我々は盲目なのだ。知らないことは、視えない。

認知科学とか、脳科学とか、哲学とか、そして自分の経験とか、それらからある確信を得ている。人間は盲目だってこと。何も視えていないってこと。 情報に触れるたび、いつも思う。『うわぁ、ぜんぜん視えてなかった!!』って。 人間は、知らないことは視えない。知らないことは認知できない。人体の構造から言っても、視神経は脳神経系の中で大きなウェイトを占めている。 私が言う視える視えないってのは、物理的に視えるということ、認識的に視えるってことの両方を言ってる。とにかく、無知は盲目だ。我々の『目』はあたまとしっかり結びついていて、頭が悪けりゃ何もみえんし、頭が悪けりゃ目の前の世界も誤解してみえてしまう。 情報に触れる意義。 それは、目の前の視えてなかったことが可視化されることにある。情報や知識が、目の前を照らすのだ。情報、知識がなければ、目の前の現象を現象としてただただ捉えることしかできない。しかし、情報や

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