石原慎太郎のこと、子供の頃、典型的な老害、態度デカい嫌なおっさんだと思っていた
嫌いだった
嫌だった
でも、子供たち、特にお天気おじさん(良純さん)のバラエティタレントとしてのキャラと、あのおじさんの息子というギャップに惹かれた
大人になって、ビジネス書をたくさん読んでるうちに、同世代の名だたる経営者が、石原慎太郎をリスペクトし、憧れていることを知った
石原慎太郎の同世代の名経営者、起業家には、石原慎太郎みたいになりたくて、憧れて、でもなれなかったみたいな人が割といることを読者を通して知った
時の総理大臣、安倍晋三が
嫉妬した人
として石原慎太郎を挙げたのも気になった
石原慎太郎の経歴調べてみた
そしたら、大学在学中に、
勃起したチンチンで、障子を破るめちゃくちゃな小説
を書いて、文壇を騒がせ、芥川賞の審査員たちに賛否両論されながら受賞した、しかし当時の大人たちに叩かれまくった、という破天荒エピソードに触れた
なんじゃそりゃと思った
マナーとか美徳とか道徳語ってる印象あったのに、めちゃくちゃじゃねぇかと
しかも人生に迷った大学中に、小説書いて芥川賞に応募という行動の尖り方である
まだ若かった私は、そういう尖ってる部分に惹かれ、何より老害に見えるこのおじさんが若い大学生時代にこれまた老害世代に叩かれながら頭角を現してきたという意外な一面に惹かれた
今で言う、コムドット的な、当時の若者のカリスマだったらしい
何より、彼の自伝的な書物を読んで、びっくりした
本当に、シンプルで、意外にも弱々しく素直なことを書いている
書いた文章は柔らかい
読みやすい
わかりやすい
そして非常に繊細な感性が伝わってくる
大学時代、学歴の中途半端さやコンプレックスがあり、大企業に就職できるか、やっていけるかを悩む中で、
俺は無理かもしれないと考えて、思い立って小説を書いた
というエピソードに胸を打たれた
何より、彼が結婚して、息子たちが生まれた時のエピソードに感動した
子供を抱きしめて、その時何を思ったかが赤裸々に語られていた
いいパパ、おじさんだな、と思った
その時、あの家庭の子息たちがあれだけバラエティ豊かで、まともに育ってる理由がわかった
愛に溢れてるんだな、と
ドナルド・トランプにしてもそうだけど、一見やばいやつに見えるが、息子娘はまともに育っている、というケースにおいては、表面的な印象と違う内面を持ってたりする
ドナルドトランプは日本人には叩かれやすい感じだけど、実際は違う
フレンドリーなおじさんだったでしょ
石原慎太郎も、あまりにも上の世代すぎてよくわからなかったけど、この人が都知事になれた理由がわかった
おじさんおばさん世代から、支持されてるのだと
この人書いた小説やキャラが浸透してるのだと
幻冬社の見城徹氏の本にあった、石原慎太郎との関わりのエピソードもいい話だなと思った
私は思った
その人がどんな人なのかは、その人が書いた直筆の本を読まないと何もわからない、メディアで報じられてることや印象は、うわべでしかない、と
そして、いつかの老害は、いつかの若者なのである、と
そして、強面でうるさい老害に見えたその人が、
若い頃は尖った繊細なカリスマで、
人並みに人並みなことを迷い、悩み、苦しみながら、出世し、家庭を作っていくエピソードに触れた
当時の私は、
仕事や社会って、なんでこんなに難しいのだろう
恋愛や結婚って、なんてそんなに難しいのだろう、
と思っている時期だった
世の中にはいろんなおっさんがいるけど、
嫌なおっさんであるけど、
少なくともカピカピに枯れたおっさんではなく、
成功した部類のおっさんであって。
何より彼は、男としての生き様、ダンディズムについて語った書物を書き残していて。
それが割と胸を打つものがあって。
なんか、
男の人生というものを、
いろいろと考えさせられた、
そんな印象がある人である
政策だったり、政治家としての活動遍歴は良くわかってないけど、
一人の人間、男として、裕福な生まれとはいえ、大往生した部類の人だと思う
歯に衣着せぬというか、
舌鋒鋭く歯切れが良いタイプであるが
この手の言動・行動は
成功のコツなのだろうと思った
決断力、行動力
モテるコツでもあろう、と
若い頃、この手の力がある偉そうなおじさんに対する嫌な感じ、反射的なアレルギーは、ある種の恐怖である場合もある
しかし、生きていくと、ある程度そういうものがなければ下克上で淘汰されたり、女に舐められたり、モテなかったり、家族を守れなかったり、自分の人生を大往生できなかったりすることも感じ取っていく
おじさん、おじいちゃんの若い頃、そして人生のエピソードというのを綺麗に追うことは難しい
その意味でこの人の人生は上場していた
パブリックなものだった
だからこそ、得るもの、学べるものがあった
好きか嫌いかで言われたらよくわからないけど、人生迷っていた頃に、いろいろ感じるものがあった人の一人でもある
なんたって、男なんてのは、老いていけば自動的に嫌われる難しい人生なのだから
常に競争、淘汰があり、望もうとも望まなかろうとも頼られる存在になっていくのだから
若い頃から、おっさんに可愛がられてきた、救われてきた俺としては、こういううるさい怖いおっさんも、一度味方についてくれたり、懐に入ることができたら、本当に救われることを教えてくれたりする
彼の言葉をいくつか。
もし、君が年老いて、過去を振り返るときが来たなら、危機は自分の人生を充実させた最も幸福な瞬間であったことに気づくだろう。
アサヒとは飲むものであって、読むものではない!!
人間は、とくに男は、ある時、自らの弱さをかまえて、死ぬほどつらい、いやむしろ死んだ方がましだと思うほどの辛さを味わうことが必ずある。人は同情をかざしていろいろ言ってくれても、最後は自分ひとりぎりぎりの選択をしなくてはならぬ人生の時があるものだ。それに勝っても負けても、それをくぐらなくては一人前の競争者、一人前の勝負師、一人前の男にはなり得ない。
ご冥福をお祈り申し上げます
石原慎太郎 訃報
石原慎太郎 亡くなった
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"make you feel, make you think."
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(Saionji General Trading & Business Development)
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。