▼:著者の実績見て本を買う人は多いけど、100%著者の実績は再現できない。

読書王 〜一生かけても追いつけない西園寺貴文の読書術叡智〜


より引用しています

 

 

▼:著者の実績見て本を買う人は多いけど、100%著者の実績は再現できない。

 

私はこれまでに、膨大な数のビジネス書を読んできました。

購入量も半端無いです。

 

世の中には、

「読書数」

を誇る人たちがたくさんいますが、

私より読んでいる著名人を私は知りません。

 

自著の中で、

本にかけるお金だったり

読んでいる量を自慢する著名人の言説に触れてきましたが、

どれも私以下です。

 

 

そんな私が、今回、読書術を語ります。

 

 

ビジネス書をある程度読んだ経験を重ねて、

大抵の人がたどり着くのが「著者の経歴・実績」で選ぶ方法。

 

でもね、これが何が厄介か。

 

そう、

「実績凄すぎる人」

の実績って、ほぼトレースできないんです。

 

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これまで、

すごい実績の著者の本を読んで、

それを再現できたことは一度もありません。
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情報商材では再現できたことありますが、ビジネス書では一度もありません。

 

 

それがなぜなのかについて考えてみましょう。

 

 

まず、

「ただの運」。

1億2000万もいるこの国では

ただのラッキーですごいことを引き当てる人は確率的に出てきますよね。

宝くじに当たった人と同じで。

 

 

これは確率論的な観点。

 

 

そして、いわゆるこの国での成功事例・実績というのは、

・ノンバーバル要素

・学歴要素、社歴要素

でほぼ決まってるんですね。

 

見た目が良いとか、

学歴が良いとか、

ブランド力がある会社を出ているとか。

 

 

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「見た目が良い」「ブランド力が背景にある」ってのは強い。
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サラリーマン社長の成功本にも多いんですが、

確立されたブランドの中で成し遂げた成績というのは、

その人自身がブランドを築いたわけではありません。

 

例えば、

「日本マクドナルドで圧倒的な数字を達成!」

とか言ってても、

マクドナルドを作ったのはレイクロクだし、

本社はアメリカだし、

みんな、マクドナルドが好きなのはマクドナルドだからで、

その枠内で、相応のポジションに入った人があれこれやって成果出しただけでしょう。

 

 

そういう人から学べるのは、

・受験突破の方法

・社内出世の勝ち抜き方

みたいなものです。

 

外資系企業の日本法人社長の本とかもありますが、

そういうのって本国が築いたブランドに乗って仕事してるだけで

どこまでが本人の力か疑問ですよね。

 

 

また、

時代的な追い風もあります。

 

例えば、

「起業家」

なんかは、

明らかに発生している時期に偏りがあります。

 

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この時代には、

この系統の成功者が

多く現れたよね、というものがある。
____

 

三菱重工・川崎重工などは

1880年〜1890年代に創業しています。

日立製作所の始まりは1910年。

 

明治維新が1868年 – 1889年ですが、

日本が「富国強兵」とか「工業化」していく過程で生まれた

「重厚長大産業」で伝統的なものはこのフェーズで生まれている。

製鉄系もそう。

 

 

戦前〜戦後すぐ辺りには

・トヨタ

・パナソニック

・ホンダ

・京セラ

などが創業していて、

稲盛和夫とか本田宗一郎とかはこのゾーンの人物。

 

1970年代には

日本電産とか

キーエンスといったビジネスが創業していて、

小型・精密機械での事業やその成功者がいます。

 

1980年代になると

HISやTSUTAYAなど

日本人の所得向上と

ライフスタイルの変化に乗った成功事業・成功者が現れます。

 

2000年代にはインターネット系の創業・成功者が大量に現れて、

2010年代にはソシャゲ系・ケータイゲーム系の創業・成功者が現れました。

 

 

そういう各フェーズごとに、似たようなタイプの成功事例・成功者が集中分布してるんです。

 

 

実は投資系もそうで、

・ジムロジャーズ

・ウォーレンバフェット

・ジョージソロス

・ピーターリンチ

を始め、

投資のスーパースターとその顕著な実績というのは

アメリカの投資黄金期と言われたフェーズに集中分布して発生しています。

 

 

1930年代の大恐慌、世界大戦を経て、

アメリカの株価はその後上がりっぱなしで、

特に1980〜2000年代の上がりがすごいんです。

 

(逆に言うと株価が84%下がった大恐慌フェーズで株の成功者はほとんどいない)

 

 

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我々がビジネス書を読んでも

なかなか「再現できない」のは

この時代性の影響というのはかなり大きいのです。
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例えば、ホリエモンの成功事例なんかも、

彼のサクセスストーリーを丁寧に読み込めばわかりますが、

・学歴

・時代性

の影響がかなりデカいです。

 

 

特にホリエモンは、同年代のIT系ビジネスの創業者と比べて、

圧倒的に学歴が高い。

東大に行っていて、当時の段階から「IT系」に参入するのは少なかった。

 

有象無象の人たちがいる中、

「東大出身」

という肩書きが、彼の他者との信用構築・取引で有利に効いた効果は凄まじいものがあったはずです。

 

 

これは結構ありがちな話なのですが、

例えば

「大前研一(早稲田を出ている、日立で働いていた、博士号を持っている科学者、黎明期のマッキンゼートップ)」

「堀紘一(東大を出ている、三菱商事・読売新聞という当時の王道で働いていた、ハーバードベーカースカラー、黎明期BCGのトップ)」

みたいな人の本を読んで、

なんか同じような真似事をしようとする

・地方

・非大卒、Fラン卒、大学中退

・大した職歴がない

みたいな人とかいます。

 

ただでさえ、

「東大」

というタイトルをつけたら

視聴率を稼げるようなこの世界で、ですよ、

経歴・タイトル・ブランド的な後光も無いまま、

そういう「キーワードが強い人たち」の言説に触れたところでどうしようもないのです。

 

 

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倒れそうなビジネスを復活させた!!
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みたいな人の本もそうですが、

著者経歴をよく見てください。

 

旧帝大を出て、

就職偏差値の高い企業に就職しているとか、

グローバル企業で働いていたとか

そういう経歴があるのです。

 

こういう後光が指すから、新しい職場でも「すごい人来た」となって、言説に説得力があるから会社を動かせるのです。

 

 

もし、あなたが、大企業で成果を出したいと思ったら、

それなりのマネジメント職につかないと無理ですが、

その際にはそのポジションにつく条件があって、

 

(1)MBAを持っている、マッキンゼー出身である、などの経歴シグナリング

(2)誰もが知ってるニュース性のあるヒット事業を主導した

(3)データドリブンで事業を改善させた実績と、それに基づく打ち手の定量的把握

 

のどれかを満たしていないといけません。

 

 

そして、書店のビジネス書は、

(1)(2)の人間が、自分を世間にPRして仕事を取るために書いてあるものなので、

馬鹿な一般大衆は彼らを持ち上げるための「話題性づくりのカモ」として使われていることを知らず、

なんとなく本を買って、わかった気になって、

「あの人すごいよね!!!」

的な空気作りに参加させられているだけで、

読んでる本人の人生は上向きません。

 

 

だって、ハーバードMBAも持ってないし、就職偏差値の高い企業も出てないでしょ。

 

 

いくらビジネス書読んでたって、

そんな奴らが転職したところで、

学歴も経歴もしょぼいし、

おまけになんかその辺のビジネス書で仕入れたふんわりとした空気的な内容しか頭にないから、

誰もそんな人について行かない。

 

 

ビジネス書を買うとき、

人はなぜか、

・華々しい経歴

・華々しい実績

・華々しいキーワード

に釣られてしまいます。

 

「東大」「マッキンゼー」「ハーバード」

「V字回復」「売上●%アップ」

みたいな。

 

 

でも、どうせ、そんなのに釣られても意味ないですから、

早い段階で「内容」を精査できるようになって、

内容で選ぶようになった方が良いですよ。

 

コンテンツで選べるようになった方が良い。

 

 

あとは、

・有名大学に入る方法

・有名企業に入る方法

・時代性を読み解く方法

を学ぶようにした方が良いんじゃないですかね。

 

 

写真集まがいのビジネス書を出している人、

イケメン・美女の本は、

大抵、ルックスパワーで成功している人ですので気をつけてください。

 

みんなもうわかってるでしょう。

世の中、「顔」だということに。

 

変なナンパセミナーとか参加してる人も同じ。

教えてる人と教えられてる人の顔のギャップがひどすぎ。根本的に。

 

対面人間社会の成功は、ノンバ・学歴・会社名でほぼ決まってる。写真集なのかなんなのかよくわからないビジネス書って・・・。

 

 

余談ですが、

会社に人を採用するとき、

新しくやってきた人の職務経歴に、

「●●社で◯◯事業に参画」

みたいなことが書かれていた場合、

この人はその企業や事業のブランドイメージを利用したくてそういう書き方をしていますが、

その事業で中核的な存在・主導的存在だったならまだしも、

ただの参画メンバーだったとしたら

採用したとてパフォーマンスを発揮しない、なんてことはよくあります。

 

 

現実はこんなもんですよ。

 

 

読書王 〜一生かけても追いつけない西園寺貴文の読書術叡智〜


より引用しています

 

 

 


===

西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

「人生を変える」にフォーカスしたブランド
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。