$1:仕事嫌いだけど、でも愛してしまっている

愛情って何なのかな?

・・・・・ってたまに考えるんですけど、「執着」じゃね?ってたまに思うことがあります。

言い方悪いですね、愛着ですかね。

 

私は仕事が大嫌いです。嫌いなんですよね。

若い頃に、

「うーん、働かないで良い方法無いかな?」

っていうことばかり考えていました。

もっと言うと、

「勉強しないで良い方法無いかな?」

とかいう感じのことも考えていました。

 

めっちゃ働いてたんで。もう若い頃からすごい働いていたんで。

反動。

 

不労所得ってのを真剣に調べまくったんです。

 

それがまぁ、いつの間にか、「働かないために起業しよう!」とか、「起業するために勉強しよう!」みたいになってて、いつの間にかめちゃめちゃ働いちゃったんですよね。めちゃめちゃ勉強しちゃったんですね。

「・・・・・・あれ、これって意味なくない?」

って思ったことが何度もありました。

 

もう、仕事って本当、嫌ですよね。

何やってもそうですけど、「イヤダイヤダ」って思いながらやるわけ。

 

私は仕事として、WEBにコンテンツを放り込むような働き方を選びました。理由は、働いた結果としてWEBに残った文章が、人に影響を与え続けるからですね。ぶっちゃけた話、この働き方を採用したら不労所得が得られるんじゃね?というのがゲスい動機でした。

でも、働いているうちにモチベーションが切れてくるわけです。

人間って結構、お金のためだけでは頑張れないんですよね。だから、そのうち、「自分が楽しいと思えることやろう!」とか、「やっていて、自分のメリットにもなるような働き方しよう!面白いことやろう!」っていう風になっていったんです。

 

でも、なんか、「やってて良かった!」って思う瞬間がある。

それは、自分が作ってスッゲー興奮するようなコンテンツ。自分が話をしていてスッゲー面白いと思う話。自分の体験。勉強。

自分でやってて、没頭する時がある。

まぁ、それぐらいじゃないとモチベーションなんてすぐ切れます。

 

もはや、売れるとか市場で受け入れられるとかどーでもいい。

自分の心が喜んでいるから。

なんか、お金のためにやっているはずが、だんだん、自分のためになってくる。自分を喜ばせるためのものを作るわけです。それを市場に出すわけです。

 

でもね、それが市場でめっちゃ受け入れられることがあるんです。

今でも忘れられないんですけど、自分が出したコンテンツに対して、すっごい好意的なレスポンスが長文で返ってくることがあるんです。

なんていうん?

 

嬉しくなりますね。

 

こう、仕事って、他人のためにやることで、自分のためにやることじゃ無いんですけど。そんなの失格なんですけど。ダメなんですけど。

でも、たまに熱が入ることがあるわけです。完全にプロダクトアウト。

自分が喜んでで、「まー、これ売れんくてもいいわー、あはははー」って、ビジネスマン失格の有様で作ったコンテンツ?

ビジネスマンって、売れないことにエネルギー使っててもダメですよね。

 

でも、いーんです。

自分のためにやっているから。

もう、お金にならなくても良いから、自分が情熱を燃やして作ったコンテンツ。

それをリリースするわけです。

 

「あー、売れねぇなぁ」とか「受けねぇなぁ」とか思いながら。

それでも、まぁ、いいや、とか思いながら。

 

でも、そういう仕事していると、時折、手に取ってくれる人が出てくるわけです。そして、それで「人生変わった!」って言ってくれる人が出てきたりして。

その瞬間、

「あ、やってて良かった」

って。

 

その時、ふと気づくことがあるわけです。

・・・・・・・あれ、俺、仕事を愛しちゃっているじゃん、って。

 

ビジネスに芸術を持ち込みすぎたらダメなんでしょうけど、でも芸術の要素が足りない仕事はしたくない。

できない。

愛せない。

 

芸術的に美しい、って感動する部分が無い仕事は、私は愛せない。

 

何かを自らの手で創造するって感動ものなんです。

きっと、私が家族みたいなものに無頓着というか愛情希薄なのは、仕事が子供みたいになっているからだと思うんです。

 

この前、日清食品の社長の本を読んでいたんですけれどね。

今、2代目社長で、初代が有名なあの、安藤百福さんです。カップヌードルとかチキンラーメンの発明者です。その息子さんが2代目なんです。

創業者父親と2代目息子。

スッゲーバトルを何度もしたそうですが、その2代目社長の視点から創業者について語られてて、「創業者にとって会社は子供だ」って。

 

創業社長って、大抵、家庭をかえりみない。

嫁とか子供よりも、事業の方を愛しているんじゃないか?って思ってしまうほど。こういう事例、たくさんあります。スティーブ・ジョブズとかもそうですよね。

 

そして、そんなスティーブ・ジョブズも、何度も空振りプロジェクトを打ち上げているし、採算度外視で謎のことをやってしまったことがある。また、Appleは時代を先取りしすぎて、iphone以前にリリースしたスマホの先駆けみたいなやつで大失敗してたり。

 

なんで創業社長は仕事に没頭するのか。

それは愛情があるから。

愛着があるから。

すっごいコミットしたからだと思うんです。

相当手間暇がかかるからだと思うんです。

子育てレベル、子育て以上のレベルで、仕事に没入しているから。それがそのまま愛情に変わってしまうのかな?って。

 

仕事嫌だ嫌だ言いながら、自分が取り掛かったプロジェクトにめっちゃ執着している時ってあるじゃ無いですか。

自分の中の職人気質が出る部分。

このラインは妥協できない・・・・・みたいな?

 

そういうのがあると、本当に困るわけです。

考えて、ボツになって、考えて、ボツになって、作業して作るけど、「これあかん、出せんわ」とかやったりして。

あるいは、やたら熱がこもって集中しちゃったりして。

 

なんなんですかね?これは。

 

こんな私も、昔はメンヘラ乙女のように、交際相手が途切れると「さみしい」とか「恥ずかしい」とか「生きている心地がしない」みたいに感じている時代がありました。でも、情熱を持って取り組めるものが見つかってから、それはスーッと消えていった。

自分の心をフルスイングで・・・・っていう表現はおかしいけれど、没頭できることがあるのは幸せなのかもしれない。

そう思うわけです。

 

どうせ生きるのであれば、もう何か没頭しちゃって、その没頭が将来的に報われるスタイルだったらハッピーですよね。

 

思い返せば。

私は、コンテンツに生かされてコンテンツに育てられたんですよね。うんうん。若い頃?小さい頃?漫画とかにハマってたし。映画をよく見ていたし。カードゲームとかゲームにもハマっていたし。読書もたくさんしたし。

こういうのって虚業っていうんですか?でもそんなの、私には関係無い。

なんか、世の中には、ネジとか?生活必需品とか?食べ物とか?そういうものやっていないと認めない!みたいな起業家とかがいるんですね。

でも、俺には関係無い。

 

ポケモンやって、通信ケーブル持っている友達と群がって友達作ったような世代、任天堂のゲームに金を巻き上げられまくった世代なんで、コンテンツはリアルなんですよね。リアル。

すっごい影響受けたから。それから、書店であるような「人生変える方法!」とか、「成功する!」「楽しい人生を送る!」「夢のような生き方をする」みたいなのにめっちゃハマった過去があるんですよね。めっちゃ自己啓発マニアだったんです。

うーん・・・って顔しながら、一生懸命読んでた。若い頃。毎日。

 

すっごい嫌だなー。

嫌いだなー。

やめたいなー。

やりたくないなー。

 

・・・・・・とかなんとか言いながら。

結局、選んでしまった道に執着し続ける感じ?

愛着?

なんていうか、「これはここまでやらな!」とか、「この基準まで持っていかなきゃ!」とか、そういう情熱。

 

なんでしょう。

好きなのでしょうか?嫌いなのでしょうか?

いや、もはやそんな次元では無いんでしょうね、働くって。

 

でも、働くってことに関して、1つ、自信を持って言えることがあるんです。仕事って、まぁ、追わないといけない利益とか、達成しないといけない数字とか、「これはある程度機械的にこなさないとダメ」とかスッゲー面倒なことがたくさんあるものですよね。

基本的にクソです。

99%ぐらいは嫌なことの連続でしょう。

 

でも、すごく思い入れとかヒストリーがあると、すっごいしんどい思いをすると、

・・・・・・ふとしたとき。

感動する時があるんです。

いい仕事をした後に飲む酒はウマイってよく言うじゃないですか。言うじゃないですかっていうか、昔友達が言っていたんですけど。

 

1回、仕事でめっちゃ感動してしまっているから、その味がわかるから。

病みつきになってしまっているんです。

 

儲けとか利益とか、そういうことじゃなくて、自分で事業をやるとかになると、すっごいしんどくて、没入しないといけないことがあるんですけど、その中で何かを成し遂げる達成感。充実感。達成感。

それってまぁ、たまに利益がついてこないんですけど。

 

「えー、全然金にならないじゃ〜ん」

って思うことが何度もあったんですけど。そういう失敗プロジェクトは何度かあったんですけど。でも、だいたいそういうのって、自分が好きでやっているところもあって。

っていうのは、バットを短く握れば当てに行けるから。でも、たまに長く持って大振りしていくことがあるから。

 

仕事は面倒臭い。

でも、クッソ面倒くさい仕事が、酒の肴になるみたいなところがある。

 

私が仕事を憎めないのは、長い目で見た時にバットを長く握ったやつがなんか知らないけど、最終的に大きな利益に繋がっているからです。

本当に!

これはもう、神様に感謝するしかない。

 

「儲かるぜ、ウッシッシ・・・・」ってやったやつは、儲かってない。

でも、「これは儲からないな」「うわ、やべ、これ完全に市場ウケしないけれどある程度自己満足で進めちゃってる」「これ、完全に自分のためにやっている仕事じゃん、やりたくもないのに(遊びたいのに、ソープ行きたいのに)」って思いながらやった仕事。

これが、じわりじわりと市場に浸透していって、結局、トータルで見ると利益になっていたりする。

 

これだから、仕事って憎めないんです。

 

私が仕事嫌いでありながら、仕事を見放せない理由。

儲け主義でいながら、儲けを無視して謎のビジネスプロジェクトを進めてしまう理由。

 

でも本当に、やりたいことっていうか、「これを市場に出したい」って思いで、情熱で取り組んだものが、市場で空ぶったら、「はっはっは、まぁいいや」って思いながらビール引っ掛けて終わりですわ。

でも、それで良いんです。

全部がそれだと、利益上がらなくて事業潰れちゃうんですけど。

でもかといって、バントばかり狙いにいったら、チャレンジが無いから長い目で見れば衰退するんです。

 

だから、バットを長く持って振りに行く。

それに、価値と情熱と思いがあるならやる。

 

多分、アーティストとかって、「売れる曲」ってのもそうだけれど、「自分の心が喜ぶ曲」ってのも大事にしているはずなんです。

最近、8.6秒バズーカーの動画観ていたんですけれど(古い)、ラッスンゴレライって一時期、本当凄かったですよね。あれ、吉本で最速記録を作りまくって、とんでもないバズり方だったわけ。

もう、歴史的な一発屋。快挙だらけの一発屋。

あの謎のネタはどうやって生まれたのかっていうと、深夜に漫才の練習していた二人が、疲れちゃって、お互いを笑わせるためにふとした拍子で出た謎のフレーズが、深夜の公園で盛り上がっちゃって、そしてそれをそのまま劇場で出したらバカウケしたんだそう。

・・・・・・そんなこともあるんだね。

お笑いをやってて、笑わそうと思っている職業の人間が、「いいネタできんなー」って思って、そしてお互いを元気付けるために深夜ノリでたまたま思いついた謎のフレーズ。

それがバカウケ。

 

ウケを狙いに行かない。

これって大事かもしれない。

 

ウケないと、ダメなんですけどね。ビジネスは、それが0になると失敗するんですけど。でも、長い目で見たら、ウケを狙わずチャレンジしたことが、思いの外市場で受け入れられる時がある。

スッゲー、汗水垂らして、時間をかけてやった仕事。

誰かのためにやった仕事のはずが、だんだんこだわりみたいなものが出てきて、最終自分の満足感とか達成感のためにやってしまって、必要以上に頑張りすぎた仕事。「これ割に合わねぇ〜〜〜」とか思ってた仕事。

これが、思いの外サプライズを生んだりするから、仕事って憎めないんですよね。なんか。そういう、予期せぬ成功、サプライズがあるから。これだからビジネスって面白い。

なんやかんや、仕事を続けてしまっている理由。


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西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

新たなるハイクラスエリート層はここから生まれる
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。