ローテクとアングラでマーケティング技術は育つ

古くは、士業と呼ばれる職業群が営業をしなくても食べていける世界でした。なぜなら、分厚い参入障壁があるから。その参入障壁はお国がコントロールしていて、いわば蛇口の開け閉めが国に管理されていたんですね。需要に対して供給が少ない場合、値段が上がりお客がワッと押し寄せるのが常ですから、そういう業界ではマーケティングとか意識する必要もなかったわけです。

また、戦後の日本では自由主義経済の建前を被りつつも、政府・当局による産業主導が多かった。規制と関与が大きかったんですね。テレビ業界とかを見てもらえればわかる通り、許認可事業・既得権益事業というのは独占・寡占が進みますから、当然儲かる。社員の年収も高くなる。競争が阻害されるので、必死こいてマーケティングの技法を磨いていく必要性なんかは生まれないわけです。

結局、マーケティングは海外で磨かれていくことになります。コカコーラやP&G、apple、SAMSUNG、・・・・など、その鋭いマーケティング技法が賞賛されているのは全部海外ブランド。日本企業は「技術で勝ってブランドで負けた」って言われたりするのは、「技術で勝ってマーケティングで負けた」ってのと同義ですね。ビジネスを見るときには「技術」という点と、「マーケティング」という点の2つから見ていくことができますが、どうも日本では技術偏重なフシがある。

そんな日本でも、マーケティング力を活かして陰日向で技法を進化させ、成功させているビジネスなどは存在しています。そういうビジネスを見ていくと、だいたいローテク業界とかアングラ業界何ですね。こういうビジネスは、マーケティングへの逼迫した需要があり続けて、生き残りのために自然とそういうワザが磨かれていった。例えば、ローテク業界だと健康食品とかですね。やずやさんとかは、DRMを駆使して社員一人当たり売上5億円ですからね。トヨタの6倍〜7倍、NTTの8倍とか言われてますから。エグいでしょ。ドモホルンリンクルの再春館製薬所もすごいですね。素晴らしいDRMカンパニーです。アングラ業界だと、例えば雑誌の後ろにある「金運が上がる財布!」みたいな広告ありますよね、ああいうのも採算が合っているから広告が出てるんであって、マーケティングだけ見ればすごいレベルは高いです。神田さんも同じようなこと言っていましたね。

また、最近だと、アメリカにしろ日本にしろ言えることですが、ネット業界はやり方が汚いように見えるけれども、マーケティングだけを見れば最先端だと認める人は多いです。「アフィリエイター」とかも怪訝な目で見られることが多い職業ですが、本当に能力あって成果出せている人はマーケティング後進業界に乗り込んで行けば平気で成果出していけますね。それだけ、マーケティングが進んでいる業界とそうじゃない業界では差があるってことです。

ビートたけしの著書を読んでいると、芸人という職業は昔、蔑まれる職業だったことがわかります。しかし、今はどうでしょうか。かなり見上げられているというか、すげーって感じになっていますよね。少なくとも、偏見は無くなっているはずです。それはやっぱり、彼らの持つ集客力に対する見方が変わってきているのもあるだろうし、世の中が変化していって旧来の産業モデルが通用していなくなっていく中で、ああいうクリエイティブな、アーティスティックな職業が尊敬を受けるようになっていったのだと思われます。蔑まれている職業、というのは、時代が変化していくとどうなるかわかりません。案外、高評価に転じていったりするものです。スターは次代の悪者になり、悪者は次代のスターになるなんてこと、よくありますからね。

西園寺は、花よりも実を取るタイプです。表面的にそれがどう見えようと、そこで得られる技法や経験に価値があるとみなしたら、全然そこに頭を突っ込んでいくタイプです。ネット業界はじゃぶじゃぶで、ある意味下水のような場所でありましたが、そこで泥にまみれながらも自分の技法を磨いてきました。そして、だんだん、その水は濾過され綺麗になってきた感はあります。

あなたの郵便ポストに入ってくるチラシを見てみてください。積極的に広告している事業、積極的にマーケティングしている事業がそれらです。DRM的手法を用いて、あなたの元に営業をかけてきているビジネスは、あなたの郵便ポストとGmailのフォルダの中に大量にあるはずです。テレビを見ても、CTA(=Call to Action)を促している広告を出しているビジネスがあるはずです。雑誌の裏にある、怪しげだけど強烈なコピーを掲げる広告があるはずです。

こういうのに目を向けてみてください。

個人がゼロから成り上がっていこうと思うのなら、そういう広告や営業に心を開いて学んでいくことが大事ですよ。厳しい状況にありながらも、マーケティング技法を磨いて生き残っているビジネスというのが世の中にはたくさんありますから。


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西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

「人生を変える」にフォーカスしたブランド
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。