事が消えにくい。

これは職業資本として重要である。

東京に残るかどうかは「住所」ではなく職業資本の配置問題である

東京に住むべきか。

地方へ移るべきか。

この問いだけでは答えは出ない。

年収300万円の仕事でも東京に残る価値がある人がいる。

年収800万円でも地方へ出た方が有利な人がいる。

決めるのは、

職業。

年齢。

家族。

住宅費。

資格。

身体。

今後の所得上限。

そして、その地域で何を蓄積できるかである。

だから地域選択も、職業資本再配置として考えた方がいい。

東京という高コスト市場へ追加投資することで、10年後の自分の職業資本は本当に増えるのか。

増えるなら残ればいい。

増えないなら、東京にいること自体を目的化する必要はない。

さらに強いのは、

東京でしか作れない職業資本を東京で作り、

それを東京以外でも換金できる状態にすることである。

逆に最も危険なのは、

東京で高い生活費を払い続けながら、

東京でなくても供給できる仕事を、

会社固有の給与制度に守られて続けることだ。

AI時代には、

「どの仕事が残るか」

だけでなく、

「その仕事はどこに残るのか」

まで考える必要がある。

そして個人が守るべきなのは、東京勤務という肩書きではない。

場所が変わっても換金できる職業資本と、場所を選ぶことでさらに価値を増やせる職業資本である。


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西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

新たなるハイクラスエリート層はここから生まれる
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。