そもそも、根本的に、なぜ金持ちと貧乏人に分かれるのか?なぜ貧乏人を救わないのか?

そもそも、なぜお金持ちと貧乏人がいるか、考えたことはありますか?

以下、私が思う社会構造の真理です。

最初に、結論を言っておきますが、

====
貧乏な人
====

というのは救われないようになっています。

むしろ、社会にとって害悪ぐらいの勢いです。

自分貧乏だと思う人は心して聞いてください。

そして、貧乏人がなぜ見下されるのか、なぜお金を稼がねばならないのかについてお話をします。

世の中の仕組み的に、
お金というのは

「社会に必要な役割を果たした人」

に一番回るようになっています。

お金というのは元来、社会の共同幻想です。

みんなでその共同幻想を信じて何をやっているのかというと、社会にとって必要な活動をしています。

必要な分業をしています。

その中で、「一番誰かがやってほしいこと」をする人にお金が回ります。

もっというと、

・みんながやりたがらないことをやった人

・難しいことをやる人

・リスクがあることをやる人

ですね。

お金を出さないと、本来、誰もやらないようなこと、という感じでしょうか。

しんどさ、面倒臭さ、困難さ、難しさ、大変さがあるようなことです。

そして、社会に影響が大きいことです。

社会全体にインパクトを与え、多くの人を動かしたり、社会構造を最適なものに作り変えるものです。

そこにお金を回すことによって、
社会にとって好ましい運動が進む。

そういう仕組みになっているはずです。

つまり、社会的に何らかの意図があるはずです。

お金が回る領域というのは、「そういう役割をしてほしい」と期待されているはずです。

社会的に意味があるのです。

ただ、何事においても、短期的にはエラーが起こるので、長期的な視点で見なければなりません。

短期的には間違った人が金持ちになったりしますから。

そして、社会というのは
当然大勢の人が生活することを前提にしていますから、

「人々を広く食わせること」

が大事になります。

人々を養うわけです。

人々を食わせるためにはどうしたら良いでしょうか?

まず、その社会の外から何かを買ってくるような購買力が必要です。

その場合、対外的なマネーが必要ですから、
これは要するに、過去の生産の結果得た対価です。

その社会で自己発電的に、自己完結的にする生産も大事です。

要するに生産的である必要があります。

こうやって考えると、内部で、そして対外的に生産的でないといけない。

そして、多くの人に何らかの生産活動に従事させる仕組みが要ります。

社会全体を回すために、
世の中の人に必要な役割を担わせ、
必要な行動をさせる仕組みが要ります。

この仕組みは、

・教育
・金

が活躍していることは言うまでもありません。

基本的に、極論ですが、

ーーーーー
「社会の過半数が賛成しない制度」
ーーーーー

は回りません。

また、過半数が賛成すれば、世の中は一気にその方向に流れます。

過半数を取った瞬間に、人々が一気に流れ込んできます。

マジョリティが力を持つのは当然です。

どうやったら、

・最も「誰か」がやって欲しいが「最も避けられる仕事」に一部の人々を配置させ

・多くの人を食べさせ

・過半数の賛成を得て

・内外で生産的な社会

を構成することができるでしょうか。

すでに述べたように、一番大変なところに、重点的に金を回します。

ここに報います。

この瞬間に、社会には格差ができることが決定します。

このアンバランスを作ることで、
人々はそこを目指そうとします。

お金が欲しいからです。

ここが、その社会全体の強い牽引力になります。

社会全体を牽引することで、
社会全体の生産性を上げたり、
対外的に強くなることができます。

みんながハッピーになる。

そして、当然ですが、好ましく無い人間にはペナルティがいるわけです。

少なくとも、人より劣る生活をさせる必要がある。

貧しくする必要がある。

そう考えると、やはり、
ある程度競争のメカニズムを組み込んだり、
勝ち負けや倒産、貧乏の仕組みが要ります。

なぜなら、人間は現状維持型であり、本来怠惰であるからです。

飴と鞭があることが、人間を動かすことには欠かせません。

ダメな人間は、落とさせる、負けさせる必要があります。

大前提として、その社会内部では「相対評価」を採用します。

評価には絶対評価と相対評価がありますが、
相対評価を採用することで終わりなき競争と成長があります。

つまり、進化し続けるわけですね。

こういう仕組みじゃ無いと、人間は落ちるようにできています。

ここでまず、基本的な骨格として、

・勝ち組
・負け組

の構造ができます。

勝ちと負けのハイライトができました。

そして、競争と進化のメカニズムを組み込むことによって、

「終わりなき進化」

の設計が整いました。

たまに、

「社会には勝ち組はいない!負け組もいない!」

と言う人がいますが、基本的にはそれは間違っています。

明確に勝ち負けがあります。

そのように設計されています。

なぜなら、そうしないと人間は努力しない、向上しない、進化しないからです。

この世界から勝ち負け、優劣が消えることは絶対にありません。

スポーツには勝ち負けがあり、

明らかに企業間競争があり、

実力主義の外資系ではUP or OUTがあります。

そして、問題は中間のボリュームゾーンです。

結局のところ、この中間の人たちを納得させられるかどうかが鍵です。

いつの時代のどんなときも、

「多数派が強い」

「多数派が力を持つ」

というのは不変の原理です。

最初に述べたように、トップ層にはたんまりと報酬を用意しています。

つまり、

・ハードなこと

・難しいことをやる人

・大変なことをやる人

・社会的にそうやって欲しいことをやる人

・社会全体を前に進める人

・社会全体を食わせる人

にはたんまりと報酬があります。

その逆である底辺層はペナルティで貧乏です。

では、残りの中間ゾーンはどうするか。

コツは、「中間〜ちょっと上」あたりに、待遇を厚くするような偏りを作ることです。

平均より下は、普通に生活に困るようにします。
少なくとも、窮屈さを感じるようにする。

これによって、人々は
競争原理に駆り立てられながらも、

「普通〜普通よりちょっと上」

を目指します。

また、普通のゾーンもそれなりに豊かです。

「普通〜ちょっと上」のゾーンが、

「普通の人たちにとって魅力的」であり、

多くの人たちがそこに属することがポイントです。

こうすることで、好ましい動きをする人で、社会の過半数を取ることができます。

これで社会はグッと安定します。

おまけに、多くの人がそのピラミッドにおいて、「上を目指す動き」をするし、ピラミッドを構成する価値観自体にも賛同するわけです。

それは、現在のマネーのシステムと、教育制度への賛同です。

この瞬間に、

・お金持ち
・政治家
・エリート
・教育関係者
・教育制度
・一般的な雇用システム、採用システム

などに対して、社会的な承認が生まれます。

普通より下の人たちは、
ただでさえ窮屈ですが、

「貧乏」

に落ちた時の悲惨さが見えるので、
なんとか頑張ろう・踏ん張ろうとします。

自分たちは、底辺とは違う、と歯を食いしばって頑張ります。

貧乏に落ちると、

・女

・自尊心

・プライド

・衣食住

・安全

・人間的尊厳

・基本的人権

などのあらゆるものが毀損されるように設計されています。

そもそも、生活ができません。

ですから、人はそこに落ちないようになんとか耐えます。

平均より下の人たちも、

「底辺」

がひどいことをわかっているので、頑張ります。

そして、底辺をひどい状態のままにしておくと大変なので、

「底辺からの逆転コース」

「底辺なのにリッチになれるコース」

「リッチからのある程度の再分配」

も用意しておきます。

底辺なのにリッチになれるコースとは、
単純に言えば、

「誰もやりたくないこと」

です。

社会には、誰もやりたく無い仕事があります。

その仕事は、「底辺の逆転希望の人」にあてがいます。

ただし、トップ層の「誰もやりたくないこと」とは違って、
この場合は難しさやスキルの問題がなく、

「覚悟さえあればできるようなこと」です。

「底辺からの逆転コース」というのは、
何かと言うと、トップの仕事にコネクトするものです。

つまり、底辺もトップ層のゲームにチャレンジできるのです。

というのは、トップというのは、
やる仕事の意義が大きく、大きな稼ぎが得られる分、
失敗すると社会的損失が大きいので、
その場合には底辺に落ちるように設計します。

トップにも、危機感を持たせるわけです。

もし、トップが失敗しても、
そんなに痛手を負わない設計であれば、
そこに真剣さがありません。

ですから、
底辺とトップをつなげて、
入れ替え制にするわけです。

底辺はトップに移行できる。逆転のチャンスがある。

トップは危機感を覚える。

これで完璧な設計ですね。

しかし、実際は、トップはトップにいるときにたんまりと稼いでいるので、

落ちたときにもその資金を使って何かができます。

あるいは、ノウハウや経験があるので再起できます。

そして、底辺には
中流〜上流から吸い取った富が
一部還元されていきます。

そして、トップでは無いが、
トップより少し下であり、
ピラミッドの上流・上位を占めるゾーンは、
ある程度、エスタブリッシュメントのゾーンにします。

つまり、固定化するのです。

そんなに大きな危険は無いまま、
上流としての立ち位置を固定化できる。

高い報酬と名誉がある。

安定している。

この人たちは、文句を言わなくなります。

固定化します。

これで20%ぐらいを抑えます。

既得権益化させるわけですが、
これによってこの人たちは満足を得ます。

そこに安住します。

そして、そのエリアは排他的にします。

独占・専権的にするのです。

上流の住処にするのです。

中流より少し上の人たちは、
それなりにまた満足します。または可もなく不可もなく。

割合で、30%ぐらいでしょうか。
底辺が悲惨なので、下と自分を比較して満足する人が多いでしょう。

トップはリスクがありますが、
報酬がでかいので満足します。10%ぐらいでしょうか。

この時点で60%ぐらい取れます。

====

トップ → 10%
上流 → 20%
中流〜少し上 → 30%

====

下流に関しても、
悲惨ではありますが、
一発逆転があるのである程度ガス抜きになります。

最下層のガス抜きは重要です。

平均より下の人たちは、
どん底と比べて「マシ」と思えるし、
少し頑張れば普通のゾーンに乗れるので、満足します。

最下層〜下層ぐらいで20%でしょうか。

このうち、10%ぐらいは、可もなく不可もなくという感じでしょう。

この時点で、「反対しない勢力」は70%です。

・・・・・このようにして、

ーーーーー

・大方の人を納得させながら

・望ましい人に報い

・望ましくない人にペナルティを与える

ーーーーー

という仕組みが完成します。

ですから、現在、自分のことを貧乏だと思う人は、

「社会の構造に合っていない」

と社会が判断していることになります。

その際、

〜〜〜〜〜〜〜

俺は貧乏だ!!

なぜだ!!!

おかしいぞ!!!!

この社会はおかしいぞ!!!!!!!

〜〜〜〜〜〜〜

と喚いてもどうにもなりません。

なぜなら、社会構造がすでに、うまくいく形でバランスしているからです。

バランスを崩せば、別の誰かが困ります。

ですから、みんなが白い目を向けてきます。

実際、現実の世界でも、
貧乏な人たちが一生懸命に喚いたら、中流〜上流の人たちが

「お前が悪い」

「自分のせい」

と責めるはずです。

貧乏な人は、社会の構造にフィットできていません。

社会にとって、好ましく無い動きをしているのです。

それは人間的にどうとか、
人としてどうとかではなくて、
あくまで社会の生産性に照らした時の問題です。

現在の社会構造に照らした時、うまく合致していないのです。

社会の構造が読めていない。

「お金持ち」「貧乏」というのは、そのまま受け取ってはなりません。

生産的な社会において、

・好ましい動きをしているか

・好ましくない動きをしているか

という通知表のようなものです。

じゃあ、それらが具体的に何なのかを明かしましょう。

トップ層とは、具体的には、

「政治力」

「事業力」

です。

つまり、

・社会全体のリーダーシップ、構想力

・人々を養う力、働く場所を作る力、仕事を割り振りする力

・新しいものを生み出す力

・世の中を革新したり、牽引したりする力

です。

基本的に、社会に求められているのはこれであり、一番しんどいです。

そして、これに成功した場合、
その利益を上位層が吸いにきます。

残りのおこぼれが中間層に降ってきます。

トップ層は、いつでも底辺と入れ替え戦です。

現に、政治家は落選したら無職です。

事業家も、失敗したら借金を背負ったり、無職になったりします。

次は、上位層ですが、これは早い話が、エリート層です。

親がエリートなら子供も自動的にエリートになれる。

教育費をかければ子供が自動的にエリートコースに進める。

ある程度、既得権益化したゾーンです。

固まっている世界。

階級の再生産ができる世界です。

実際、北朝鮮のような社会を見ていてもわかりますが、

高級市民の子供は高度な教育を受けて、

将来のエリートとして大事に育てられます。

もちろん、このエリート層にもある程度、序列があります。

それなりにストレスがあったり、
ハードワークがあったりして大変ですが、

「人より上」

というの確固たる地位がありますし、
一度安住してしまえば、それなりに美味しいので、人々はこのエリアを好みます。

ちなみにですが、
北朝鮮のような独裁国家においても、
軍の高官であったり、平壌市民などがこのゾーンに当たりますが、
ここをしっかり治めることは大事です。

めちゃめちゃ重要です。

このエリート層の形成こそが、社会統治の基本です。

冷静に考えて、
金正恩一人の独裁な訳がないのです。

完全なる独裁は成立しません。ありえません。

どんなワンマン社長がいる会社でも、
側近で潤っている人たちがいるはずです。

ずば抜けたトップがいるところは、
そのトップがいる=側近がうまく収まっているということです。

何か、一部だけキラリンと光るものがあったら、その周辺が潤っていると考えるべきです。

成功している統治は、独裁ではありません。

実際のところ、一番美味しい思いをしているのは、その周辺だったりするのです。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「この人独裁だなー」

と思ったら、その人の周りの

上位周辺が一番潤っていると見るべきです。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

むしろ、賢い人間ほどナンバー2、ナンバー3になりたがります。

そこが一番美味しい場所だと、知っているのです。

私の知り合いのベンチャー社長は、
結婚していません。子供がいません。

理由は、

「いつでも大きなリスクを取れる体制が重要」

だからだそうです。

つまり、大変なわけです。

しかし、彼らを取り巻いている
No.2やNo.3、No.4はみ〜んな子供がいます。家族があります。

彼らこそ、一番、「費用対効果」という意味では美味しい思いをしているわけです。

その会社に何かがあったら、
すぐヒュンと別に移れる人たちであり、
かつ高給を得ている人たちです。

人間は嫉妬深い生き物ですから、
誰かの一人勝ちを許しません。

会社の中でもそうですし、

芸能の世界でもそうですし、

スポーツの世界でもそうですが、

「一人の人間」

にスポットライトが当たっているのなら、その周辺で潤っている人間が必ずいます。

じゃないと、統治は絶対にうまくいきません。

続きません。

社会を統治するにあたって、

ーーーーー

エリート層の確立と確保

ーーーーー

は絶対条件です。

そのために、

・エリート層には上位層であるという確かな実感と実際の待遇を与える

・エリート層の身分や待遇だけは固定的に保障する

・彼らの子供達も保障する

というのが必要になります。

ーーーーーー

組織や集団をまとめるためには、絶対に上位層を固く守ることです。

ーーーーーー

完全なる一人の独裁、カリスマは通用しません。

必ず、上位層を守ること。

むしろ、トップの自己保全よりも、エリート層の保全の方が重要だったりします。

トップがトップたる所以は、側近のメリット上、都合が良いからです。

リーダーがリーダーなのは、誰かにお膳立てされて、立たされているからです。

トップがトップたる所以は、誰か、そのトップがいることで潤っている人たちがいるのです。

これは基本原理です。

リーダー、トップはその側近や上位層を固めて手厚く保障しないといけません。

〜〜〜〜〜〜〜

ピラミッド、お山を作るときは、上位層をしっかりと固めるのです。

〜〜〜〜〜〜〜

ですから、エリート層というのは固定化されます。

特権的になります。排他的になります。

選ばれた人間しか入れない感じになるのです。

ここだけは固く守らないといけないのです。

じゃないと、総崩れになるのです。

最も階級の再生産が起こりやすいのです。

少なくとも、私がどっかの国家で支配者をやるのなら、間違いなく、側近固めからします。

自分の周りを豊かにしないと、絶対に無理です、やっていけません。

自分よりも、

・リスク
・メリット

の面で、固い立場になってもらう。

〜〜〜〜〜〜〜

自分より頭が良くて、

自分より各方面に力がある人間たちを集めて、

彼らの利益を手厚く保障し、

リスクを取り除く

少なくとも自分よりは安泰である地位に持っていく

〜〜〜〜〜〜〜

ということですね。

保身という意味では、エリート層の方が優先されるべきで、

トップは保身を考えると厳しいと思います。

最も保身を考えてはいけないのは、トップです。

とはいえ、

エリート層の固定化や
既得権益化があからさまだと、
大衆から不満が集まります。

そこで、ある程度は、一般に対しても門を開くのです。

日本の学校教育などはまさにこのような仕組みになっています。

実際、底辺から、ちゃんとレールに乗って
上に上がってくる高成績者は地頭が良いので、
エリート層に迎えても悪いことはありません。

何より、そういうモデルケースがあることで、
大衆はそれで「俺たちも!!」と納得します。

「学校のお勉強をすれば、良い人生が待っている!」

と思う訳です。

とはいえ、基本的にはエリート層というのはエリート層のための地盤です。

そして、社会全体を統治するための大事な設計です。

ここの固さこそ、一番大事なポイントなので、基本的には排他的・独占的・専権的なのです。

そして、親から子へと
立場の移譲が移りやすいゾーンです。

ーーーーーーーー

最も無難に、成功確率の高い形で、それなりの利益が与れる、

いろんな意味でハイバランスなゾーンです。

ーーーーーーーー

そして、このエリート層が、下位から支持されるためには、条件があります。

エリートの実力が下に理解されていることです。

大事なのは、

「一見フェアに開かれている学校教育」

において、既存のエリート層が有利であるということです。

子供をそのコースに乗せて上位に持っていくために
エリート層が有利なゲームルールにしておくことです。

さぁ、次は中間〜ちょい上の層です。

いわゆる、「普通の人たち」です。

この層に対しては、

「そこそこの満足」

というのが重要になります。

よく、

「お金持ちになんてなれなくても良いから、今の生活が穏やかで幸せ」

とか、

「普通の暮らしができればそれで良い」

と言っている人を見かけると思いますが、
これは見事に設計通りな訳です。

このゾーンに、相当数の人が収まっていると、うまいこと回ります。

こういう層が大半であり、こういう人たちを真ん中〜ちょい上のあたりに納めて、いかに満足させるのか。

そのためのコツは、

「彼らも本当はエリート層に行けたはず」

という思いを持たせることと、

「エリートはすごい」

という意識を刷り込むことです。

そして、その道に行けなかった彼らが、

ある程度、右往左往して、

大人になって、最終的に、

「中間の生活」

を獲得し、

「まぁ、これでいいや」

と思わせる。これが非常に大事です。

右往左往して、挫折し、そしてそこそこの位置に収まる。

下は下でもっと悲惨なわけです。

すると、人は「まぁ、これでいいや」と思います。

そのために、
テレビでは頻繁に高学歴のクイズ番組を放映し、

小さい頃から強制的に義務教育のレールに乗せて
アカデミックヒエラルキーを学習させ序列意識を芽生えさせます。

また、

「専門職資格」

「芸能界」

「スポーツ選手」

など、別の特殊なレールを用意しておくことで、

普通の人でも
努力と才能があれば
上に上がれるパターンを何個か用意します。

ただし、芸能や資格というのも、残念なことにコネクションや、天下りなどいろいろあります。

本当に意味で、普通の人がゼロから這い上がれるのは、

「フィジカル」

なのかもしれません。

男なら、スポーツ。

女なら、ルックスとセックス。

ただ、もちろん、どんな世界の人間にも門が開かれているところがあります。

それは、広義のアートです。

つまり、

・(狭義の)アート

・政治

・指導者

・事業(youtuber、ブロガー、飲食店なども含む)

・何らかのリーダーシップ、イノベーション

すでに述べたように、トップ層は、やろうと思えば誰でもチャレンジできます。

リーダーシップ、

事業力など、リスキーな世界なので。

そして、何より中間の人たちは、底辺を見て怯えている訳です。

政治家というのは、エリート層からの支持もそうですが、この中間層からの支持が大事です。

与党というのは、そういうものです。

逆に野党は、そこは崩せないので、
底辺から支持を集めていこうとします。

野党は、

「生活が第一!」

「ばらまきます!!」

「格差社会が!!」

という訴求の仕方が基本的なスタイルです。

中間層の生活において、

重要なのは、「結婚」です。

または、結婚生活の維持です。

(つまり、中間層の雇用です。)

人々は、中間を維持しないと、結婚が難しい。

女性にモテない。

女性が見向きしない。

そういう仕組みにします。

すると、人々は中間から落ちるのが怖くなります。

女性は基本的に、
どの階層も求めているものです。

ですから、中間からトップに至るまで、あてがうように設計します。

特に、突出したルックスを持つ女性は、
上流やトップ層にあてがわれたり、
経済的に困らない・稼げる道を確保するのは、社会の構成のために非常に重要です。

うまくいっている社会は、突出した美女が、

・金持ちにあてがわれる

・何らかのスターになれる、稼げるポジションに行ける

・男たちからチヤホヤされる

ような仕組みになっています。

突出していない、普通の美女も、中間〜上流にあてがわれます。

現に、アメリカも日本も、
美女が貧乏なままでいるとか、
貧乏な男性に尽くし続けるとか、
そういうことはほとんどないでしょう。

そして、社会全体で、

「結婚するのが一人前」

「一夫一妻制」

を促進します。

一人の男性に女性が集中すると、多くの男性はやる気を削いでしまいます。

特に、中間層に

・雇用

・嫁

をあてがうことは、社会の統治のために大切です。

実際、歴史的に見ても、

・金

・権力

・女

の全てを集中的に集めた独裁政権はなかなか、民衆の支持を集めきれません。

そこで、多くの男性に女性をあてがう。

一夫一妻にして、
一人の男が独占するのはいけない状態にする。

すると、中間層のほとんどには、女性があてがわれることになります。

「可もなく不可もなくだけれど、結婚して、まぁまぁ幸せ」

という大幅な中間層が形成されます。

これによって、社会は確実に安定します。

・・・・・・いかがでしょうか。

こうやって読み解くと、

・なぜ、貧乏は悪とされがちなのか?

・なぜ、貧乏は救済されないのか?

・なぜ、社会は結婚を煽るのか?

・なぜ、中間より下の人たちはシカトされがちなのか?

・なぜ、貧乏人には冷たいのか?

・なぜ、与党は中間より上に支持されるのか?

・なぜ、野党の街頭演説には底辺層が集うのか?

・・・・というのが見えてきます。

さて、もう一度、階層別に役割を列挙します

・トップ → 政治的存在、指導者、リーダー、事業家

・エリート → 既得権益層、エスタブリッシュメント、固定化された上流階級

・番外編 → アスリート、アーティスト、芸能人など、普通のゾーンから出てくる特殊階級

・普通〜ちょい上 → サラリーマン

・下層 → ワープア、薄給

・底辺 → ???

社会の仕組みは、面白いです。

「芸能人」

「スポーツ選手」

「アスリート」

などの仕事は、たった1つです。

・・・・・・それは、「普通の人々の注意を逸らすこと」です。

ガス抜きです。

大衆は、嫁にフェラチオされて、

「行ってらっしゃい♡」

と見送られて、

帰ってきたらビールを飲みながら野球かサッカーを見て、
芸能人の活躍を観て、音楽家の音楽を聴いて、
たまにパチンコやって、

嫁をベッドで
パコパコ言わせていれば、それで満足なのです。

なぜなら、普通の人たちを大人しくさせるためには、

・エリートは偉い、すごい、優れている

・エリートコースへの道は平等に開かれている

・普通の人たちの中から出世する人も出てくる

ということを強く信じ込ませる必要があります。

そして、スポーツや芸能に夢中にさせる必要があります。

本当は必要もないのに、週5日、毎日8時間以上働かせます。

時間と気力と体力を削いで、

注意を逸らして、

嫁で性欲を発散させて、

家庭を持たせて責任を持たせ、

逃げられなくする。

ーーーーーー

要するに、現体制に対する不満を排除する必要があるわけです。

ーーーーーー

そのために、大切なのは、

「注意を逸らすこと」

です。

スポーツ選手、アーティスト、芸能人の仕事は、端的にいえば、

「大衆に夢を見せること」

です。

あるいは、

「ゴシップニュースで騒がせて、政治やエリートの動きへの視線を逸らすこと」

です。

このような職業に過剰に給料が払われるのは、
人々の注意をそこに向けるためでもありますし、

「普通の階層出身でも、才能があれば出世できるんだ」

というイメージをばら撒くことです。

実際、例えばサッカー日本代表選手などは、

「努力の大切さ」

「夢を持つことの大切さ」

「諦めないことの大切さ」

などを子供達に説いて回るわけです。

そして、学校教育の中では、

「一生懸命勉強して、エリートコースに乗れば、いい未来が待っている」

と教え込まれます。

すると、多くの学生にとっては、

・学校の勉強を頑張る

・スポーツで突出した成績を出す

のどちらかを頑張れば、
なんとなく明るい将来が待っているような気がしてきます。

実際のところ、
この2つのゲームは、

・生まれた家柄や環境

・生まれ持った才能

で決まってしまいます。

ある程度の年齢になってくると、

〜〜〜〜〜〜

自分もサラリーマンになるかぁ・・・・・

〜〜〜〜〜〜

と思い始めます。

その際、すでにサラリーマンをやっている先輩たちから、色々アドバイスをもらうわけです。

そして、同年代の女性たちが、
付き合う男の学歴や将来性、
収入などを気にし始めて、出産のタイムリミットを感じ、
結婚を意識しながら男たちを新たな評価軸で選別し始めます。

男も男で、

「結婚したら幸せか〜〜〜」

と思っているので、軽い考えで結婚します。

だいたい、15年後では、

会社で窓際に追いやられて、

お家に帰っても端っこに追いやられて、

「パパくさい!!!一緒に洗濯しないで!!!」

と娘に言われて、

「あなたが安月給だから悪いんだからね!!」

「今月からゆみこの習い事と塾で出費減らすから、あなたのご飯もカットよ!お小遣いも!!」

と言われ、小さくて硬いハンバーグと貧相な野菜炒めがラップされた皿に、

暗いキッチンでご飯を盛って、夜中からムシャムシャとする生活を送ることになります。

「あー、最近、射精してねぇなぁーー」

と思い、一人で暗いリビングで、

明日花キララでシコシコオナニーをしていると、

眠たそうな顔した嫁がやってきて、うっかり行為を見られて、

「汚い!!!子供の前でやったらぶっ殺すからね!!!」

と雑誌を投げつけられて、

ペニスも頭もうなだれるわけです。 _| ̄|○

そして、そんな感じの生活なのに、会社に行ったらフレッシュな新卒社会人に向けて説教をします。

まぁ、40歳になって偉そーに社会人として

「かくあるべきか」

みたいなことを語っている人も大抵は、
ハタチソコソコの時に

「就職したくねー」

と同級生の間で会話を交わしていたりするのですが、
洗脳されたというか、まぁ、
生活のために仕方なく社会人をやっているわけであって、
後輩たちの前で何かを語るわけです。

「お前たち!!!仕事をなめるな!!!!」

「最近の若者は!!!!」

と会社で叱責しながら、

帰りのコンビニで

「FXで主婦が一攫千金」

「今年爆上げする株はコレだ!!」

みたいな、金融業界の広告料で成り立ってる
ステマ記事を見て、ヨダレを垂らすわけです。

・・・・とはいえ、

「後輩」

「部下」

なんかをあてがわれると、頑張るのが人間です。

「嫁」があてがわれて、「家庭」があると、もはや頑張る以外にありません。

こうやって、先輩サラリーマンたちは、
未来の社畜たちに向かって、教育を伝えていきます。

このようにして、
多くの人は、

〜〜〜〜〜〜〜

スポーツで挫折し、

アーティスティックな活動で挫折し、

勉強でそこまで上に上がれず、

色々揉まれながらサラリーマンコースに向けて準備をし、

先輩たちの背中を追いながら社会にエントリーして、

そのまま中間層としての人生を続ける

そして、結婚して完璧に逃げられなくなる

〜〜〜〜〜〜〜

というパターンを歩みます。

そして、週末に家族でクレヨンしんちゃんを見に行って、野原ひろしに共感して泣くわけです。

「子供の頃はマジでカッコ悪いと思ってたのに〜〜〜ひろしぃ〜〜〜お前男だよぉ〜〜〜〜〜」

とか言って。

ただ、ここまで述べてきた、

「階層」

の話はあくまで社会の統治の話であって、

その階層システムと
社会全体が生み出す生産というのが、

対外的にも、
内的にも、

「生産的」

である必要があります。

では、実際どうなんでしょうか?

昔の日本を振り返ってみると、
官主導で育てた産業であったり、
権力と絡んだ産業がグワーッと伸びていました。

例えば、隣国の戦争に乗じて儲けるなど
政治がらみでの
経済効果、

官公庁がある周辺で
栄えるビジネス、

官公庁が主導・規制するビジネス・・・。

もちろん、
イノベーターが立ち上げたビジネスもありますが、
時間が経つにつれて、だんだん、
そのビジネスにはエリートが入っていきます。

そして、
大多数の中間層がグワーッと
頑張ることによって、実際、世の中が右肩上がりになっていました。

今はどうでしょう?

ピラミッド全体が小さくなりつつあります。

そして、中間層が、徐々に解体されているのです。

中間の人たちの仕事が、
海外やロボット、ITに奪われてきた。

そして、どんどん、求められるハードルが上がってきています。

ちょっと上の人たちは頑張るでしょう。

しかし、中間ゾーンの人たちは、文句タラタラです。

今、ちょっとおかしくなってきました。

世の中が何でもかんでも炎上しますが、
何でかというと、昔と比べて、普通の人たちのストレスが溜まっている。

不安が募っている。

未来に希望が持てない。

そんな感じなのでは無いでしょうか。

・・・・・・・・さて、今述べたようなことが100%合っているとはいいません。

ですが、

「そういう構想の元に設計されているのでは?」

と思いたくなるような場面も、ちらほらあるのです。

 

 

PS

私は仕方なく、事業をやりました。


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西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

「人生を変える」にフォーカスしたブランド
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。