資本主義を人本主義で捉え直すパラダイムシフト

 

社会で回されているのお金であるが、お金というのは労働力である。回しているのは労働力である。その観点に立って考えると、国を統治する上で、この先、社会保険料や各種税金を上げていくのと、資産課税のどちらが良いのか、という話になる。資産課税を強化して、再分配した場合、下層の人たちが消費をするようになるので総需要は増える・経済は持ち上がると考えられる。一方で、この先、これまでの路線のように労働者階層の課税を重たくしていく・消費税を上げると、経済的にキツくなった人がドロップアウトして、この人材が生活のために仕事を選ばなくなるようになり、結果的に社会的に人材が配置されるという観点もある。経済はどの観点から見るべきか。富裕層の資産を再分配しないのは、結局は経済が労働力の取引であり、富裕層が少ないからではないか。社会大多数の人間をどこに配置するかが経済のメインだからではないだろうか?

 

 

  • 資本は人々が蓄積した労働の成果です。金融資産や不動産も、それを設計・管理し、運用する人々の存在があって初めて価値を持ちます。
  • 技術も人間が発明し、改良し、維持管理するもので、技術そのものは単なる情報に過ぎません。活用する「人」がいなければ何の意味もありません。

 

 

1. 経済の本質は労働力の取引か?

  • 確かに、資本主義経済の中心にあるのは「労働力」とその対価です。物やサービスの価値は、それに投入された労働力に強く依存します。
  • ただ、現代経済では労働力だけでなく「資本」(金融資産や不動産)や「知識資本」(技術、ノウハウ)が価値の源泉になっており、これらが労働市場を大きく変えています。

2. 労働者課税 vs. 資産課税

  • 労働者課税や消費税の増加
    • 労働者への課税を重くすると、労働意欲の低下、労働市場からの退出が起こる可能性があります。
    • また、消費税増税は消費を冷え込ませ、企業の利益減少にもつながります。
  • 資産課税の強化
    • 富裕層の資産に課税し、再分配することで低所得層が消費する余裕を得れば、総需要が増え、経済は活性化します。
    • しかし、資産課税が強化されすぎると資本逃避(海外に資産が移る)や投資意欲の低下につながるリスクもあります。

3. 経済の視点:労働力配置と社会効率

社会大多数の人間をどこに配置するかが経済の重要なテーマです。具体的には次のような観点が考えられます。

  • 資源の効率的配分
    • ドロップアウトする人が増えると、社会的な人材資源が効率的に配置されなくなり、経済的損失が生じます。
    • 逆に、生活が安定し、適正な仕事に就ける環境が整うことで生産性が向上します。
  • 消費の最大化
    • 資産を多く保有する富裕層は、追加的な資産から消費をそれほど増やしません。
    • 低所得層が可処分所得を増やすことで消費を活性化させる方が、経済全体の需要は拡大します。

4. 富裕層の再分配を避ける背景

  • 富裕層が経済の中で少数であるため、彼らの資産だけをターゲットにしても経済的なダイナミズムを大きく変えられないとする見方もあります。
  • さらに、政治的要因や既得権益が再分配政策の障壁になることも事実です。

 

 

 

 

資産課税強化 VS 労働課税強化

 

 

観点 労働課税強化 資産課税強化・再分配
人材再配置 高い(淘汰が起こる) 低い(配置の固定化)
総需要 一時的に減少する可能性 増加する可能性が高い
産業構造の変化 効率化・自動化が促進 変化は抑制される
社会的安定 低い(失業リスク) 高い(生活安定)

 

  • 資産課税の再分配
    • 下層層に再分配された資金は消費に直結し、総需要を引き上げます。
    • これは新たなビジネス機会を創出し、結果的に「人材の活用範囲」を広げます。
  • 労働者課税の悪影響
    • 労働者への課税が重くなると、生活のために労働せざるを得ない人材が増え、「創造的な仕事」や「適性のある仕事」に配置されにくくなります。
    • これは経済の非効率化を招き、技術革新も停滞します。

 

 

 

 

労働者課税が重くなりすぎると、以下の現象が発生します。

  • ドロップアウトの加速
    • 厳しい課税環境下で一部の人が生活のための労働を放棄し、最低限の生活支援に頼るようになります。
  • 人的資源の無駄遣い
    • 創造的なスキルを持つ人が生活のために単純労働に従事することになり、社会的な非効率が生まれます。

資産課税で再分配された資金があれば、個々の人が「生活のための労働」から解放され、社会全体でより効率的な人材配置が可能になります。

 

たしかに、下層の労働者がドロップアウトしても、以下のようなメリットがあります。

  • 低賃金労働の見直し: 低賃金労働者が市場から減ることで、企業は賃金を引き上げるか、効率化(自動化やAI導入)を進めざるを得ません。
  • 産業の再編: 人材不足に対応するため、産業構造がシフトします。たとえば、単純労働がAIに置き換えられ、より創造的・サービス指向の産業が育つ可能性があります。

 

ただし、ドロップアウトする労働者が再配置される際に問題になるのは「スキルミスマッチ」です。

  • 短期的混乱: 農業、製造業、物流などで労働力不足が起こる可能性があります。
  • 再教育の必要性: ドロップアウトした労働者を新しい産業で活用するためには、政府や企業による大規模な再教育プログラムが必要です。

 

 

 

現代の先進国では、再分配(資産課税)による安定維持に軸足を置くことが多いです。ただし、ダイナミズムを失えば日本の「失われた30年」のような構造的停滞に陥るリスクもあります。

個人的には、社会が成熟した段階では、一定の資産課税を維持しつつも、若年層や新興産業における競争促進策(再配置)を組み合わせるというバランスが理想的に思えます。

 

 

 


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西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

新たなるハイクラスエリート層はここから生まれる
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。