ペイチャンネルが日本で育たなかった

アメリカのエンタテインメント業界はハリウッドが頂点にある。ハリウッドは、ご存知のように映画コンテンツをつくるわけだけど、映画コンテンツというのはダイレクトに課金する世界。

ハリウッド映画を頂点にして、通販番組、宗教番組、企業広報番組などに占拠された地上波の三大ネットワークがある。それがNBC、CBS、ABCだね。ダイレクトマーケターにはおなじみ、インフォマーシャルだけれど、アメリカはこのインフォマーシャルが本当に強くて、普通にテレビとか家とかを通販で売ってる。

三大ネットワークの陰で、アメリカではペイチャンネルが進化した。ちなみにその系譜は、今のネットフリックスやアマゾンの独自コンテンツ、ユーチューブの独自コンテンツにも継承されてる。

対して日本はというと、世界的に稀有な民放テレビが発達した国なんだよね。収入源になるコマーシャル文化を支えたのは電通。ガラパゴス企業のくせに、広告代理店としては群を抜いた規模を誇る。近年は買収で海外に出てるけど、もともとビジネスモデルとして海外に通用するものじゃない。

田中角栄が列島改造論でうたったように、交通インフラと放送メディアの拡大ってのはトップダウンで進んできたこと。CMによる放送運営が当たり前となり、電通のような巨大広告代理店が牛耳るようになり、テレビがお茶の間に浸透した結果、庶民には『情報はタダ』という考え、感覚が定着した。このせいで、日本にはペイチャンネルがなかなか普及しなかった。コンテンツ課金がうまくいかなかった。その傍らで、民放テレビ局や広告代理店がガラパゴス的に力を持った。そこに巣食う芸能人たちも同様。

放送局や広告代理店は巨大な利権を持ち、歌番組は大手芸能事務所で組織される音事協の支配下にある。アイドルはテレビ出演で顔を売り、レコードセールスやライブセールスで収益を売るという構造が当たり前になった。

 

本当は、日本のクリエイターはもっと飛躍できるはず。その点で、ダイレクトチャネル、ダイレクト課金構造を持っている別のフォーマットが運営されてるエリアでは素晴らしいコンテンツが育ってきた。ジブリ映画とか、ゲームとか、漫画とかだね。まあ、これらの領域もネットやスマホに侵食されてきたのだけれど。

こういう歴史、ルーツを持つ世の中で、いかにして新しい産業モデルを確立するのか。西園寺さんの興味のあるテーマはそこだね。


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西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

「人生を変える」にフォーカスしたブランド
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。