家庭が苦しい!よし、来月から、食費を削ります!
子供たち!
来月からご飯はありません!
というか、パパ・ママに頼らないでください!
君たちは小学生だけど、君たちの生活費を払えないから出て行って!
みたいな事を言っている家庭があったらやばいですね。
これは、「家計を健全化(数字をなんとかしよう)」として、家庭崩壊のパターンです。
日本の財政にも同じことが言えて、
財政健全化!
と言って国があらゆる公共サービスを削ったり、整理再編して、そもそも行政機能が回らない、となると、数字は辻褄が合っても、事実上は破綻しています。
かといって、
財政出動をしまくるとどうなるか?
これも、インフレに向かいます。円安・インフレに向かいますと。
原理的には、
- 政府が国債発行
- それを日銀が買う
みたいな事を延々とやれば良いのですが、それをやると、結局、
「なんでもあり」
というか、財政規律が乱れますね。
具体例のイメージがつきにくいかもしれませんが、日本を代表とするエリート頭脳が、「医師を目指す」ことによって、結局、年寄りのケアに人生を捧げるようになり、日本からは世界で戦える産業が生まれない・・・みたいな今みたいな構図がもっと酷くなりますね。
当然、国力が弱まれば日本円は弱まるので。
じゃあ、
そういう繰延系のソフトランディングではなく、
一度パーッと弾けようぜ!
となると、それはそれで短期にハイパーインフレが起きて大混乱。
大混乱!一気に膿出し!
の利点はあるかもしれませんが、
結局、富裕層は海外に財産を逃したり、あるいはそもそも資産が現金ではない事を考えると、格差がさらにひどくなるだけかもしれませんね。不動産とか、生活インフラ系事業を握ってる人たちだけが大勝利になり、あとは没落、みたいな。
つまり日本はどのみち詰んでいる
そもそも、GDP対比で公債は90%になると危ないと言われてて、日本は200%越えだし、10年後に破綻する確率は50%とかなり丁半博打のゾーンに入っている。
いずれにせよ、日本円は腐ってるんです。
このがんじがらめの状況を打破できるのは経済成長。
それしかない。
具体的には、「外貨を稼ぐこと」と、「日本人の時間の値段を上げること」。
今の日本で「内需(国内での売り買い)」だけで成長するのは無理ゲーに近いです。 国内でパンツや大根を売り買いしていても、買う人(人口)が減ればジリ貧。
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モノを売る(輸出): 自動車、半導体素材、アニメ、ゲームなど。
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来てもらう(インバウンド): 外国人に日本に来てもらって、日本で外貨を落としてもらう。
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投資で稼ぐ(所得収支): 過去に日本が海外に作った工場や、海外企業への投資から上がる「配当」や「利子」で食う。
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実は今の日本はこれが一番の稼ぎ頭です(貿易立国ではなく投資立国)。
-
「経済成長する」=「世界中から日本にお金が流れてくるパイプを太くする」というのは、間違いなく正解の一つ。
しかし、ただ「海外で売ればいい」だけではありません。 例えば、「日本人が寝ずに働いて、100円ショップの雑貨を作って世界に売る」のでは、忙しいだけで貧乏なままです。
でも、生産性を上げれば良い、という話だけでもない。
「国民全員が高度なITエンジニアや金融マンになれ」なんて無理ですし、そんな国はありません。ルクセンブルクやシンガポールのような都市国家(小規模国家)なら「選択と集中」ができますが、1億2000万人もいて、国土も広い日本でそれは不可能です。
介護、物流、保育、小売、一次産業……こうした「生産性の数字は低い(稼ぎにくい)けれど、社会維持に絶対必要な仕事」を担う人がマジョリティである事実は変わりません。
結局、日本が生き残る構造は、以下の「二階建て構造」しかあり得ない、というのが結論になります。
【2階】外貨を稼ぐ特攻部隊(グローバル産業)
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役割: 世界と戦って、とにかく外貨(ドルやユーロ)を分捕ってくる。
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業種: 自動車、半導体素材、ゲーム・アニメ、一部の超高度な製造業、商社、金融投資。
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特徴: 競争が激しいが、生産性は高い。
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人数: 全体の2〜3割程度かもしれない。
【1階】社会を回すインフラ部隊(ローカル産業)
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役割: 日本国内の生活を守り、2階の人たちが安心して働ける環境を作る。
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業種: 医療、介護、物流、小売、飲食、警察、公務員など。
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特徴: 「生産性を上げる」のに限界がある(介護ロボットを入れても、結局は人の手が必要)。
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人数: 残りの7〜8割。
「結局、外貨を稼ぐしかない」というのは、「2階の連中が圧倒的に稼いでくれないと、1階の生活が成り立たない」という意味で正解です。
なぜなら、日本はエネルギーも食料も輸入に頼っているため、2階が外貨を稼いでこないと、1階の人たちが使うガソリン代や電気代、パンの値段が払えなくなるからです。
しかし、今の日本の最大の問題は、 「2階が稼いだ外貨が、1階に流れてきていない」 ことにあります。
理想的なサイクル(昔の日本や、今の強い国)
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2階(トヨタなど)が海外でバカスカ稼ぐ。
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2階の社員の給料が上がる。
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2階の企業や社員が、国内で税金をたっぷり払う。
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その税金を使って、1階(医療・福祉・公共事業)にお金が回る。
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あるいは、金持ちになった2階の人が、国内で高いサービス(食事や旅行)を消費して、1階にお金が落ちる。
→ これにより、1階の人の賃金も間接的に引き上げられる。
今の日本の現実(分断)
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2階(グローバル企業)は海外で稼いでいるが、利益を内部留保したり、海外再投資に回す。
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国内に金が落ちてこない。
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1階(エッセンシャルワーカー)は、「生産性が低いから」という理由で低賃金のまま放置される。
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結果、格差が広がり、1階の人手不足(なり手不足)が深刻化して社会が軋む。
「生産性を上げろ」という掛け声に対して、質問者様が感じる違和感の正体はこれです。
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2階の人たちに対して: 「もっと付加価値をつけて、世界から外貨をむしり取ってこい!」という意味での生産性向上は正しい。
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1階の人たちに対して: 「効率化してコストを下げろ(=給料を上げるな)」という意味で使われているなら、それは間違い。
1階の人たちの「時間の値段」を上げる方法は、彼らが無理してスキルアップすることではなく、「2階が稼いだ金を、適切に1階に配る(価格転嫁を許容する、あるいは公的資金を入れる)」 という分配の政治の話になります。
つまり、「外貨を稼ぐ(強い産業を作る)」ことと、「その稼ぎで国内の低生産性・高重要度の仕事を支える」こと、この2つがセットになって初めて国が回ります。
今の日本は、「稼ぐ力」も弱っている上に、「稼いだ金を回すパイプ」も詰まっている状態と言えそうです。
今の日本では、この
生産性と分配
の議論がめちゃくちゃになっている。
【攻撃】① 今後、日本の「2階(外貨を稼ぐ部隊)」になれるのは誰だ?
「自動車一本足打法」が崩れかけている今、次の稼ぎ頭としてリアリティがあるのは以下の4つの領域です。
1. 素材・部品・装置(産業の裏方)
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現状: スマホやPCの完成品(iPhoneなど)は負けましたが、その中身(コンデンサ、イメージセンサ、半導体製造装置、シリコンウェハー)は日本が世界シェアの5〜9割を握っているものが多数あります。
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勝ち筋: 「これがないと世界の工場が止まる」というチョークポイント(急所)を握り続けること。地味ですが、利益率は完成品より高く、極めて強力な「2階」です。
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例: 信越化学、ソニー(センサ)、キーエンス、東京エレクトロンなど。
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2. エンタメ・IP(知的財産)
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現状: アニメ、ゲーム、マンガ。これは「石油」と同じで、日本から湧き出る資源です。
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勝ち筋: 制作下請けで終わらず、ディズニーのように「権利(IP)」ビジネスで稼ぐこと。マリオやポケモン、ドラゴンボールが世界中で稼ぎ、そのロイヤリティがチャリンチャリンと日本に入ってくるモデルです。原価がほぼゼロで外貨を稼げる最強の産業です。
3. インバウンド(外需の「宅配」)
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現状: 外国人に来てもらい、日本で消費させる。
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勝ち筋: これは特殊で、「1階の仕事(飲食・宿泊・交通)で、2階並みの外貨を稼げる」唯一の手段です。ただし、「安売り」をやめることが絶対条件。「ラーメン1杯3,000円」「宿泊1泊10万円」を外国人富裕層に売れるようになれば、地方にも直接外貨が落ちます。
4. 金融収益(投資立国)
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現状: 実は今の日本で一番の稼ぎ頭(貿易収支は赤字だが、所得収支は巨額の黒字)。
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勝ち筋: 過去に稼いだ金を海外の成長市場に投資し、その配当や利子で食う。「金持ちの道楽」に見えますが、成熟国家が最後にたどり着く生存戦略です。商社などがやっているのはこれです。
【守備】② 詰まっている「パイプ(分配)」をどう直すか?
ここが最難関です。2階が稼いだとしても、放っておくと1階(医療・介護・物流など)には一銭も落ちてきません。 これを直すには、綺麗事抜きの「痛み」を伴う3つの変革が必要です。
A. 「価格転嫁」の強制(=インフレの許容)
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仕組み: 1階の仕事(運送、サービス、食品)の値段を強制的に上げることです。
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具体策: 「トラックドライバーの給料を上げるために、配送料を2倍にします」「介護士の給料を上げるために、介護保険料や自己負担を上げます」。
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痛み: 我々消費者も「安くて質の良いサービス」を諦めなければなりません。「お客様は神様」をやめ、「高い金を払わない客は相手にしない」という社会合意が必要です。
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これで2階の企業(カネ持ってる側)から、1階のサービスへ高い対価を払わせるのです。
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B. 労働市場の流動化(=ブラック企業の淘汰)
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仕組み: 「給料の安い会社には誰も人が来ない」状況を徹底的に作ることです。
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具体策: 失業手当や再教育支援を厚くして、「今の会社を辞めても死なない」ようにします。そうすると、1階の企業でも賃金を上げざるを得なくなります。賃金を上げられない低生産性のゾンビ企業には潰れてもらい、労働者をより条件の良い場所へ移動させます。
C. 公的価格(公定価格)の引き上げ
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仕組み: 医療、介護、保育、教員など、国が価格を決めている分野の賃上げです。
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具体策: ここにこそ税金や国債(財政出動)を使うべきです。
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財源: 2階の稼ぎ頭(好調な法人への課税)や、資産課税で賄うのが筋ですが、足りなければ国債も選択肢です。ただし、これは「バラマキ」ではなく、「社会基盤の維持コスト」として割り切る必要があります。
結論:結局、僕らの生活はどうなる?
「全員が2階には行けない」以上、これからの日本社会のリアルな落とし所はこうなります。
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一部の精鋭(素材・IP・投資)が、海外で必死に外貨を稼ぐ。
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国内のサービス価格(ラーメン、電車、宅配、介護)は今よりずっと高くなる。
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その高い価格によって、エッセンシャルワーカー(1階)の給料が増える。
つまり、 「物価は上がるが、給料も上がる。そして海外でも稼げている」 という、普通の先進国(アメリカのような状態)を目指すことになります。
逆に最悪なのは、 「海外で負け続け(円安)、国内では値上げを許さず(デフレマインド)、結果として1階の人が疲弊して現場から逃げ出し、介護も物流も崩壊する」 という現在の延長線上の未来です。
「値上げは悪」という日本人の染み付いた感覚を捨てられるかどうかが、最後の分岐点になりそうですね。
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"make you feel, make you think."
SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。



